安室奈美恵さんについて
何を隠そう私は安室ちゃんが大好きだ。
私にとって、安室ちゃんはずっと憧れの女性
まず、かわいい。
そして、かっこいい。
踊ればキレッキレのダンス。
ブレない強い意志。
謙虚で周囲への感謝を忘れない。
影で努力してるのを見せつけない。
私にはもっていないものをすべて持っている。
私が中学生のとき、安室ちゃんは曲をリリースすれば大ヒットという、いわゆるアムラーブーム。
周りの同級生はみんな安室ちゃんが好きだった。
当時、天邪鬼だった私は
「あー安室ちゃんねー、かわいいよねー。けどそんなに好きじゃないかなー」
というお前何様だよ。な中学生だった。
時は経ち、アムラーブームも終わり、浜崎あゆみや宇多田ヒカルなど歌姫がたくさん出てきた。
世間では、安室奈美恵=過去の人 みたいな時期だったと思う。
そんなとき不意に聞いた安室ちゃんの曲。とってもカッコよくて、雷が脳天に落ちた感覚だった。
それからLIVEに行き、完全に虜に。
Twitterで安室ちゃん友達を作り、LIVE会場で会う。オフ会にも行った。同じツアーに何本も行った。完全にライフワークになっていた。
安室ちゃんのために働いている。といっても過言ではなかった。
そうこうしてる間にデビュー20周年記念ライブ。
安室ちゃんの生誕の地、沖縄で。
とても楽しみにしていた。
この日のためにいろいろ頑張った。
数日前、台風が発生した。
なんとか逸れることを祈った。
願いは届かなかった。
ライブは中止。
絶望だった。泣いた。めちゃくちゃ泣いた。
自然のこととはいえ台風を恨んだ。
一番悔しいのは安室ちゃん本人だろう。
でもやっぱり一緒にお祝いしたかった。
それからも毎年安室ちゃんはライブで全国各地を回ってくれた。
5年後、25周年。
リベンジの沖縄ライブ。
当時の私は2人目を出産したあとで、どう考えても沖縄遠征は無理だった。
今回はしょうがない。諦めよう。
30周年を全力でお祝いしよう。
そう自分に言い聞かせて諦めた。
そして25周年。
また台風が発生した。
自然のこととはいえ台風を恨んだ。
この台風は空気を読んでくれたのか、少しコースが逸れ直撃ではなかったのでライブは無事開催された。
このライブから3日後、安室ちゃんは引退を発表した。自身40歳の誕生日に。
ニュース速報が流れた。震えが止まらなかった。
こんなことになるなら沖縄行けばよかった。
自分を恨んだ。泣いた。めちゃくちゃ泣いた。
引退の日まで1年ある。
安室ちゃんの決断を応援しようと心に誓った。
決意した日から、私に出来ることは安室ちゃんのためにお金を使うことしかできなかった。グッズ、CD、DVD、雑誌…たくさん買った。
そしてひとつだけ頑張ろうと目標を立てた。
それは髪を伸ばすこと。
なんだそんなことか。と思われるかもしれないが、私にとって髪を伸ばすことは苦痛以外の何者でもない。
だから頑張ろうと思った。
この1年は家族にもたくさん協力してもらって、遠征にも行かせてもらった。
チケットは取れなかったけど、東京ドームにも最後の沖縄にも行った。
後悔したくなかった。
沖縄では花火を見た。
安室ちゃんの曲に合わせて打ち上がる無数の花火。人生で見た花火で一番綺麗だった。
そして号泣しながら花火を見たのも初めてだった。
安室ちゃんいままでたくさんありがとう。
安室ちゃんのおかげでたくさんの人に出会えました。本当にお疲れさまでした。
そういう気持ちで夜空に輝く花火を見た。
安室ちゃんが表舞台からいなくなった。
後悔しないように…
ただそれだけの1年だったけど、ぽっかり心に穴があいた。
頑張って伸ばした髪をばっさりショートにした。
頭は軽くなった。
そしてくせ毛になった。
胸まであった髪を切ったからなのか、ストレスなのかはわからない。単純に加齢というのも否めない。
自分で言うのもなんだが、キレイなストレートだったんです。私。
いまだに安室ちゃんのDVDは観れない。
観たら無性に会いたくなるから。
そして25周年沖縄ライブは、その場にいなかったという現実が胸をしめつける。
推しは推せるときに推せ!
安室ちゃんが引退して6年が経とうとしている。
やっと心の中を文章に出来た。
これから先の人生も不意に思い出して悔やむ日はあるだろう。でも安室ちゃんを好きでいて楽しいことのほうが圧倒的に多かった。
安室ちゃんが引退するときに残した言葉。
安室ちゃん、私はsumikaという大好きな音楽に出会えました。きっともう大丈夫です。
これからはsumikaに支えてもらいます。
安室ちゃんを思い出して久しぶりに泣いた。
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