アートシリーズ 若冲の激レアな巻物@福田美術館
こんにちは。2025年1回目のアートシリーズです。今年初の美術展、京都嵐山の福田美術館にいってきました。開館5周年記念ということで
伊藤若冲の珍しい巻物が日本で初公開というものです。タイトルも
京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!展、と日本画の展覧会にしてはかなりせめてますね。
メインの若冲の巻物というのが、「果蔬図巻(かそずかん)」という題名の巻物で、長年ヨーロッパの個人が所蔵していたところ、2023年福田美術館のコレクションになり、今回、初お披露目となったようです。この巻物、いろんな野菜や果物が色鮮やかに描かれていて、とても楽しい作品でした。この作品に当時の有名な僧侶が文章を寄せているのですが、とても美味しそうで、本物と見間違えて、思わず手を出しそうになった、などと絶賛しています。若冲はもともと生家が野菜問屋だったこともあり、野菜や果物に対する目がとても肥えているとはいわれていますが、特に今回のなかで、栗や京野菜のうどなど、とても丁寧に描かれていて、本当に美味しそうでした。
この展覧会ではこの巻物以外にも、若冲の墨絵もいくつか展示されており、墨の濃淡で、豊かな表情を描き分けた、犬や鶏などの作品もよかったです。ちなみに、若冲や犬の作品がいくつかあるようですが、猫を描くことはなかったようです。好みでしょうか。こちらは10月12日から1月19日までで、もっと早くいこうと思っていたのですが、なんとかすべりこめてよかったです。とはいえやはり閉幕まぎわということもありかなり混んでおりました。こちらの美術館のカフェもとても眺めがよく好きなのですが、今日は列もできていたのであきらめました。会場の看板を撮ってくるのを忘れてしまったので、渡月橋から、美術館方面を撮った写真をメインにいれます。今日の京都は、昨夜の雪もところどころ残っていましたが、晴れて、山もきれいにみえました。
福田美術館では、また春に、東山魁夷の展覧会も予定されているようなので、桜とあわせて嵐山に行く計画たてようかと思っています。それではまた。