(2023.08.20)第一章 肝虚陰虚証(1) イライラしやすい人、不眠症でお困りの人は肝虚陰虚かもしれない⁈(動画解説付き)
甘い、辛い、しょっぱいなど、
人間の五感の一つで豊かな
食生活に欠かせない「味覚」。
においを感じとる鼻の嗅覚と強く関係している。
2020年から続く新型コロナウィルスでは
「味を感じない」といった味覚症状が
自覚症状の一つとされた。
味覚障害を訴える患者のうち
9割以上が「においがわからない」
などの嗅覚異常もあった。
味覚障害を訴える人たちを検査した結果、
7割の人が味覚を感じる機能に異常はなかった。
研究者によると
「ウィルス感染に伴って鼻の奥の炎症などによる
嗅覚の異常が、
味を感じにくくさせているのではないか」という。
私も子供の頃、
嫌いな食べ物を無理やり食べた時、
目を閉じて鼻を摘んで口に放り込み
噛まずに液体で無理やり流し込んだ記憶がある。
そうすると味が薄く感じて何とか食べられた。
味覚と嗅覚のつながりはあると思う。
苦手な食べ物でなくても、
味がおかしいと感じる原因は
嗅覚障害以外にも、
ビタミンや亜鉛の欠乏、
加齢、
心理的な負担などが
複雑に絡み合っている。
味の異変は、
病気発症のサインとしても
気をつけたいところだ。
認知症や手足に震えなどが
出るパーキンソン病の初期症状として
味の変化があると言われている。
私たちの豊かな暮らしに与える風味は、
味覚や嗅覚が大切だ。
これを味わいと言えるだろう。
味わいを与える風味に「食感」もあるべきだと思う。
よく噛んでますか?
タコを食べる習慣のない国からの
留学生にタコの刺身を食べさせた。
「何も調理していないタコを食べるのか」
と驚いていた。
恐る恐る口に入れて、彼は「食感」の魅力を感じた。
日本には食感を表す言葉が445語もあるそうだ。
英語では77語しかない。
彼は噛み締めるほど、
タコの弾力と甘みを感じあっという間にタコを平らげた。
歯と顎が丈夫なのは健康で長生きの秘訣の一つだと思う。
あともう一つ言うなら、排泄だ。
人間の入り口と出口が健全に働いていれば、と思う。
さて。
なぜ病気になるのか?
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漢方の奥深い世界に触れたことで、ますます興味が湧いていることと思います。漢方には、体質改善や健康維持に役立つ素晴らしい効果があります。ぜひ、漢方を学び続け、自身や周りの人々の健康に役立てていただければ幸いです。 今後とも、🦓シロ/漢方相談薬局にご期待ください。