学生ハーフ2025結果(創価大学)

昨日学生ハーフが行われ、創価大学からは黒木、織橋、小池、浦川、山口と主力が高速レースに挑みました。レース中継をBSで視聴していたので、ざっくりとしたレース状況、創価大勢の各地点のラップをお伝えしたいと思います。

1 レース状況について

5km付近
先頭集団に立教馬場、駒澤山川、桑田、大東文化棟方など。國學院、中央の選手もいる。創価大勢は黒木、織橋、浦川、山口、小池の順で通過。

10km付近
馬場が先頭集団にくらいつく。創価大勢は黒木、織橋、浦川、山口、小池の順で通過。

15km付近
馬場が先頭集団から少し遅れる。少し離れて駒澤帰山、早稲田工藤の順。創価大勢は織橋、黒木、山口、浦川、小池の順で通過。黒木、浦川はペースを落とし始める。

20km付近
工藤が先頭。次いで馬場の順。創価大勢は織橋、山口、浦川、小池、黒木の順で通過。

ゴール地点
工藤がトップで60:06。馬場が2位で60:26。3位は國學院上原60:30。創価大勢は織橋、山口、小池、浦川、黒木の順でフィニッシュ。

2 創価大学選手たちの各地点のラップタイム5km→10km→15km→20km→ゴールの順(括弧内の数字は5kmのタイム。ラストは1.0975km)

織橋
14:18→28:48(14:30)→43:18(14:30)→58:02(14:44)→61:16(3:14)

山口
14:26→29:03(14:37)→43:41(14:38)→58:27(14:46)→61:39(3:12)

小池
14:27→29:11(14:44)→44:04(14:53)→59:07(15:03)→62:21(3:14)

浦川
14:20→28:57(14:37)→43:47(14:50)→59:04(15:17)→62:26(3:22)

黒木
14:18→28:42(14:24)→43:38(14:56)→59:16(15:38)→62:36(3:20)

織橋は終始前目でレースを進め、黒木、浦川の両選手は序盤ハイペースについていきましたが、終盤はペースを落とすことに。山口は終始安定したペースを刻み、徐々に順位を上げていっていることがわかりますね。小池は怪我明けということもありますが、山口より後方でレースを進めて、大きくペースを崩すことなくフィニッシュしている印象です。

浦川については10000mの持ちタイムより早いペースで攻めていましたし、黒木についても序盤は先頭集団を伺う位置で走っており、最終的にはペースは持ちませんでしたが、それでも62分台でPBと収穫の多いレースだったと思います。

3 現在地(他大学主力との差)

その反面、他大学箱根上位校の主力との現時点での差も痛感することになりました。

例えば、駒澤だと帰山、谷中、桑田、山川、國學院だと上原、青木、辻原、野中、早稲田だと工藤あたりの箱根往路で区間上位で走った経験者たちはより高いレベルで走破しており、今回で言うと60分台というのが箱根往路でも区間上位で走れるかの基準になってきそうです。62分どころか61分台でも入賞できないとか、恐ろしい時代に突入しましたね…。

4 今後の展望など

今回の結果を見て、また新しい時代に突入した感があります。今後は高速化が益々進み、箱根だと往路で出遅れないための選手配置が重要になってきそうです。

特に箱根3区のレベルは今後もハイレベルになりそうで、往路を目指している創価の選手には高速レースのハーフを経験することが必須になってきそうです。今回の丸亀、上尾などのレースで61分台、62分台のスピード感を経験させた方がよいと思いますし、トラックでは10000mも27分台を視野に入れたスピード強化が必須になってきそうです(あくまで区間上位で走るならという話ですが)。

以前までのように2区に留学生置いてごぼう抜きという戦略は間違いなく通用しなくなってきており、留学生で大きなアドバンテージ(1分から2分差を後続につける)は見込めなくなってきつつあります。

留学生+日本人エースをしっかり確立する必要があるので、今回創価大学記録を出した織橋、山口にはエースの自覚を持って来年度はレースに臨んでほしいところです。

黒木、小池、浦川についてもより高みを目指すべく、ハーフ61分台を視野に入れてスピードスタミナ強化に取り組んでほしいですね。

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