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リハビリ病院への転院と義母との戦い(前編)

3ヶ月が経過し、ようやくリハビリ病院への転院が決定しました。
転院に至るまでには、障害を負ったことによる各機能障害が邪魔をし時間が掛かりました。

✳️呼吸器障害
自発的な痰の吐き出しを促し、取りきれない場合は吸引して貰う
✳️自律神経障害
体を起こすと血流が下半身に集中。
低血圧による失神を起こします。
少しずつ慣らす他方法がありませんでした
✳️右肘の骨折
熱も頻繁に上がる事からなかなか受けられなかった手術
術後のリハビリも進まないまま転院
✳️排尿障害
バルーンカテーテルでしたが管理が行き届かず尿路感染に何度もかかり、熱も頻繁に上がりました

これらをようやくクリアし、じん蔵さんにしてみたら逃げる様に転院。

リハビリ病院では急性期病院とは比べ物にならない程、頻繁に看護師さんが来て下さいます。

『生きていてよかった』と言われた時は、本当に今まで不憫で辛い思いをさせてしまって申し訳なかったなと思いました。

リハビリ病院の中でも、転院して来たこの病院はリハビリ時間の多い事で有名でした。
そして、リハビリの為の施設や器具が充実していました。

また、食事も和食洋食で選ぶ事が出来る。
じん蔵さんにとっては最高の病院でした。

ここでは半年弱お世話になりました。

入院している方の殆どが脳障害の方。
人手不足もあり、スタッフの方々はいつも大変そうでした。
そんな中でも笑顔でリハビリやお世話をして下さり、尊敬の念を抱いて日々を今でも鮮明に思い出します。

退院までのカウントダウンでは、本人も流石に入院生活から脱したい気持ちにかられ、元気を有り余らせていました。
1人退院が決まっても、どんどん患者さんがいらっしゃる状態。
誰にでも可能性のある病気なのだと、身近に感じた瞬間でした。

後編へ続く


rjin

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