チンアナコンダはそこにいた


よくも珍しく生き物珍アナコンダをご存知だろつか
アナコンダでは、ない、珍アナコンダだ。
特徴は、顔が全体的に白く、蛇のような尻尾を生やした
蛇っぽい生き物だ。
もし見つけることができたら、
こちらに、電話をして欲しい。

ピーの発声音の後にご用件をどうぞ


ちなみに、珍アナコンダは凶暴な生物だ。
一説によると、あまりにもデカすぎて
パンツからはみ出てしまったらしい。

我々はその説が本当に正しいのかどうかを確かめるため、ジャングルに向かった。

ジャングルに向かう道中
調査隊の小嶋と橋本が命を落としてしまった。
おのれちんアナコンダ。
そして、恐るべき密林のジャングル
何が潜んでいるのかも、わからない
命が惜しければ、護身用のカミソリとジェルを肌身離さず持っておくべきだろう。
しばらく、進むと、鈴村二等兵が、大きな穴へと落っこちてしまった。
鈴村二等兵!!
これまた、惜しい人材をなくしてしまった。
鈴村二等兵は亡くなる直前まで
死亡フラグを立てまくっていた。
やれ、来月結婚するのだ、息子が生まれるので
嫁探しをするのだ、彼はまだ、そう言った経験もしてないくせに、フラグを立てるに立てまくっていた。
鈴村二等兵君が生前大事に大事に取っておいて
Videoは誰にも言わないよ。
鈴村二等兵が見えなくなってから、3時間ほど歩いた。
しばらくこの道は何もない。
薄ピンク色の道のりだ。
ただひらすら直進するだけ、変わり映えしない景色。
隊員は、3人姿を消した。
私たちは終始無言のまま、ずっと変わらない道を歩いているとようやく、密林を見つけた。
生い茂っている。これが噂のジャングルだろうか。
私たちは勇気を振り絞りジャングルへと、向かった。
手には護身用のカミソリ、ジェル
私達は、密林へと一歩進むごとに木々が私達に絡みついた。
長いものから、短いもの
無作為にまとわりつく。
木々同士が絡み合ってもいた。
私たちは、カミソリを取り出し、まとわりつく木々を買った。
途中山本隊員が、足を滑らしそのまま引きづられたが、私たちは自分の安全が大事なので、山本隊員を見捨ててしまった。
密林を抜けた後、気づけば10人近くいた私の班は
私だけになってしまった。
私だけで、ちんアナコンダを討伐することができるのだろうか。
もし、ちんアナコンダに襲われたら
私はどうすることもなく、ちんアナコンダに殺されるだろう。
私は、諦めて進んでいると大きな突起物が見えた。
その突起物はあまりにも歪で先端が割れていた。
まるで何かを発射するかのように
多分ミサイルがこの先端から発射するのだろう。
私は、ちんアナコンダの生態に少し気になり、
触ってみた。
触るとちんアナコンダの温かみを感じた。
なんだろう、この安心する温かみ。
嫌なことを全て忘れる。
私はちんアナコンダに興味が湧き次は
ちんアナコンダの先端を覆われている分厚い皮を剥いた。
剥くとバナナのような形をしていて、少しだけ
臭かった。
これが野生の匂いかと言えば、なんとなく
わかる。
私は覆われている皮を上下に動かすと
チンアナコンダはピクピクと、痙攣しているかのように小刻みに動いた。
私はその小刻みに動くチンアナコンダを見て
少し意地悪をしたくなり、チンアナコンダの皮を激しく上下に動かした。
いーちぃ、にーぃ、さーん
リズム良く、チンアナコンダの皮を動かしていると、チンアナコンダは大きくり、またピクピクと動いた。
一体どういうことだ、こんな生物文献にも見たいことないぞ。
私は気になり、チンアナコンダの皮を前より
激しく上下に動かすと、チンアナゴは、我慢できなくなったかのように、白くねばした、液体を吐いた。
その液体は虹を描くかのように美しくも臭い液体だった。


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