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グリフォン型スプライト×イビルツイン【遊戯王マスターデュエル】【遊戯王アドカレ】

挨拶の前に企画説明をちょこっと

遊戯王Advent calendar 2023の季節がやってきました!!!

かる~く説明すると、12月25日までみんなでブログリレーをしよう!ってヤツです。
昨日のアドカレ記事はこちら!



はじめに

改めまして、おはこんばんにちは。EXW所属のそれはどうかなと申します。
今回はグリフォン型スプライト×イビルツイン(以下グリラツイン)を紹介します。
構築は少し変わりますが、グリラツインを使って前回のDCを走り、299位という成績を修めました。


重要度レベル
【★★★】基礎編、マジで読んで!!読み返して!!
【★★】発展編、出来れば読んで!
【★】趣味編、気が向いたら読んで~


デッキ概要【★★★】

デッキリストは以下の通りです。
このデッキはトロイメアグリフォンを妨害の軸として、相手の手数を制限したうえで、誘発で戦うデッキです。トロイメアグリフォンに頼りきるデッキではありません。ビーステッドと相打ちになるので、頼りすぎると危険です。
自由枠を16枠取れるので誘発を2枚以上重ね引きすることがしやすい構築を目指しました。誘発や自由枠は環境に応じてカスタマイズするので、主にメインギミックの方に注目してください。

誘発と指名者は環境によってカスタマイズ
この部分を解説していくゾ


構築プラン【★★★】

他のスプライトではなくイビルツインを選ぶ理由

スプライトには色々な型があります。素早いや鬼ガエルを利用した純スプライト。鉄獣と合わせた鉄獣スプライト。リチュアと合わせたリチュアスプライト。
これらのデッキに比べてイビルツインが最も優れた部分が1つあります。それは素引きしたくないカードが極端に少ないということです。
イビルツイン要素はほぼすべて初動で構成されており、スプライト要素は誘発貫通兼上振れ札になります。他のカードはほぼ誘発で構成されるため引きたくないカードあるいは引いてはいけないカードがほぼ無いです。
メインデッキの純度の高さこそが安定とパワーを生み出すと考えています。


イビルツインの大きな欠点

イビルツインの大きな欠点は妨害数の少なさです。他のスプライト系のデッキが4,5妨害と構えるのに対し、イビルツインは3妨害に上振れがちょっとつくだけです。展開デッキでありながら妨害数に不安がありました。
そこでデスサイズやトロイメアグリフォンのように手数を否定する妨害を構えることが重要と考えています。


デスサイズ批判

よくあるデスサイズで制圧するイビルツインは、ビーステッドや墓穴を重く受けるという弱点や、クシャトリラやラビュリンスに対し、強い制圧をできないという欠点がありました。
またデスサイズという素引きが強くない札でデッキ枠を圧迫するのも不快でした。


トロイメアグリフォンについて

今回の構築はトロイメアグリフォンで制圧することを目標として構築しました。
トロイメアグリフォンはリンク状態ではない特殊召喚されたモンスターの効果を発動不可にするため、リンクを多用しないクシャトリラやピュアリィに刺さりが良いと判断しました。
またリンクされてもLINKキスキルで割れるので、そこまで刺さらない相手がいないという考えもあります。
マスカレーナから出すので、ラビュリンスに対してはトロイメアユニコーンを出すという選択肢も取れるため、対応力が上がったと言えます。
さらに相性が良い点としては、トロイメアグリフォンはイビルツインと相互リンクになることができ、墓地からスターターを回収しながら1ドローできる点です。悪魔族なのでイビルツインの縛りをかいくぐれるのも良いです。

疑似スキドレ&後続確保&1ドロー


後手の考え方

誘発を2枚投げて止まることを祈る。これに尽きます。スプライト系のデッキの特徴でどうしても着地狩りに弱く、後手をギミックで乗り越えていくことが難しいです。ですのでできる限り誘発を積んで相手を黙らせてからアーゼウスなどで捲りましょう。


返し札について

三戦の才のような返し札を採用しない理由については、イビルツインはギミックで相手ターンにもドローをするので、先攻を絶対に勝つなら誘発を優先するべきだと考えています。
また、ラビュリンス、ピュアリィ、クシャトリラ、斬機、VSなど分布が割れているので有効な返し札が絞りにくく、誘発の方が弱いながらも丸く刺さると考えています。トーナメントの大会などで参加者を見てある程度分布が読めるのであれば、効く返し札を採用するのも有効だと思います。
特に三戦の才はクシャトリラの後手勝率を上げるカードなので、かなり採用候補ではあります。



先攻展開(あらすじ)【★★★】

文字で書くとすごい見づらくなると思ったので紙芝居風にご覧ください。

1枚初動(マスカレ経由)

リィラ1枚からライブツイン2体 展開スタート
ギガンティックで展開伸ばす
マスカレとキスキルで
リンク召喚!
最後にイビルツイン展開をする
相手ターンにエルフでマスカレを蘇生
マスカレからグリフォン

マスカレ経由展開の弱点としては、マスカレ蘇生に墓穴やビーステッドを食らうと妨害ができないという点があります。


1枚初動(マスカレ経由しない)

リィラ1枚からライブツイン2体 展開スタート
キャロットは守備で
ここからイビルツイン展開
1ドロー!
LINKキスキルを2回出す
相手ターンにリィラで1枚破壊
キャロットの魔法罠無効
ジェットでリソース回収


2枚初動(ライブツイン+SSできるモンスター1体)【★×5億】

これが最も使うので絶対に覚えましょう!!!

モンスター3体 展開スタート
ギガンティックでモンスターを増やす
エルフを使ってリンク数を伸ばす
最後にイビルツイン展開をして終了
相手ターンにグリフォンを出して制圧&リソース回収
キャロット蘇生で三戦の才ケアも忘れずに

1番よく使う展開です。ライブツインとSSできるモンスターがいるとできます。SSできるモンスターなら何でも良いのでかなり再現性が高いです。


2枚初動(キャロット残し)最終盤面

この展開はマスカレを墓地に残す代わりにキャロットを盤面に残せるのが魅力です。初動で魔法から動くデッキに対して有効な盤面と言えます。
さらにマスカレーナを絡めてエルフを出すのでエルフに破壊耐性が付けれます。
ほぼ使うことはないですが、覚えておくとたまに便利なことがあります。

最終盤面にキャロットが残る


3枚初動以上最終盤面

最終盤面にキャロットやスマッシャーズが追加されます。

キャロットが立つ場合
できればスマッシャーズを構えたい


下振れスプライト最終盤面

どういう展開になるかはその時引いたスプライトカードにもよりますが、スプライトを絡めて2妨害以上作ることを目標としています。
【初動】G+レッドの場合

手札に誘発が固まっていたらマスカレ無しも視野に入れる
手札に切っても良いカードがあるならマスカレまで立てることもある


ギガンティックが通らなかった場合

スプライトで貫通できる場合はスプライトで誘発を貫通することを目指しますが、無理な場合は1ドロー+トラブルサニー着地を目指します。
体感なんですが、誘発を2枚ぐらい貫通してトラブルサニー+1ドローで誘発を抱えてターンを返せばだいたい勝つ印象です。

トラブルサニー最強!!!



採用カード詳細解説【★★】

展開を見たところで採用カードの細かい話をしていきます。
全部話すとすごい量になってしまうのでいくつかピックアップして話していきます。

ライブツイン要素

初動の塊

・初動枚数について
1枚初動が10枚で1枚初動率は約78%です。
モンスターが5枚で魔法が5枚になっています。理由はモンスター+魔法なら上振れになるのでバランスよく引きたいと考えているからです。
初動をもっと増やすこともできますが、このデッキは初動ばかり引くと誘発が貫通出来なかったり、誘発が減ると後手が勝てなったりするので、1枚初動を10枚に抑えました。毎回バランスの良い手札を引くような構築を目指しましょう。
めちゃめちゃ事故るデッキではないですが、事故と戦うデッキではあると思ってます。
もしこれ以上初動を増やすのであれば、パスフレーズをオススメします。
リィラを引くことが強いのでリィラになれるパスフレーズの方がキスキルを増やすよりも優先されます。

・リィラトリート不採用について
キスキルを召喚する場面が少なく、スプライトで誘発貫通すれば良いので、
リィラトリートは必要ないと判断しています。初動にもなりませんし、墓地効果も弱いので。

・LINKキスキル2枚採用
スマッシャーズのコストにしやすいのと、1枚初動展開で2度出すことがあるからです。


スプライト要素

妨害!展開!誘発貫通!

ここで注目すべきことは以下の3点です。
・レッドが2枚
・ピクシーズの採用
・ガンマバーストの不採用
順に述べていきます。

・レッド2枚の理由
レッド2枚の理由と言うよりは、キャロットよりレッドの枚数が多い理由です。
レッドは先攻盤面で出ることは基本ありませんし、先攻で優先してアクセスすることもないです。
先攻展開でアクセスするのは三戦の才のケアのため、キャロットが優先されます。
キャロットは確実にアクセスするので1枚で十分なのですが、LINKキスキルのドローで上振れになるのはレッドなのです。レッドを引いたらSSして妨害を追加しましょう。

・ピクシーズの採用
先攻展開でライブツインが引けなかった時にスプライトのみで妨害を構える際に、エルフでブルーを蘇生し、ピクシーズをサーチします。そうすることでぎま戦闘で妨害を踏まれるのを防ぎます
ガンマバーストと違い戦闘補助だけでなく展開にも使えるもが魅力です。

戦闘補助

・ガンマバーストの不採用
素引きしたくないカードを極力減らすということを意識した結果、不採用となりました。
シャドーモスキートの実装によりライフカットをしやすくなったのもあり、ガンマバーストでなければライフを詰め切れないという状況がやや減ったように感じています。
しかし、ガンマバースト欲しいなぁと思うこともあったので、ここは好みだと思います。

ワンキルは簡単になるが…



マスカレーナから出すカード

マスカレーナから出すカードは、トロイメアグリフォンとトロイメアユニコーンの主に2種類です。たまにサロスも出します。
トポロジック・ゼロヴォロスなども採用が検討されましたが、出さなくても勝てる試合がほとんどだったので採用を見送りました。
サロスも出す場面がほとんどなかったのですが、サロスがあるとアルバス召喚時効果にチェーンしてアルバスを処理できるので、入れておくと負け試合を勝ちにできることがあると思っています。

対烙印で大活躍


採用候補【★★】

今回僕はサロスを採用していますが、EX枠だとサロスの枠が自由枠になっています。

・リブート&トロイメアフェニックス

しーたけさん(@sitake_)から頂いた案ですが、かなり良いと思ったので紹介させてください。
LINKリィラとトロイメアフェニックスで2面割りできるので、先攻展開時にもリブートを打てるのが魅力です。
環境的にリブートが強いのであれば、めちゃくちゃ強力なプランだと思います。

イビルツインと相互リンクになれるのも魅力!


・デスキャスター

利点として
➀戦闘効果破壊耐性を付けられるので打点の貧弱なイビルツインやスプライトを守れる
②悪魔族を蘇生できるのでLINKキスキルやLINKリィラを蘇生できる
欠点は
➀無くてもデッキが回る
②このカードがあったから勝てるという試合が特にない

ビーステッドとグリフォンが相打ちになるのを防いでくれるのも良い


・キャットシャーク

ワンキル要員です。
ワンキルするのに使いますが、トラブルサニーやシャドーモスキートなど他にもワンキル方法があるのでそこまで必要ないかなと思っています。
さらにそもそもワンキルしなくても良いかなとも思っています。

ワンキルワンキル~


・リングリボー

対斬機の後手で出すカードです。
イビルツインは後手でライブツインモンスターNSからモンスター2体が出てくるので超階乗が開かれにくく、ギガンティックまで待つ人が一定数います。そうなるとリングリボーチャンスが生まれるのです。
ドロバなどで盤面を弱らせてリングリを出せば手数で斬機を攻略できることもしばしばあります。

「まさかイビルツインに入ってるとは!」となること間違いなし


・強欲で貪欲な壺

手札増強カードです。
ゴウドンを入れて金アイコンを取った方もおられるので、大きな声で言うのははばかられますが、僕は反対派です。

まずゴウドンの利点としては以下の2点が挙げられると思います。
・うららを受けられる
・後手で手札が増えると手数が増える
以下、反論です。必要ないという意見です。
うららを受けれるという点に関してはうらら受けがそもそも良いデッキなので必要ないです。先攻展開後に発動するにしても過剰です。
スプライト系は手数が出ないので手札が増えても着地狩りされ続けて負けます。返し札を引いてくるという話もあると思いますが、返し札1枚で盤面を返せるようなカードはそんなに無いと思っています。

さらにゴウドンの欠点を述べていきます。
・スプライトジェットが壺で飛ぶとリンク値が減り、盤面強度が下がる
・誘発の枠を圧迫し、後手勝率が出ないと考えられる
ジェットでリンク値を伸ばすことと、トロイメアグリフォンでスターターを回収することが大事だと思っているので、ジェットが飛ぶという事象は看過できないものがあります。
さらに後手から引いて強いカードが少ないので、手札増強が弱く先攻で過剰に妨害を増やすカードの印象があります。

ゴウドンを少し使っただけなので、こんな使い方もあるよーという方は教えていただけると助かります。

2枚ドローは最強なのか⁉


知っておくとお得なハナシ【★】

御巫フゥリの倒し方

御巫フゥリの対象耐性は非常に厄介に見えますが、トラブルサニーの墓地効果で、対象を取らずに墓地送りにすることができます。
蚊学忍者シャドー・モスキートでも対処が可能です。対象を取らずに戦闘時に無効にできます。スケアクロークシャトリラと似た効果ですね。
スマッシャーズでも処理できますが、御巫に対して1つしか解答がないとそこに対して妨害を打たれるので、2つ以上あった方が良いです。

3300打点と墓地効果が強い!!!
ワンキルだけちゃうで


展開で意識すること

先攻展開時は誘発を受けて最大展開をできないことを考えて、出来る限りキスキルを盤面に残しながら展開します。どこかで誘発をもらっても最低限1ドローしながらトラブルサニーまで行けるからです。
逆に後攻時の展開はリィラを残しながら展開することを意識しましょう。リィラからLINK展開をするとLINKリィラで1枚盤面を触りながらトラブルサニーを出せる可能性が残せるからです。


クシャトリラユニコーンについて

このデッキはクシャトリラユニコーンで抜かれたくないカードが主に3種類あります。LINKリィラ、アーゼウス、シャドーモスキートです。
アーゼウスが残れば、アーゼウスで盤面飛ばします。
シャドーモスキートが残ればワンキルを狙いに行きます。(実は結構これが難しい)
LINKリィラが残ればトラブルサニー+スプライト達でワンキルを取りに行くか、相手の盤面を返して制圧仕返しましょう。


ケアする誘発について

ケアする順番はニビル→ドロバ→うらら、無限泡影、ヴェーラーの優先順位でケアしましょう。
そのため展開で以下の3点を意識します
ギガンティック+キスキル(特殊召喚4回)の盤面を作る
・トラブルサンよりスプライトのサーチを優先
・レッドを素引きした場合、上記2つの条件を無視して優先的に出す。(最終盤面には残さない。)ドロバとニビルはレッドで弾く


優先する妨害は?

優先順位は以下の通りです
➀イビルツインギミック
②マスカレーナ
③キャロット
④スマッシャーズ
⑤レッド

➀イビルツインギミック
イビルツインギミックはデッキを回すことにつながるので優先的に回します。
誘発を貫通した際に1番残りやすい妨害なので、最優先というより1番作りやすい妨害と言えるかもしれません。

②マスカレーナ
マスカレーナはトロイメアグリフォンを出して手数を否定するため優先的に作りたい妨害です。
しかしマスカレーナを優先しない条件もあります。
・リンク数的にキャロットとマスカレーナのどちらかしか立たない場合
この条件に加え
・うらら、無限泡影、しぐれ、ヴェーラーの内2枚引けた場合
・スマッシャーズをサーチまたは素引きした場合
のどちらかが満たされた場合のみマスカレーナではなくキャロットを優先して立てます。

③キャロット
モンスター効果の多くはトロイメアグリフォンで弾けるので、魔法罠無効のキャロットを優先します。
キャロットのコストはエルフを使うことが多いですが、イビルツインギミックの妨害を使った後であれば、LINKキスキルを優先します。

④スマッシャーズ
今期最強の除去札です。
刺さらない対面が無く、対象を取らない除外除去なので防ぐことがほぼ無理です。
除去として非常に信頼できます。

⑤レッド
盤面に残すことがほとんどない妨害です。
ただ自分のターンでLINKキスキルのドローで引いた際、レッドをSSすることがたまにあります。


対斬機トラブルサニー小テク

イビルツイン側が先攻時に使える小テクです。
トラブルサンがあり、こちらにイビルツインモンスターがある場合、相手が召喚・特殊召喚するたびに自分のLPが200回復するので、8800以上になると相手がワンキルするのが難しくなります。
通常展開ができればこれは放っておけば発動するので気にしなくて良いのですが、誘発を受けてトラブルサニーでターンを返す場合、トラブルサニーに墓穴を受けるという裏目があるので相手が召喚・特殊召喚を4回するまでトラブルサニーを使わないようにしましょう。

バーンと回復は地味だが覚えておこう
誰がなんと言おうがイビルツインのエース

最後に

いかがだったでしょうか?
イビルツインの可能性を感じていただけたでしょうか?
tier1になるようなデッキではありませんが、かなりポテンシャルの高いデッキだと思います。
もし良かったら使ってみてください!



明日のアドカレ記事

yugioh-hackさんの投稿です!

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