溟界蕾禍【遊戯王マスターデュエル】
おはこんばんにちは。EXW(@EXW_MD)の異国の剣士愛好家それはどうかなです。
今回はマスターデュエルで新規実装された蕾禍ギミックを組み込んだ『溟界蕾禍』について解説していきます。
今回紹介するデッキはこちら↓
ほぼ同じ構築でマスター1も達成しております。
新弾直後のEXW闘技場(ガンスリンガー形式の大会)でも入賞しました!
溟界とは?
黎溟界闢をというパワーカードを軸に盤面にモンスターを大量供給するのが得意なテーマです。
展開力はあるものの、テーマ内に着地点が無く、適当にリンク数を伸ばして汎用妨害や宇宙鋏ゼロオルを並べるというのが今までの展開でした。
溟界ギミックの愉快な仲間達を一部ご紹介↓
蕾禍とは?
共通効果でテーマ内のリンクモンスターが墓地から蘇生できることを利用し、リンク数を伸ばしながら妨害を並べていくテーマです。
墓地蘇生効果を使うターンは昆虫、植物、爬虫類しか特殊召喚できないという縛りが付きます。
蕾禍を一部紹介↓
溟界と蕾禍のシナジーについて
溟界側からはアロマセラフィ―・ジャスミンを使って植物側にアクセスし、植物側からはキングレムリンを出して溟界にアクセスします。
さらに溟界が爬虫類なので、蕾禍側の縛りを受けずに展開が可能です。
六花出張について
蕾禍も溟界も展開力は有り余るものの妨害に不安があったので六花を出張しました。
・六花の出張はメイン枠を1枠しか取らないこと
・モンスター無効を構えられる
この2点において非常に優れており弱点を補うことができました。
六花のイツメンを軽く紹介↓
まとめ:溟界蕾禍って何するデッキ?
溟界の展開力と蕾禍の展開力を利用してモンスターを大量に並べ制圧する展開デッキです。
蕾禍側でできる妨害は除去系に偏っていたため、今回六花をほんの少し出張させることで無効系の妨害も立てるプランを取りました。
1枚初動で除去系無効系合わせて6妨害を敷くことができ、さらに妨害が前後と墓地に分かれているため、強力な返し札であっても捲られにくいです。
それでは展開を見ていきましょう!
爬虫類側の初動(手札コスト2枚)
爬虫類側の初動はナイアを起動することでギミックが回り始めます。
ヌルとスネークレインが1枚初動、ナイア+盤面のモンスターなんでもが初動になります。
今回はヌル1枚初動でやっていきます。
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
しらひめ(ストレエナリリース→ティアドロップ)
ハイペリュトン(モンスターのみ)
首狩舞
6妨害を作ることができました。
さらに墓地には蕾禍のリソースがたくさん残っており、もし盤面を返されても立て直すことができます。
↓自分が手札誘発を持っていない場合ならこの展開もアリ
次は爬虫類側の初動で少し展開を抑える代わりに手札コストを減らす展開です。指名者や誘発を打ってしまい、手札が足りない時に使うことがあるのでぜひ覚えましょう!
爬虫類側の初動(手札コスト1枚)
序盤は同じなのでジャスミン起動前まで省略します。
今回はストレエナを作らずにリリースします。
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
墓地しらひめ(ストレエナリリース→ハイペリュトンorティアドロップ)
首狩舞
計5妨害になります。
毬首のサーチ後のコストを軽減しても無事展開することができました。
↓さっきと同じくクサリガミを出しても良い
スネークレイン初動(手札コスト2枚)
大まかな動きはヌル初動と同じなのですが、少し変化があるのと、こちらの展開の方が魔法入りハイペリュトンを作れるという点で違うので紹介しておきます。
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
ハイペリュトン(モンスター魔法無効)
墓地しらひめ(ストレエナリリースで1妨害追加)
首狩舞
通常展開と違い、魔法無効持ちのハイペリュトンを出せるようになったのがかなり偉いです。
スネークレイン初動でナイアに無限泡影
スネークレインで鎧トカゲを落としておくと、誘発受けが若干良くなるという話です。
【最終妨害】
首狩舞
本当に妥協盤面ですが、スネークレインで鎧トカゲを落とすことで0妨害を防ぐことができます。
まだ召喚権が余っているため、手札の3種族を通常召喚できれば、武者髑髏蘇生から大王鬼牙まで立ちます。
スネークレイン+植物、ナイアに無限泡影
本当にレアケースですが、手札に持っているのが植物であればさらに強い貫通が狙えます。
基本的には毬首NSから入るので、この貫通方法をするパターンが今回の構築だとしらひめのみとなっていますが、しらひめでなくても植物モンスターなら大丈夫です。
【最終妨害】
ベンガランゼス
墓地しらひめ(ストレエナリリースで妨害追加)
首狩舞
4妨害まで立てることができました。
かなり限定的ではありますが、覚えておくと少し得かもしれません。
ロンファ1枚初動(手札コスト1枚)
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
墓地しらひめ(ストレエナリリース→ハイペリュトンorティアドロップ)
首狩舞
鎖蛇巳
6妨害を立てることができました。
ロンファの場合は爬虫類側にアクセスできるので展開が伸びます。
毬首1枚初動(手札コストなし)
この構築の場合、毬首1枚ではキングレムリンが出せないので爬虫類側にアクセスできません。
ですのでこれは毬首からできる蕾禍展開の最低保証と思ってください。
【最終妨害】
大王鬼牙
首狩舞
最低保証の2妨害です。
ただ狂咲や墓地の蕾禍リンクモンスターによってリソースはある程度保障されています。
毬首+3種族(手札コスト1枚)
毬首単体では大した動きができませんが、昆虫、爬虫類、植物のどれか1種類を引くことで飛躍的に展開が伸びます。
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
しらひめ(ストレナエリリース)
首狩舞
召喚権を使わずに5妨害並べることができました。
大王鬼牙ではなくクサリガミを出す最終盤面にしても良い↓
毬首+ナイア初動(手札コストなし)
【最終妨害】
大王鬼牙
クサリガミ
ベンガランテス
墓地しらひめ
ティアドロップ
首狩舞
6妨害です。
ただ最初から蕾禍側にも爬虫類側にもアクセスできているので、手札消費が少なくて済みました。
また、狂咲を場に置くことができたので、リソースが保障されます。
ただティアドロップをコストにしないとしらひめが打てないので、もう少し展開の改良ができるかもしれません。
毬首+ナイア初動(毬首に無限泡影)
毬首とナイア(スネークレインでも可)が手札にある場合、毬首で誘発をもらって爬虫類側で貫通するという流れが望ましいです。
毬首に無効誘発を打たれた場合の展開を説明します。
【最終妨害】
大王鬼牙
手札しらひめ(ストレエナリリース→ハイペリュトンorティアドロップ)
首狩舞
計4妨害です。
手札にしらひめを抱えていますが後続のロンファを抱えても大丈夫です。
しらひめを手札に加えている理由は墓穴ケアです。
ヌル+毬首初動(手札コスト1枚)
このデッキの最大展開です。
ヌルでゾーハを墓地に送る動きでうららのラグを読み、ヌルSSで無限泡影やヴェーラーのラグを読みます。
ヌルの動きで誘発を読んでキングレムリンやナイアで誘発を踏みに行くのか、それとも毬首NSから最大展開を目指すのかを変えます。
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
クサリガミ
ハイペリュトン
しらひめ(ストレナエリリース)
首狩舞
7妨害うおおおおおーーー!
勝ちどす。
キングレムリンに無限泡影を受けた場合(毬首SS貫通)
手札消費が激しいですが、キングレムリンに無効系誘発を打たれても、毬首から展開していき、キングレムリンを2回出すことで貫通できます。
【最終妨害】
大王鬼牙
ベンガランゼス
しらひめ(ストレエナリリース→ハイペリュトンorティアドロップ)
首狩舞
5妨害で勝ち。
大王鬼牙の代わりにクサリガミを出しても良い↓
ナイアに無限泡影を受けた場合(毬首SS貫通)
【最終妨害】
大王鬼牙
しらひめ(ストレエナリリース→ハイペリュトンorティアドロップ)
首狩舞
誘発を貫通して4妨害成立。
狂咲もあって墓地にもリソースがいっぱい。
↓クサリガミでもよい
展開で考えていること
ここまでごちゃごちゃ展開を書いてきたところで、こんな長い展開覚えられっかい!!!って方に向けて、これを意識して展開をしているということをサクっと書きます。
ベンガランゼスは2+2で作る
ベンガランゼスは植物を素材にしないといけないので、2+2という覚え方で大丈夫です。ジャスミンも武者髑髏も植物です。
また、ベンガランゼスを墓地蘇生する際も素材として使用したリンクモンスターを除外して出します。
大王鬼牙は基本的にベンガランゼスとオオガミヌシで作る
4+3で作るのは少しもったいない気もしますがこれで大丈夫です。
手癖にして覚えましょう。
墓地の蕾禍リンクを蘇生するときはドリュアスをバウンス
蕾禍リンクの蘇生は基本的にはドリュアスをバウンスします。(例外有り)
逆に言うと植物はリンク1にするために盤面に残しておくことを意識すると動かしやすいかと思います。
特にしらひめは自身の効果で特殊召喚するとしらひめが盤面にある間は植物しか特殊召喚できない縛りが付きます。
ですので、しらひめSS→ドリュアス変換→蕾禍蘇生と覚えましょう!
例外としてロンファをバウンスする展開もあります。
蕾禍出張する他デッキに対する溟界ギミックの優位性
六花軸と比較して
最終盤面が似ているので比べられるデッキです。
溟界が六花に比べ、最も優れている点は初動率の高さです。
溟界の方が1枚初動が多く、1枚初動から出力できる最大値も高いです。
溟界は1枚の初動からギミックのカードに触っていくのがメインの動きですが、六花は1枚初動の枚数こそ溟界に劣りますが、1枚初動から展開の途中で触るカード(六花絢爛など)を複数枚積むことで誘発をクリティカルに打たれづらいという特徴があります。
溟界軸と毬首をバランス良く引くことで誘発貫通する溟界
展開途中のカードの素引きによって誘発を貫通する六花
さらっとこんな感じでしょうか。
六花は基本の動きが六花であり、蕾禍リンクをガッツリ使う溟界とは蕾禍出張の雰囲気が大きく違います。
純構築
純構築は蕾禍の動きを止められてしまうと完全に動きが止まってしまいます。
ゴキポールや共振虫を入れることで最大値は伸びますが、毬首に無効系誘発をもらうのがかなり致命的です。
一応ゼリオンズ出張などで細いながらも攻め手は用意できるみたいですが、溟界の展開力には及びません。
毬首以外の強い攻め手を用意できるという点で溟界ギミックは優れています。
蠱惑魔軸
蟲惑魔についてあまり詳しくないので、なんとも言えないのですが、蟲惑魔→蕾禍、蕾禍→蟲惑魔にアクセスすることができないので強いシナジーは感じませんでした。
初動+毬首などのハンドでさらに盤面を強くするという印象です。
noteでいただいたコメントにより、シナジーがあることが分かりました!
ざっくり言うと蕾禍→蟲惑魔の動きは、蕾禍側でネコーン(フィールド魔法サーチするやつ)を含めた4エクシーズを立てれるので、そこからアクセスできます。
また蠱惑魔→蕾禍の動きはジャスミンを経由することで毬首にアクセスできます。
有益情報ありがとうございます!
もっとコンパクトな出張なら罠とリンク体を出張する形になると思います。
昆虫軸
MDでは簡易融合が無いため、オフリススコーピオン→ダーリングコブラ→ビートルーパーの融合体にアクセスできないため、毬首→昆虫に繋ぐカードが無いのが厳しいように感じました。
正直デッキとして成立させるのさえ難しいように感じます。
捕食軸
昆虫軸と同じく、簡易融合が禁止のため簡易融合→アンブロメリドゥスの動きができないのが苦しいように思えました。
初動について
初動枚数と種類
爬虫類側の初動として
召喚権初動:ヌル3枚
非召喚権初動:スネークレイン3枚
準初動:ナイア3枚
植物側の初動として
召喚権初動:ロンファ2枚
非召喚権初動:毬首3枚
非召喚権初動:狂咲3枚
初動準初動を合わせると17枚あり90%は余裕で越えます。
爬虫類側の初動と植物側の初動をバランス良く引くことが誘発の貫通に繋がるのでこの比率にしています。
初動の発動順
①ヌル
②毬首(ロンファor狂咲)
③スネークレイン
④ナイア
ヌル初動は召喚権を使ってキングレムリンを立てる初動です。
ヌル効果でうららチェックと無限泡影チェックができるため、序盤の動きにはうってつけです。
また毬首と併せ持ちしている場合は、誘発をチェックした後に毬首NSからこのデッキの最大展開が狙えます。
毬首はキングレムリンやヌル初動のナイアのサーチ効果に対して誘発を打たれた際に貫通できる初動です。
この構築の場合、毬首単体では大した盤面は作れませんが3種族が絡むと盤面が飛躍的に伸びます。
スネークレイン初動は召喚権を全く使用しない初動です。
スネークレイン+毬首と持っていた時に、うらら受けを考えると毬首をおとりにしてスネークレインを通す方が盤面が伸びます。
ナイアは準初動としての役割で、盤面のモンスター(キングレムリンや毬首など)で誘発を受けた後に展開することで爬虫類展開を通せます。
後手プラン
特殊召喚できるカードはそこそこありますが、展開の起点がナイアと毬首しかないため後手をギミックで越えていくのはなかなか厳しいものがあります。
また盤面に触れる手段が少ないのもやや課題です。
鎧石竜:モンスターバウンス
ベンガランテス:モンスターバウンス
ティアドロップ:モンスターリリース
この3種類ぐらいしか後手捲りで機能する除去がありません。
そこで僕が今回取ったプランは「誘発をできるだけ打って祈る」です。
溟界蕾禍というデッキはリンク数を伸ばして妨害を作っていくので、拡張性が高く、おそらくもっと盤面を伸ばすことができるでしょう。
しかしメインデッキの枠を圧迫してしまうという問題があります。
そこで今回はメインデッキの枠をできる限り誘発に割くためにコンパクトな構築を目指しました。
採用したかったカード
冷薔薇の抱香(フローズン・ロアーズ)
キングレムリンやナイアに対しての無限泡影をかわしながら、しらひめや毬首をサーチするのは結構良さそうだなと思い、最後の最後まで入れるか悩みました。
誘発をかわすという点では非常に優秀なのですが、このカード自体は初動になりづらいというのがどうしても気になってしまいました。
このデッキは爬虫類側の動きを通した方が強いのですが、このカードは植物側に触るカードです。植物側のサーチカードはそんなにい必要ないのです。
無効系誘発を打たれ過ぎて苦しくなったら今後採用するかもしれません。
スモールワールド
ナイアを主にサーチする目的です。
毬首で誘発を踏んで、スモワ→ナイアと動くことで誘発を貫通していけるのではないかという話です。
ナイアの攻撃力が0なこともあって比較的サーチしやすいのも嬉しいです。
ただこのデッキはモンスターを引くと手数なことが多いため、スモワのコストにするのは少しもったいないような気がして不採用にしました。
しかしナイアサーチは強い動きなので今後採用するかもしれません。
金満で謙虚な壺
除外するEXがねーんだわ。
召喚権を使った後のナイアやスネークレインが強いので、それらを引き込むカードとしてはかなり採用したいカードではあります。
スモワと違って手札を切らなくて良いのも嬉しいポイントです。
ただホントにEXが足りねーんだわ。
6枚ぐらい除外しないと引きたいカードって引けないからね………
質問コーナー
訊かれそうなこと&実際に訊かれたことに答えていきます。
カース素引き大丈夫なん?2枚採用しない?
あまり大丈夫ではないよりではありますが、毬首3枚、狂咲3枚、スネークレイン3枚、ヌル3枚→ゾーハ、ロンファ初動2枚など、計14枚の初動で手札コストとして切れるため素引きしても大丈夫という判断です。
夜刀蛇巳の素引きは大丈夫ですか?
毬首+夜刀蛇巳の場合は全く問題ないです。(鎧トカゲで除外→カミキリで戻すため)
ヌルやスネークレイン初動なら、手札コストにする→毬首までアクセス→鎧トカゲで除外→カミキリでデッキに戻すことでリンク数を減らさずに展開できるはずです。(検証めんどくさかったからやってないゴメン)
召喚権+ナイア初動の場合、毬首SS時に除外コストにすることでカミキリでデッキに戻せます。
狂咲が効果で墓地に送れるので夜刀蛇巳のトリガーを引けるという小テクもあります。
結論:多分問題ない
初動17枚は多過ぎない?
それな。
完全1枚初動が14枚(これですでに90%程度)+ほぼ1枚初動が3枚。
植物軸と爬虫類軸の合わせ引きで貫通になるとはいえ、さすがに多過ぎかもしれないです。
ただ毬首単体初動があまりにも弱いため、毬首+3種族にしやすいという理由で初動を厚めにしているという言い訳もあります。
初動はもう少し削っても良いけど3種族はあんまり削りたくないので応戦するGが強い環境とか来て欲しいですね。応戦流行ったら黎溟界闢打つと打たれるんだわ
一応初動を削るとしたらヌルの枚数を減らします。
ヌルは召喚権を使う初動であるというのと、爬虫類側の初動の重ね引きはほぼ貫通にならない(何も知らない人はキングレムリンに誘発打ってくれるかもだけど)という理由で、爬虫類側の召喚権初動の枚数を減らします。
ヌル初動って手札消費するから荒魂を初動にしたらダメ?
ダメではないです。
ただ3種族のカードをあまり減らしたくないです。
毬首+3種族の初動率貫通率を減らしたくないというのが一番大きな理由です。
さらにもし荒魂を採用したとしてもヌル自体はスネークレイン初動で必須なので結局1枚は抜けません。
それならヌル3積みゾーハ1枚でええかという感じです。
おまけ程度にヌル+毬首が上振れ展開で7妨害立ったのに対し、荒魂+毬首だと上振れ展開にならない(とはいえ荒魂初動で6妨害)というどうでもいい理由もあります。←7妨害でも6妨害でも勝ちなのでマジでどうでもいい。
一応荒魂でも大丈夫ってことのオマケとして↓
荒魂初動からキングレムリンに誘発を受け、毬首SSから貫通する展開で少し展開を変える必要があります。
毬首から狂咲+カミキリ(除外)サーチだったところを、鎧トカゲ+カミキリサーチ(除外コスト1枚)にすることで同様の貫通ができます。
この展開は一見手札コストが増えているように見えますが、ヌル初動が手札コストを必要としたところを、荒魂は手札コスト無しでやっているので実は手札コストの枚数は変わりません。
首狩舞って必要?
無くても良いけど、下振れがヤバいヨ。
相手ターン中に後ろに触る手段が無いことを許容できるなら必要ないです。
罠ということもあり、後手で強いカードではないので抜けるなら積極的に抜きたいカードです。
懸念点としては、毬首単騎初動(3種族無し)で首狩舞が無いと大王鬼牙が棒立ちするだけになります。
今回紹介した誘発貫通展開では、大王鬼牙、首狩舞、しらひめ(ストレナエ)で4妨害にするのがメインでしたが、展開ルートを少し変えることで首狩舞のところをベンガランゼスにできるので妨害数も4のままで変わりません。
妨害の種類が変わるだけなので強い初動なら何も問題はないですね。
もし首狩舞不採用ならオオガミヌシのところがクロカミツキになるので、返しのターンに後ろに触ることになります。
スポーアについてどう思ってますか?
スポーアって顔キモくないか?
というのはさておき、展開を伸ばしやすい良いカードとは思っています。
ただしらひめの方が素引きが強いので僕はしらひめを優先しています。
どちらも採用する択もあるにはあるんですが、後手を誘発に頼るためしらひめのみ採用しました。
棘キッスさん(@NOZo1mlVfeVgYeY)から頂いた案なのですが、スポーアとハストールを採用することでコスト無しで溟界ギミックにアクセスできるようになりました!
マジで感謝!!!
このギミックを採用して少し展開を考えてみました。
毬首1枚初動(手札コスト無し)展開です。
【最終盤面】
大王鬼牙
ベンガランゼス
首狩舞
手札コスト無しで3妨害。
この展開は手札に3種族がいない場合にしかやらないので、残りの手札は指名者か誘発になります。
盤面で3妨害、汎用誘発で4妨害と考えれば耐えそうですね。
うらら貫通ハンドまとめてクレメンス
・毬首+狂咲+3種族
・毬首+ナイアorスネークレイン
・ヌル+毬首SS+3種族
・ロンファ+スネークレイン
・ロンファ+ヌル+ナイア
ロンファはうららを打たれると盤面に残らないので貫通力は微妙…。
おわりに
いかがだったでしょうか?
溟界蕾禍というマイナーテーマですが、展開力が非常に高く、拡張性も高いデッキなので、色々いじって使ってみると楽しいです。
皆さんも新弾で追加された蕾禍で遊んでみてください!
それでは!