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チェンソーマン考察 銃撃事件の時のマキマの圧殺能力は罰の悪魔の力?

あらすじ(銃撃事件)

デンジ、パワー、アキ、姫野の4人が店で昼飯を食べていると隣の席に座っていた男(サムライソード)が話しかけてくる。男はデンジをゾンビに殺させようとしたヤクザの爺さんの孫だった。おもむろに男はデンジたちに発砲。パワーとアキが応戦し、一度サムライソードを殺すが、バディの沢渡が生き返らせる。アキはサムライソードに斬られ、姫野がゴーストで攻撃するも沢渡の蛇の悪魔に丸飲みされる。
デンジ以外の特異4課隊員も銃撃されており、マキマも京都出張の新幹線内で銃撃される。額を撃ち抜かれたマキマだったが、復活。銃撃犯を返り討ちにし、京都に到着。終身刑以上の囚人を30人ほど借り、標高が高いお寺に連行。境内でマキマは囚人に目隠しをさせる。銃撃犯の名前を囚人に言わせ、印のようなものを結ぶ。マキマがこの行動をとるたびに、サムライソードたち銃撃犯の仲間数人が一人ずつ跡形も残らずぺしゃんこに殺される。

東京に戻ったマキマ。部下の円くんが、特異全課が銃撃に遭ったことを告げる。また人員不足のため特異他課は4課と合併すること、よって特異全課をマキマの指揮下に置くことを告げる。

マキマは罰の悪魔の力を総理大臣との契約で使用していた?

マキマが日本の総理大臣と契約していた力=罰の悪魔の力

マキマは、チェンソーマンを呼び出した時に岸辺に「日本の内閣総理大臣との契約により私への攻撃は適当な日本国民の病気や事故に変換されます」と言っていた。まず、人間である総理大臣がそんな力を持っているはずがないので総理大臣自身が悪魔である、もしくは悪魔と契約している。この力を銃撃事件の時に囚人に使い、囚人が死んだ。これは囚人に対する罰と捉える事もできる。つまりこれは罰の悪魔の力である。
この力でマキマはサムライソードたちから受けた銃撃をヤクザと囚人の死に変換したのでは。

アメリカ大統領が知らなかったマキマの罰の悪魔の力

そして罰の悪魔説を裏付けるのが、アメリカ大統領は銃の悪魔にマキマを殺させようとしたこと。アメリカ大統領は罰の悪魔の力をマキマが持っていることを知らなかった。つまりマキマに攻撃が効かないことを知らなかったのだ。だから、マキマを銃の悪魔で殺せると思っていた。なぜマキマに攻撃が効かない事を知らないかというと、外交上、日本の総理大臣はマキマとの契約を他国に隠していた。
おそらく総理大臣は、マキマと同盟を組んで「この世にないほうが幸せになれるもの」を消し去るためにマキマと契約していた。マキマが戦争などの、この世にない方が幸せになれるものを無くす代わりに罰の悪魔の力をマキマに使わせる契約なのではないかと思う。

銃撃事件でマキマがヤクザを圧殺するのに使用していた罰の悪魔の力

ここで疑問に思う事が2つある。一つ目は、マキマを襲撃したのは多くても新幹線内にいた銃撃犯の4人だが、明らかにそれ以上(描かれている限りは少なくとも7人)の銃撃犯を圧殺していること。二つ目は、普通に考えると殺された公安の隊員一人につき一人の死に変換される。が、ヤクザと囚人が二人死んでるのはなぜなのか?どちらの疑問も、マキマが支配下におく存在への攻撃に対しても、罰の悪魔との契約の範囲内になる事がキーポイントになる。
一つ目の問いの答えは、事前に銃撃されることを知っていたマキマは特異全課を指揮下に置くことになると先読みして、その指揮下(支配下)にある部下たちへの攻撃も、死への変換の対象になることを予測していたからだ。支配の悪魔だから自分が支配している者への攻撃も自分への攻撃になる。だから攻撃された自分の部下の数(全課合わせて30人くらい)と同じ数のヤクザを殺せた。二つ目のヤクザと囚人が二人死んでるのはなぜなのか?という問いの答えは、攻撃を死に変換する過程が2段階に分かれていたからだ。1段階目は、公安への襲撃がヤクザの死(マキマによる圧殺)に変換される。 2 段階目で、ヤクザへの攻撃(マキマによる圧殺)が囚人の死に変換される。なぜヤクザへの攻撃が、マキマが契約している罰の悪魔の力によって死への変換の対象になっていたかというと、おそらくマキマはヤクザを自分より下に見ている(支配している)ため。このため、マキマ支配下の公安への攻撃がヤクザの死への変換の対象になったのと同じ理由で、ヤクザへの攻撃が囚人の死への変換対象になる。
マキマがヤクザを下に見ていた理由は、ヤクザによって銃撃される事件を計画したのはマキマだから。事件の始まりから既にマキマの手のひらでヤクザが踊らされていたと考えられる。

また、天童と黒瀬が目隠しをさせられ、天童が「マキマさんは内閣官房長官直属のデビルハンターだ」「一端のデビルハンターじゃ契約している悪魔を知る事は許されない」と言っていることも、そしてその後に圧殺をしていることも、余計にこの圧殺は内閣総理大臣と契約している「攻撃を適当な国民の死に変換する」力を利用しているのでは無いかという憶測を呼ぶ。つまり、マキマが内閣総理大臣との契約で手に入れた罰の悪魔の力を使っていたという事。

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