チェンソーマン第二部 前回（2023/10/11）の感想 バルエムの動きが全く読めない…正義の悪魔も公安も何もかもがカオス…
バルエムの謎呪文…二人目の根源的恐怖の名を持つ悪魔を呼ぶ儀式？
公安に捕まったバルエムが、「夕焼けを待ってくれ」とデビルハンターを一時制止し、謎の呪文みたいな歌を唱えはじめた。何らかの悪魔を呼ぶ儀式っぽい感じもする。落下の悪魔のとき、アパートから大量の人が落下したことが引き金に悪魔が出現した。これと同様にバルエムも悪魔を呼ぶ儀式のようなことをしているんだろうか。もしかすると二人目の根源的恐怖の名を持つ悪魔か？バルエムは夜になるのを待つために時間稼ぎをしているのだろうか。そうなると闇の悪魔が出てくるのか？闇の悪魔は夜の闇の中での攻撃が通じないからだ。飢餓が闇の悪魔を駒にしているのかもしれない。
以上が最初に読んだ率直な感想。でもバルエムが唱えている呪文にはキリスト教的に意味があるそうで。それを考慮すると違うのかも。
正義の悪魔
名称診断士の判断が正しいという見方が自然だろう。落下の悪魔に殺された、料理の客の芋虫みたいな奴が正義の悪魔だということ。
正義の悪魔はチェンソーマン教会信者とも契約していたらしい。しかし、この正義の悪魔は違う悪魔だということかもしれない。
偽チェンソーマン
正義の悪魔がすでに落下の悪魔に殺され死んでいるのだとしたら、偽チェンソーマンがもつ、正義の悪魔の力によるチェンソーマンの力は発動しないのではないか。正義の悪魔の力は、その契約者の思っている正義が力になる。チェンソーマンを正義だと思っている人がチェンソーマンになれるということだと思っていた。そうだとしたら正義の悪魔が死んだ時点で、真チェンソーマンのデンジ以外は誰もチェンソーマンになれない。
三鷹アサがチェンソーマンを武器にしてくれることを公安が期待していた
公安のお兄さんがアサのことをチェンソーマンを武器にしてくれると期待していた、とこぼしていた。なんだかんだで、公安とチェンソーマンの現在の立ち位置関係が一番不明だし、気になる。二部でインタビューにデンジが出てくるシーンで、サラリーマンのお兄さんが「あいつ悪魔でしょ デビルハンターは早くあいつ殺せよ」と言っていたが…デビルハンターから見たチェンソーマンの扱いも内部で意見が割れてるんだろうか。それとも三船レベルのデビハンは、公安上層からは本当の事を知らされていないのかも。吉田ヒロフミや、今回「三鷹アサ元い、戦争の悪魔も捕まえてよし」と言っていたことから、戦争の悪魔を捕獲しに行った吉田より上の立場と思われるデビハンの人は、チェンソーマンをどう処理するかという真の公安の方針にのっとって任務をこなしているのかも。
三鷹アサ (戦争の悪魔） vs 吉田ヒロフミ？
よ、吉田…ひどい……アサちゃんの腕を切り落とすなんてさあ、ひどいよ。。
まあ本体は戦争の悪魔だから仕方ないか…三鷹アサは委員長に殺された時に死んだんだきっと…もう戦争の悪魔として生きていくしかない。
若干、吉田の刀には違和感…刀もそうだけど性格とかもアキ君とキャラ被りしている感。最近吉田がどんどんまともになっていたし。
吉田は刀無くても蛸でもいけそうだけど、今回のシチュエーション的に刀系の武器がどうしても必要だったのかも。戦争の悪魔が触れたものを武器にする以上、本体と腕を切り離して力を無効化しないといけないから。それこそ戦争の悪魔を狩るのはクァンシとかサムソで良かったとも思うが、吉田がアサを斬った事に意味があるのだろうか。まあどちらかというと殺さず生捕りという事が大きいか。殺すのが目的ならクァンシでいいし、蛸だけでも殺せる。あるいは刀自体に意味があって、刀を使って戦争を生け捕る任務をこなせるのが吉田くらいしかキャラ残ってなかったのか。
アサは吉田 (公安）に軟禁される？
吉田の襲撃のあと、三鷹アサはどうなるんだろう。斬られた自分の片腕を武器化するんだろうか。でもそうしようとしたら、多分吉田はアサの両腕落とす…一部でサムソに両腕落とされたデンジのようになっちゃう。腕の再生もしなさそうだし。水族館のヒトデの話をチラッと思い出した。ヒトデは腕をもぎ取って敵に食わせているうちに逃げるというアレ。ヨルが斬られた腕で手榴弾みたいなの作って吉田に食らわせればそれで逃げれる。でもアサなら壮絶な痛みで気絶して終わりかもしれない。痛覚共有してるしヨルも共倒れ。そうなったら公安はデンジへの「保護」よろしくアサを「軟禁」するかもしれない。戦うにはスターターを手で引く必要があるデンジと同じで、アサも手で触れて名前を呼んだ物が武器になる。なので手でどこかに触れられないように、デンジより酷い手枷をアサは付けられるかもしれない。吉田はおそらくユウコのときの制服強強剣の事件も知っているし (教室で待機してデンジを見張ってたのだから）、軟禁中アサが着る服も公安としては長袖では危ないかもしれない。
助けてチェンソーマン
それか、助けてチェンソーマンか？なんかデンジが黒チェンソーに変身しそうな予感がある。アサの「助けてチェンソーマン」で黒チェンソー化したりして…他の記事で何度か書いたが、もはやデンジが「普通」の生活をしていないのでは。デンジにとっては、モテようとしてチェンソーマンになってた時期が「普通の生活」だったのでは。今公安にチェンソーマン化を封じられている状況は、「普通」ではなくなっている？
バルエムもずっとチェンソーマン求めてそうな感じだったし。前回何か召喚しようとしていた。クンバーヤーみたいな独り言のセリフは、Come by here (意味はここに来てください）のことらしい。黒人霊歌・ゴスペルの一節らしい。ゴスペルとは、アメリカ発祥の音楽ジャンルで、元はキリスト教の宗教音楽。(Wikipedia "ゴスペル" の項より）「クンバーヤー (Come by here ）」はイエスに救いを求める言葉らしい。ネイティブの英語が少し訛った感じだろうか。少し語感が似ている。そこから類推すれば、「クンバーマーヤロー (Come by me here, load.）」で「主よ、私のおそばにいらしてください」。最後のコマの「オーロード クンバーヤー (Oh, load. Come by here.）」で「おお、主よ。ここにいらしてください」。おそらく黒チェンソーマンを主と言っているのではバルエムは。巷ではポチタが神の悪魔だとか言われている。それがそうなら、黒チェンソーマン復活してもおかしくない。
黒チェンソーマン復活はヨルにとっても好都合
ヨルは、黒チェンソーマンと戦争がしたい。黒チェンソーマンが現れるのを待ち望んでいるはず。でも時期そうしょうな気もする。まだヨルの力では勝てないのでは。だから今回は不発に終わったとしても、デンジの黒チェンソーマン化は免れない流れを感じる。
二部の さし絵 (アサがチェンソー持って、コケピーが後ろに飛んでるやつ）は、大方の予想通り、アサがデンジを武器化するってことなのでは…核兵器を吐き出させると言っていたので、戦争の悪魔が黒チェンソーマンを武器にして、その弾みで核兵器の悪魔が復活するのか？あるいは黒チェンソーマンごと核兵器という武器にするのか。その辺りはちょっと良く分からない。
その他どうでもいいこと
バルエム・ブリッチ…下の名前 (ファースト・ネーム）だったんかバルエム。
名称診断士…悪魔の名前を決める職業の人いたんだっていう。マキマさんが死んだ時もこういう人たちがこいつは「支配」だって診断を下したのかな。どうやって判定するんだろう…解析っつってたから過去に死んだ個体の悪魔がその名前を持ってたら、悪魔のDNA 解析みたいなことで一致、とかするんだろうか。先例のない新種の悪魔の場合はどうするのか。地味に大変な仕事かも。
なんか、最近新出語句が多い。こないだの国家対魔公安局も然り。現実世界での話、チェンソーマン検定みたいな検定試験が作れそう。
あと、吉田のキャラどうしたのっていう。一部では、岸辺にマキマさんは何か俺たちの知らない理由で動いていると話し、「まあ俺は依頼金もらえりゃそれでいいんですけどね」と言ってた。それにしては、三鷹アサ (戦争の悪魔）を単独で捕まえに行くという超重大ミッションやってるあたり、吉田が金だけで動いている人にもはや見えないんだが。結婚して守るものでも出来たのかってくらい吉田は変貌を遂げている…