結婚するということ。
結婚するということは、その人とずっと一緒に暮らし、お互いがお互いを支え合って生きていくといういわば「契約」です。
基本的に契約内容が変わっても、契約は続行し、もしくは続行させる努力をしなければいけません(契約を破棄するということは離婚です)。
…なーんてこれから結婚する方をビビらせることを言いましたが、いやほんとこれまじで。これから結婚をするという方に是非読んでもらいたい、今回はそんな感じの記事を打ちます。
結構一緒にいて気楽だなー、自然体でいられるなー、という感じで結婚をする方、ついったーのたいむらいんでよく見かけるので、だ、大丈夫か…?と常日頃思ってます。結婚すると、こんなことが起こることがあります。
・相手の収入がいきなり0になった。
・いきなり3000万の借金がやってきた。家に住めない。
・相手の性格が変わった。ヤンデレになった。
・相手に障害がプラスした。
・相手のせいで子どもが作れなくなった。けど子どもが作りたくなった。
・相手が全く家事育児をやってくれなくなった。
こんなことが起こる可能性があります。…本当に、大丈夫???
借金が舞い降りてきて、家に住めなくなって、ヤンデレになって、障害がプラスして、全く家事をしなくなっても、一緒に添い遂げる…できますか?
ちなみに私の場合、夫の収入はガンガン上がりましたが、夫の性格は変わり、私に障害がプラスされ、私が家事育児をすることができなくなりました。
私の中できつかったことは、夫の性格がどんどん変わっていったことです。
・夫が支配的になる。基本的に毎日あいほんを見せないといけない。
・夫がどうしてこんなこともできないんだと言い始める。
・夫が自分の計画通りにことが進まないとイライラしはじめる。
・私の趣味であるもので気に入らないものは捨て始める(ソシャゲ、結構消されました)。
・全ての夫の趣味に付き合わないといけない。異論は許されない。
・私の交友関係を全てぶっ潰す(LGBTという言葉を知っていたせいで友人と会う=浮気じゃないか?という疑念をもたらされました)。そのせいで友達がゼロ。
契約内容…どんどん変わってる…やばい…これのせいで(多分)うつという病気にかかり、家に帰るよりも入院してた方が夫と会わずに済むからずっと入院してた方が楽だ…と思ったレベルです。そのせいで累計2年間入院しました。退院した後、かなりの薬をぶっこまれていたせいで身体はぼろぼろになり、仲良くなった友人と会うことになっていたのですが、その人と会おうと言っていたせいで(結構それが生きる希望でした)、その友人との交流も捨てることになりました。その後、やっぱり友達と会いたい、と言ったら、離婚するか?と言われ、身体はボロボロ、もう駄目だ…と思っていた私は「離婚…したいです…」と言った瞬間に彼は私の実家へ速攻電話し、基本的な荷物を持たされ、実家へ行くことになりました。3日後離婚届を出し、そして私の荷物は実家へ行った1週間後、全て引っ越し業者へ。行動、早かった。
えー大丈夫!と思っている貴方…いや私も最初はそう思ってたんですよ。でも現実は甘くない。私は友達も全員ぶっ潰されたり、あいほんチェックされたり、ソシャゲ消されたり、どうしてこんなこともできないんだ、と言われたり、夫の趣味は全肯定することになったりしても、まあいいか、と思ったりしてて、夫の趣味は結構楽しいものだったのであまり苦痛はないと思っていたのです。ただ、計画通りにことを進めないとイライラされる。これはかなりの苦痛をもたされました。
…予定通りに子どもを作らないといけなかったのです。
もちろん予定通りに子どもなんて作れません。授かりものですから。でも彼は予定通りにこどが進まなかったので、どんどんイライラしていく。なんで子どもができないんだ!と言い始めました。いやほんとこれ苦痛。子育ても1歳違いの子どもだったので、アホみたいにきつかった。
そして彼の年収はバカみたいに上がっていく。最初は600万だった年収、入院する間際になって1600万(離婚時は1800万)。病室も個室があてがわれました。ただ、そういうことは、つまり、彼の能力ステータスもどんどん上がっていったということです。そのため、こちらに求められる能力ステータスもバカみたいに上がっていく。そして上記のことは全て求められる。次第に私は苦痛じゃない、と思っていたことも苦痛さを感じ、それが累積していって、うつという病気にかかりました。
最終的に彼はどうなったのか。
子どもと遊びながらアホみたいに綺麗なパワポを〆切前に作り上げ(実際に入院中に見せられたことがありますが、本当にアホみたいに綺麗で分かりやすいパワポでした)、日中の会議でどうしても遊べない時はシッターさんを雇い、コックさんも雇い、コックさんに作ってもらった美味しい食べ物を食べて、夜は子どもの世話ができるようになってました。もちろん彼の関わっているプロジェクトの実績は全てうなぎ上がり。
コロナが流行っている中、他のマネージャーができないことをさらっとやってあげ、出世ロードを駆け上ってました。もちろん子育てをして。
は???バカじゃないの???と思いますが、それが彼でした。なので入院中、うつできつかった私に対して彼はこう言いました。
「どうしてあんなこともできなかったんだ?」と。
いや…そりゃ、そんなバカみたいなこと、少なくとも私には無理だよ…っていうか普通の人はだいたい無理なんじゃないかな…だいたい奥さんが入院したら旦那さんは家事に専念して出世は諦めるんじゃないかな…と思いたい。
これは自慢ではない。能力ステータスを上げることはきついし、予定通りに子どもも作らないといけない。性格も変わる。最初はそこまで苦痛を感じなかったことも続くと苦痛を感じ、うつになる。
…さあ、貴方はそれでも結婚をしますか?
結婚して良かったなあ、と思ったのは彼の収入がアホみたいに上がっていったこと、夫の趣味に合わせないといけなかったけど、新しい世界が見えて良かったこと、まあ、そういえばそれなりに彼は彼で私のことを愛そうと思っていた…のかなあ?って感じです。
入院前は星3レストランにも気軽に連れて行ってもらい(星3ってすごい美味しいんですよ)、素敵な服や装飾品を買ってもらい(3年経った今でも大事にしています)、アホみたいに高いホテルに連れて行ってもらい(今でも子どもと行っているようです)、食事のマナーを学ばせてもらったこと(そのおかげか、結構お店の人が笑顔になってくれるのは良かったなあと思います)。あとアホみたいに高いホテルに連れて行ってもらって、凄いホスピタリティのいいサービスを受けられたことはいい経験になったかな、と思います。ホテルマンの人たちって本当に顔と名前を覚えてるんですよ。年4回くらいしか行ってないのに。あと夫の趣味と付き合うことによって、新しい趣味もプラスされたのでそれも良かったかな、と思います。
そして、病院にも毎週通ってきてくれていたこと。彼は世田谷の家から八王子の田舎の病院までせっせと来てくれていました。私にとっては恐怖の時間でしたが、彼は彼なりに心配していてくれていたのかな、と今にしては思ってます。
ただ、友達はほぼゼロになり(ついったーやその他諸々で話す友人はいますが、多分知り合いレベル)、うつという病気はちょいちょい酷くなったりして、去年の6月までちょいちょい入院する羽目になりました。今でもたまーに夫との結婚生活を思い出してきつくなることもあります…。
以上、終わりです。結婚する方、頑張ってね!
結婚相手は慎重に選ぼうね!同棲してる段階で「あれ?」と思うことがあるのならば危険です!今すぐ逃げましょう!
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