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金づる

マッチングアプリで会った女性と一応付き合う形となった

彼女は僕を金づるとして見ている面があると思う
そもそも僕はお金持ちでもないのに

僕は話の流れで50万くらいなら貸せると口を滑らせた
数日もせずその発言を撤回したが
彼女は貸してくれると言ったじゃないか、と怒る
よっぽどお金が欲しいようだ
お金で自分のしたいことを充実させたいのだろう
確かにお金に困ってはいそうだった

なぜ抵抗なくそのような大金を借金できるのか?
借金やお金をもらう行為に慣れているのかもと思った
パパ活に近いことをしていたのかもしれない

お金目当でうわべで付き合うと言って
金をくれなくなったら切り捨てる
というのを繰り返しているのかも

いや、所詮
女性は金目当てで結婚して
男性はセックスとステータスのために結婚する
それが世の中の常識なのかも

彼女は恐らく許容範囲内の人なら恋人にするのは誰でもよくて
一番大事な点はお金を出してくれるかどうかなのだ
そこには恋愛の型だけがある
恋人のように手をつなぎ、恋人のように抱き合う
僕がお金を払ってくれることを前提とした型だけの恋愛関係だ

愛を繋ぎとめるのが
一緒にいた時間であろうと
互いの孤独感であろうと
快楽であろうと
金であろうと
別にそんなに大差ない気もしてきた

互いが幸せであることが大切なことだ

彼女が幸せであって欲しいと思う
彼女の幸せって何だろう
例えば世の中に翻弄されて消費する事だけが幸せなのなら
それは不幸な事なのではないか?

ねぎ背負ったカモが言うのも変だが
彼女に僕から色々働きかけることで彼女の内面の変化を促せたらいいな

金は貸さないけど

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