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アートシリーズ ワイエス展 大山崎山荘美術館
こんにちは。10月初めの土曜日、いいお天気です。今日は京都の大山崎山荘美術館に行ってきました。
おめあては、アンドリュー、ワイエス展。
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アメリカの国民的画家として知られているワイエス(1917-2009)の展覧会です。彼はニューヨーク西方のペンシルベニア州に生まれ、自分の住む故郷の風景と、そこに生きる人々をテーマにした作品を描きました。
最も有名な作品は、教科書にも載っている、クリスティーナの世界、でしょうか。身体の不自由な女性が、誰の助けも借りずに、自宅へ向かって進んでいく後ろ姿を描いたものです。
今回の展覧会は、日本でワイエス作品を多数コレクションしている、丸沼芸術の森からの作品群でした。水彩画ということと、美術館のスペースにも限りがあるからか、作品は前期後期でかなり入れ替わるようです。私が行った前期では、クリスティーナの世界 は前期に出る習作と後期に差し替えがあるとのことでした。
実際に作品をみたのは初めてでしたが、古い屋敷の冬の風景、ブルーベリーの収穫の様子など、日常の何気ない一片を彼の目線で丁寧に切り取り、表現された世界は、リアリズムだけど、リアリズムだけではない、彼のモチーフに対する思いが強く感じられました。強い色やこちらを見る人物など、インパクトを出すものは使っていないのですが、いつまでも見ていたくなるような、懐かしい気持ちにさせられました。
今回はカフェでコラボのケーキセット、ワイエスが好きだったアップルパイも眺めのよいラウンジで頂き、ほっこりできました。
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大山崎山荘美術館は、建物や成り立ちも見どころ多く、お庭もゆっくり散策できるので、ぜひたっぷり時間とってお出かけください。
それではまた。