エリザベス女王杯
2020年から京都競馬場が改装工事されるようになってから阪神競馬場での開催に変わったエリザベス女王杯。
阪神競馬場での開催は2年しかないためレースの情報が少ないが、内回りのコース形態に反して圧倒的に後方勢の馬が好成績を残している。これは2度の坂越えとエリザベス女王杯が開幕6週目に行われるため内の馬場が大分馬場が荒れてきていることより秋華賞以上に前の馬にとって不利な条件になってしまいます。また、G1であるためどうしても最初の1,000メートル通過もそこそこ早くなってしまい、同時に外伸びであることも拍車をかけて前の馬がきつくなる要因になっています。これは同条件で開幕週に行われる京都記念が開幕週の恩恵を受け、前残りが多い傾向であることからもわかります。そのことからこのレースではパワーとスタミナが必要になってくるが、逆にパワーのある馬にとっては中山コースほどではないが4角の距離ロスがかなり響くコース形態のため後ろでじっくり足をためてからインコースから突き抜けてこれることは十分可能であることから枠順にも注目したいです。
上記より本命は
◎ピンハイ
としました。理由はいくつかありますが、
まず1つ目にこの馬は能力は間違いなくG1級であることです。この世代は2歳児のG1世代が春で大きく注目され評価を受けているため、スタニングローズと同じく評価は低かったです。しかし、スタニングローズの秋華賞もあり段々と成果は表れています。ピンハイは桜花賞5着・オークス4着とギリギリ馬券内に入ることができず、賞金不足で秋華賞に参戦できなかったため評価は低いですが春のG1は二戦とも不利がありながらの着順でしたし、この馬はオークスのことからわかるように他馬と比べても距離延長を苦にしない馬です。しかも、前走の条件戦の1800mのレースですらレコードにあと0.4秒届かないタイムで、とてつもないポテンシャルを秘めています。今回は初の小回りですが後方有利の今回はさらに期待できます。
2つ目にこの馬はギアチェンジ能力がとても高いことです。新馬戦や桜花賞、オークスなど不利をよく受けたこの馬ですが失速した後の進路が空いて再び加速するまでのインターバルの短さは驚異的です。元からスピードもあって空いた進路に持ち出すのも早く、坂の後もしっかり伸びてくれるのでこれといった心配要素もありません。外枠を引いてくれればもっとプラスになります。桜花賞とオークスに比べ1キロ軽くなりますし、鞍上も阪神の得意な川田騎手なのもあり本命とさせていただきます。
追記
ピンハイは2枠の3番ということで絶好の枠とはなりませんでしたが中枠でなければ特に問題はなく、むしろ1枠の2頭がピンハイよりも前に行くのでラチ沿いで足を溜めることができ、経済コースを通れます。
また、4角でかなりごたつくと思うので大外に回される心配もなく去年のクラヴェルのように内から抜けてこれることも可能です。そこは騎手の腕次第だと思いますが、川田騎手は追い込みよりかは馬郡を割ってくる方が得意としているため心配はないと思います。
○イズジョーノキセキ
▲ウインマイティー
△ウインマリリン、デアリングタクト、アンドヴァラナウト、スタニングローズ、ルビーカサブランカ
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