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アメリカの西側(太平洋側)は世界から隔離されてる(地理的に)


太平洋中心の世界地図

世界地図は作られる国によって微妙に違なる。
自国を中心に来るように作るためというのがその理由。

ですのでオーストラリアなど南半球の国では

南極が上の地図になる


日本では太平洋中心と呼ばれる世界地図を作製


ヨーロッパでは大西洋中心の地図を使う。

大西洋中心の世界地図
この地図ゆえに日本は極東と呼ばれる
太平洋中心の地図だと極東はニューヨークになるか?

球体のものを無理に平面図にしているので中心をずらしたりしてみるとニュアンスが微妙に又は大きく変わる。

現実に近い距離感を知りたいのであればやはり地球儀が正確。
それには地球そっくりビーチボールなど最適。
我が家には子供の頃それがあった、そういえば、今思い出した。
地球儀より安かったからという理由だと思うが、地球儀より優れた点は簡単に南極、北極を中心にして世界が見れること。地球儀は構造上南極北極を軸とするので自転と同じ角度で回転する…逆にそれ以外の動きは制限される。地球儀上に人が居たら気持ち悪くならないけれど、ビーチボール地球だと酔う感じ。。。


ビーチボールズ.com

地球儀はトロフィー同様なんとも言えない存在だけれどビーチボール地球は抱っこも出来るし邪魔な時は潰せるし蹴っても飛ばしても安心の存在感。
地図を学ぶにはもってこいの逸材。
いらいら解消にも役に立つ可能性もある優れもの

さて平面の地図だと距離感がめちゃくちゃなのでわかり難いですが太平洋のど真ん中にあって近そうなハワイ

…意外と日本からもアメリカ西海岸からも遠い。

球体の距離の測り方は意外と簡単で
テープメジャーを側面に隙間なく貼り付けて図れたはず(たぶん・・・適当)。

球体で地球を見ることで

なぜかつて日本からヨーロッパ行きの便がアラスカ州アンカレッジで給油したのか(冷戦時代ソビエト連邦の上を飛べなかった+飛行機の飛行可能距離が今よりも短い)とか
ロシアウクライナ情勢の現在日本からヨーロッパ行の便が時間がかかりチケット代が上がっている理由が視覚的にわかりやすくなるはず。

ハワイの場所と大陸からの距離感も。

羽田空港から飛行時間がアメリカ本土まで一番短いのがSeaTacシアトル
9時間10分 。

SFO サンフランシスコまで9時間半

LAXロサンゼルスまでは10時間

最短距離を飛行するためにかなり北,
ベーリング海峡を行くのですが平面地図ではわかりにくい。

ハワイはほぼ日本とアメリカ西海岸のど真ん中に位置しています。
6時間45分 羽田ーホノルル
6時間33分 SeaTac-Honolulu 

平面図にせよ球体にせよ眺めてみると実はアメリカ北西部から海外はとてつもなく遠いということがわかると思います。

カナダを海外旅行とするなら1番近いのはカナダ。バンクーバーやヴィクトリアなどは国境超えて直ぐなので車でも気軽に行ける。海の島をフェリーでカナダ国境に入ることも可能。

ですが、飛行機でルンルン海外旅行のカテゴリーからは違う気がする (私的観点から)。

SeaTac からカルガリーまでは直行便があるので1:45($350)で到着ですがPortlandからですと乗り換え一回のため5時間($450)

近いのか?遠いのか微妙…
車で行けば14時間ドライブ

カナダのモントリオールまでは乗り継ぎ一回、7時間
($544)

東側にはアメリカ合衆国が広がってますので旅行は色々可能ですが海外旅行ではないです。


メキシコシティまではSeaTacシアトルから直行便で6時間($1083)
しかしメキシコですからね。直ぐお隣さんのまだ北アメリカ大陸です。

北アメリカ大陸の南、中央アメリカに位置するコスタリカまではSeaTacシアトルから乗り換え一回、所要時間10時間ほど($788)

南アメリカ大陸へ
マチュピチュへの玄関口ペルーのリマ空港までは乗り換え一回、所要時間15時間($1088)

イグアスの滝へはブラジルのSão Paulo経由で行きますがそこまでPortlandから乗り換え一回16時間から18時間($1228)

SeaTacからアムステルダム直行便で10時間($2048)
London までが9時間半ほどで$830と今はお安い。

台湾は13時間半($904)
バンコクは乗り換え一回の所要時間20時間($1275)

ニュージーランド、Aucklandまで乗り換えありの18時間($1509)

オーストラリア、シドニーへは乗り換え一回20時間($1363)

ロサンゼルス国際空港からだと直行便増えますが直行便はかなり値段が高いので時短にはなりますが違う視点で世界は遠い(?)

The world’s 10 most connected airports
国際線コネクションが多い空港

#1 Heathrow (LHR), London, UK ロンドン
Dominant carrier: BA (50% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 47.20m
International connections (Aug 2023): 57,540
#2 John F. Kennedy International (JFK), New York, US ニューヨーク
Dominant carrier: Delta Air Lines (34% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 37.31m
International connections (Aug 2023): 43,524
#3 Schiphol (AMS) , Amsterdam, Netherlands アムステルダム
Dominant carrier: KLM-Royal Dutch Airlines (53% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 35.42m
International connections (Aug 2023): 58,805
#4 Kuala Lumpur International (KUL), Kuala Lumpur, Malaysia クアラルンプール
Dominant carrier: AirAsia (34% of flights)
Total seats (Sep 2o22-Aug 2023): 27.02m
International Connections (Aug 2023): 24,888
#5 Haneda (HND), Tokyo, Japan 東京
Dominant carrier: All Nippon Airways (36% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 50.22m
International connections (Aug 2023): 22,543
#6 Frankfurt Main (FRA), Frankfurt, Germany
 フランクフルト
Dominant carrier: Deutsche Lufthansa (61% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 35.72m
International connections (Aug 2023): 24,888
#7 Istanbul International (IST), Istanbul, Turkey イスタンブール
Dominant carrier: Turkish Airlines (79% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 44.72m
International connections (Aug 2023): 65,509
#8 Incheon International (ICN), Seoul, South Korea ソウル
Dominant carrier: Korean Air (22% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 27.84m
International Connections (Aug 2023): 27,837
#9 Charles de Gaulle (CDG), Paris, France パリ
Dominant carrier: Air France (55% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 38.91m
International Connections (Aug 2023): 51,104
#10 Chicago O’Hare International (ORD), Chicago, US シカゴ
Dominant carrier: United Airlines (48% of flights)
Total seats (Sep 2022-Aug 2023): 43.15m
International Connections (Aug 2023): 44,907

FDI Intelligence


というデータからアメリカ北西部、だけではなく西海岸の全ての空港がHUB空港として小さい理由が

どこへ行くにも遠い

であると思うのです。

陸の孤島(地)

限界地域とまでは言いませんが…

年末年始のフラッと出かける旅先(外国)が比較的少ないアメリカ北西部なのです。

飛行機代はそれほど高いわけではないのですがとにかくどこに行くにも時間がかかる

ちなみに国内旅行

どこに行くにも時間がかかります。
飛行場へのアクセスも車でゆくのがほとんどですし
その先目的地に行くには多くの場合乗り継ぎしてゆくので、一泊2日、2泊3日とかの短い弾丸旅行には向きません。
週末旅行をする人があまりいないアメリカなのです。
週末お泊まりで出かける人は車利用で比較的近場が圧倒的に多い。

Interstate Freeway5号線を南北へと車で縦断するのは比較的簡単。ロサンゼルス北に位置するgrape vines とカリフォルニアとオレゴン州境の高地で雪が降っている時にはチェーン規制が入りますが降り終われば雪タイヤ規制などないので走り安い。
ただ雪が降ってる時はチェーン規制又通行止めになるので天気予報を確認して余裕のある計画で行けば特に問題ないかな。心配ならチェーンを持って行くと有料だけど道端でどんどん付けてくれるサービスもあるので現金10ドル札、20ドル札数枚を持っていると良いです。

東へ向かうロッキー越えのある道の西側は積雪量も多いし雪嵐が長引くこともあるのでこちらの場合はかなり本格的な雪道を想定して行く方が良いです。
ただロッキー山脈を超えてしまうと雪というより寒さが問題なのでなんだか何に合わせてタイヤを装備するのが1番良いのかは…良く調べてみてくださいね。

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