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長野の秋を感じる一人旅(冬)④~小布施栗スイーツ再戦編~
こんにちは。
前回↓
二日目の朝です。
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目玉焼きにお味噌汁にハムがのったサラダにかまぼこに…さっぱりした朝食でうれしい。
普段の朝ごはんはフルグラしか食べないので、朝にしっかりとした食事をするのは旅行に来たときだけかもしれないです。
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朝風呂を決めます。
湯の熱さが身体に沁みて気持ちいい~。
朝から温泉に入るってなんて贅沢なのでしょう。
しばらくゴロゴロしてからチェックアウト。
古さが目立ってそんなに清潔感はなかったけれど、
温泉が良かったのと、安かったので、トータルして満足です。まるか旅館さん、お世話になりました。
冷たい風が吹く温泉街を歩き、湯田中駅まで。
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というわけで、これから戦場に向かいます。
そう。
これは漢の真剣勝負。
昨日は行列で食べられなかったモンブランを、今度こそは食べに小布施へ再訪します。
敗北したやつ↓
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時刻は10時。昨日ぶりの小布施に到着です。
モンブランが食べられるお店の開店時間が10時なので、それに合わせて来ました。さすがにまだ混んでないでしょう。
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10:10、開店から10分後に到着。
私の順番は13番目。10番目までのお客さんは、開店と同時に店内へ案内されます。なので、少し待てば
もう確定でモンブランが食べられます。勝負あり。私は勝利しました、くうう嬉しい。
まあ、カフェで回転率は高くないので、ここから45分くらいは待ちました。寒い中。
待ちましたが、
ついに私の番。
店内に入り、席へと案内されます。
もちろん、注文するのは…
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デデーンッ!!
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優雅ですわ。朝からコレは。
なんて美味しいんでしょうか。
口の中に栗の味わいが豊かに広がります。滑らかで口当たり良く、くどくない甘み。そこにミルクもなにも入れていないアッサムをいただく。このコンボ。神ですか。この激☆ウマなスウィーツを食べて、それからの品格のある香しい激☆ウマなドリンクを飲む。
日常生活において、貧乏人の救世主(メシア)こと「もやし」しか食べていない私にとって、なんて贅沢なものでしょうか。
とても美味しかったです。
それと、店員さんが紅茶を注いでくれたとき、速水もこみちみたいにティーポットを上に高く上げて、高い位置から注いでくれたのですが、それがもうカッコよかった。私も真似してみようかな。
ちなみに、小布施の栗の生産量は国内のたった3%(一位は茨城県26%)。ちょっとビックリですよね。こんなに栗の町と謳っているのに。
実は江戸時代、各藩から将軍家へ贈られた献上物のなかに「江戸三大菓」というのがあって、甲州ぶどう、紀州みかん、そして一つが、小布施の栗、だったことで、栗が有名なのだそうです。
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向かった先は北斎館。
葛飾北斎の作品が展示されている美術館です。
なぜ小布施で北斎?と思って調べてみると、豪商の高井鴻山という人が晩年の北斎を小布施の町に誘ったのだそう。ここで「男浪図」「女浪図」などが生まれたみたいです。
ちなみに、小布施にある岩松院というお寺には、北斎が描いた「八方睨み鳳凰図」という天井画があります。
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一時間くらいで巡れる規模でした。
特に印象に残っているのは、版本『富嶽百景』の中で葛飾北斎が自らのことを「画狂老人卍」と名乗り始めたというエピソードを解説で読んだこと。
字面のインパクト強すぎてふつうに吹き出しちゃった。何なん。奇抜というかダサいというか、とんでもない名前。しかもこれ、70代の頃に付けた名前らしくて、余計にやばい。
北斎が前から使用していた「画狂老人」と「卍」というニックネームを組み合わせて作ったのだそう。
参考↓
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とても良い町だった小布施。
またいつか来よう。そう思いました。
次は小布施堂の限定モンブラン「朱雀」を食べてみたいなあ~。
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旅も終盤。
次は戸倉上山田温泉で立ち寄り湯して、帰路に着きます。
次↓