青春を思い出させる、漢と呼ばれたYouTuberのライブ【この漢、青春ヶ丘。in仙台感想レポ】

3ヶ月ぶりのライブでいろんな欲求が生まれてしまった!!!!
前回Lucky Fesに参加してからはや3ヶ月、自分は仕事とプライベートに押しつぶされていた。そんな中今回行ってきたのが、学生時代から好きだったYouTuber、「東海オンエア」のとしみつ改め「青春ヶ丘俊光」のライブである。
彼との出会いは遡ること約4年前、元々学生のコロナ禍のもとで暇をしていたところに友人が東海オンエアを勧めてきたところから始まる。見ていく中で人間臭くて、愛嬌があるとしみつさんがいいなぁ…と思うようになった。推していく中で彼が音楽活動に携わっていることに気がつく。当時そんなに多くなかったけどいろんなバンドについてそこそこ聞くようになっていたのもあって、食わず嫌いせずに聞いてみることに。
彼のまっすぐな歌詞と多彩なジャンルの曲を歌いわけしている楽曲に心が惹かれていったのであった。自分が思っていることを代弁してくれているみたいで。自然とスッと聞けたのであった。そんなこんなでいろんな楽曲をつまみ食いしつつ「あーいつかライブに行ってみたいな〜」なんて思いながら過ごしていた。仕事の研修期間もほとほとに落ち着き出した頃、ツアー告知の動画が投稿され、10月に仙台でライブをすることが発覚。
気がついた時にはチケットの申し込みをポチっていた。オタクの行動原理は推しのためにあるんだなと思ったこの頃。

当日、開演が18時と勘違いして間に合わないやんと思って半休を取りわくわくして待機していたけど、看板撮影していたときに開演1時間ずれていたことに気がつい
た。無念。知っている土地+ぼっちで暇すぎたので、ボケーっとカフェで時間を潰していたんだけど

めっちゃ緑の人多いなぁ…。となっていた。

グッズ持ってきたりとかコーデに緑を入れていたり、熱心なファンがめっちゃ多いなって感じだった。ごめんな、何も緑をつけていない貧弱オタクで。
ぼっち参戦はGBP2022から約2年ぶり。ぼっちってこんなに虚しいものだっけと思ったので次からは絶対友人を連れていくと決めた。

そよりん…としみつだよ…


なんやかんやでライブが始まったので、ここからはライブの感想を。全部の曲を載せるわけにはいかないので一部抜粋をして、感想を吐き出していきます。

LOVESONG

1曲目が終わって、2曲目に持ってきたのがこのLOVE SONG。思えばこの会場、当たり前だけどとしみつさんのファンが多い。彼自身のキャラクターに惹かれた人、楽曲が好きな人…、いろんな人が集まっている。
そんな中でこの曲を選んだのはとしみつ自体がファンに向けた「LOVESONG」だったのかもしれない。歌詞の中に出てくる
「10年経って 100年経って ババアになったお前に“I Love  You”」
「10年経って 100年経って ジジイになった俺が“I Love You”」
は、彼自身が感じていた心情だったのかもしれない。
「お前に会いにきたぞ!」と最初に言っていたセリフにもある通り、ファン1人1人に対して感じていた感情を曲にしてぶつけてきたのかもしれない。

C.A.K.E.

としみつの曲ってライブで盛り上がれる曲が多くて、楽しい曲が4割くらいあるなって印象なんですけど。初期からの鉄板曲は本当にぶちあがれまして。最初にとしみつさんから「暴れる準備はできているか!?」と言われていたので、ここでひと暴れしていました。
サビのコールで「HA!HA!HA!HA!」という掛け声はこちらとしてもあげてて楽しい。また、間奏のとしみつさんのアナウンスが仙台Verにアレンジされてて、聞いてる方も盛り上がれる。
その後曲のタイトル由来にもなったアルファベットを仕草でやるというのは、お隣さんの方にも気を遣いつつ、楽しくできるように声がけもされていました。やっててちゃんと楽しい。みんなで盛り上がれる曲でもありつつ会場の熱をどんどん高めていく。
ライブはこういうのでいいんだよ!って思う時間になれる。

Freedom‼︎(アレンジのコーナー)

毎回アレンジのコーナーがあるのかなって感じで。今回が初めてだったから、わからないんだけど、アレンジを提供されたんです。普段はギターのアレンジが聴きながらポップス風なのですが、今回はピアノの音色が主となってジャズみたいと感じる音楽に。あまりにも違うギャップに、すっごくグッとくるものがあって。普段はノリノリで曲を聴くからあんまり歌詞の意味に触れることはないけど、歌詞がすごーく沁みました。
「もっとオレたちの夢を歌ってみようよ 確かな可能性忘れちゃうなんてダサすぎるぜ」
「大人の言い訳とクソみたいな現実が 溢れるこの世界で叫ぶ お前はかっこいいぜ」
これは大人の誰もが思っていることだけど、一生懸命動くうちに忘れてしまうことでもあるのかもしれなくて。青春時代に感じることがどんどん現実に潰れていって忘れちゃう世の中だから。自由に生きてみたいと思う。普段はPOPな曲調だから聞き流しやすいけど、大人っぽくジャズ風になると、普段は聞き流してしまう歌詞が心に刺さって余計に深く考えてしまうことがありました。
あと、この曲が始まる前にとしみつから「動画…撮っていいよ。なんならSNSあげていいよ」と言われまして。
推しからこんなこと言われてしまったら、そんなの死んでしまうやろ。
携帯電源切っていたからドチャクソ焦ってしまったのは内緒。
としみつさん自体もこの曲のアレンジがすごく気に入っているとのことでした。#青春ヶ丘俊光 か #全力疾走ツアー  と検索かけると出てくると思うので気になった人はこちらをば。

Revolver

最初に「ボーッとしていたら、死ぬぜ」と言われて漢宣告されていたこの曲。すこーし落ち着いた会場を再び熱くさせる曲。個人的にすごーく上がる曲なので好きなんです。しかしここで事件が発生。2番Bメロからコールアンドレスポンスがある曲なんですけど。サビでマイクトラブル(?)発生。
しかし、ただのトラブルで終わらせないのが、エンターテイナーとしみつさん。
いきなり後ろの座席に来たと思ったら、唐突なお気持ち表明された。
突然のことにオタクは困惑する。公開説教(?)でちゃんとサビの歌詞を言えと言われてしまった。
ただ、これだけはわかる。
コールアンドレスポンスの突然キャンセルされたら、お熱なんて高まってしまう。
焦らされたら、その分熱が高まるのがライブってものだ。
再度2番Bメロから始まった「愛してる」コールは漢の熱が伝播して、仙台の箱を熱く熱くさせる。熱いハートを持った漢に呼応するように、熱もどんどん高まっていく。
としみつさんの「愛してる」に負けないように、我々も喰らいつくので精一杯。
また会場の熱をどんどん高めていくかのように、ギターが、ドラムが、ベースのかっこよさも増していく。
ぼーっとしてたら死ぬと思わされる一曲でした。

ユートピア

この曲、実は円盤化された時にはあんまり刺さらなかった曲。歌詞はいいなーと思っていたんですけど。この曲ができた時の経緯を知ってしまった時にすごく、すごく刺さってしまったんですよね。(おそらくライブで経緯を知る人もいると思うので、あえてここでは記載しません)
それを聞いて改めて曲を聞き返すと、すごく人生ってこういうモチベでいいよねって思ってしまう曲だなと思ってしまって。ハッピーな気持ちになれるのであればいいんだけど。気がついたら涙がボロボロ出ていました。ライブで号泣したのは初めてで。
「この先も続く道は 何処までも果てしないけれど」
「笑っちまうくらいに 何も変わんなくて」という歌詞は、私の人生にも当てはまるなと思ってすごくいいな…と思ってしまった。そこに共感をしていたら、自然と涙が出てきてしまって、でも歌っているとしみつさんは今日1くらいの笑顔で。そんなギャップに情緒が破壊されてしまった。正直あんまり、記憶がないです。ただただ、これからの未来に向かって、この先も笑っていたい、困難も乗り越えて行きたいなと思って。
そんな気持ちと涙で気持ちがぐちゃぐちゃになっていました。

夢で逢いましょう

としみつのライブでギャンギャンに上がっている曲にしては珍しくしっとりナイト感が溢れる曲。アーティストとしみつとしても多彩さが感じられる一曲になる。
現実は残酷なもので我々の中では裏切られたり、悲しいことがあったり辛いことの方が多い世界である。でも夢でなら、誰も傷つけることもない 不幸に寄りつかない 戦争なんかも起きない 自分がギラギラできる場所でいられる。現実ではなかなか会うことができないかもしれないけど、夢の中の世界でなら好きな自分のまままた逢えるなという気持ちになれる。この曲はワードセンスがオシャレだなと感じる。好きな自分でいられるように どうかこのままでいてほしい そんな会場の寂しさを表現するかのように流れ出す曲からは寂しさと暖かさが感じられる。
どうかこのまま、音楽に浸って静かな時間を過ごせばいい。ピアノの音程が、また綺麗で、ライブの余韻に浸らせてくれる。我々が感じている気持ちを代弁するかのように、曲が終わっていくのであった。また夢で逢いましょう、そう願うように…。

MCパート

実は仙台での開催が初めて(東北での開催初!)ということで初めての人が多かった印象ですが、バチクソに盛り上がっておりました。
「今回初めてきた人〜?」と言われて手をあげた人たちが大半を占めていたので漢柱としみつさんも、「ばーっ!!!!!(????)」と言っていました。でも実際に初めてとは思えない熱気に溢れていて、会場を暖かく、熱く盛り上がっていたな〜と思いました。
としみつさんのライブのグッズ紹介のコーナーにて、アクキーは会場限定で購入できるようになっているのですが、仙台は黄緑。
ずんだを意識していたようで、地方限定のアクスタキーホルダーにもずんだを意識したカラーリングがセットされていました。


本当にずんだカラーリングすぎるなこれ。

(ずんだ推してるとしさんがおもろかった。)また地元仙台に絡めて東北の方言について聞くなど、お客さんとの距離感が近いことに驚きを隠せない。さすがYouTuber。



彼自身もMCで話していたことではあったのですが、ライブに行くと感じるのがキャストさんって実在したんだな…と当たり前のことを思いつつ、YouTuberだとそれが1番余計に感じてしまって。普段動画でバカやって私たちに笑いと元気を与えてくれるなーと思う人が、目の前にいて歌っているってあまり想像できないことで。
でも彼らも彼らで苦悩し、悩みながら生活していると思います。そんな中でもとしみつさん自身がお客さんに寄り添っているような感じがして、きてくれた人ひとりひとりに目を合わせてくれているような気がして。lucky Fesのくどはるもそうだったけど、いろんな活動ってファンがいるから力になっているっていうのを実感している人なんだなと思いました。ライブ中のMCもそうだけど、誰か1人の声にも反応できるところにはして、私たちのリアクションもとしみつさん自身が楽しんでいるような感じがして、すごく良かったな〜と思いました。
彼は動画内で「漢」と呼ばれるくらい熱い漢で、今回のライブツアータイトルにも入っているんですけど、その所以が背中を見てビシバシ伝わってきました。MC中とか曲の合間に言っていたんですが、「俺とお前で殴り合いをしようぜ!!」「暴れていきな!!」と言われたのが、すごくRAISE A SUILENに似ているなと思って。彼女たちも熱い熱いバンドなんですけど、その熱量を1人でもパワフルにエンジンフルスロットルでできるのがすごい。きっとあの空間はとしみつと私たち一人ひとりが暴れて“好きな自分でいられる空間”だったのかなと思います。
熱い漢魂と、東北人のお祭り魂(東北六大祭りがあるから、中の人が勝手に思っているだけです。)が共鳴して、熱い熱いライブと殴り合いができたのかなと思いました。
ツアーはまだまだ続くようだったので、これから行かれる方とかも楽しみながらいかれればと思います!!

余談その1
ライブ終了後にピックとかラババンとかタオルとかを投げて渡すライブあるあるがあったのですが、隣にいた方がとしみつのタオルをゲットしてて、驚きました。
※主はボケーっとしていたので、取れませんでした。無念。

余談その2
この記事を書いているときに、としみつさん夫妻に第一子が生まれていたことが判明していました。ライブ中に「そろそろお子さんが生まれるころよな〜でも発表ないからまだパパじゃないんか〜」と呑気に思っておりましたが、ライブ中にはすでにパパみつだった。でも父というより、1人の熱い漢というイメージの方が印象強かったので、後から知って驚いた!っていうのが強かったです。今後のご活躍も陰ながら応援しております。



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