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くつろぎながらスポーツ観戦の最適解~ジャイアンツタウンスタジアム~

ジャイアンツタウンスタジアムがオープン

密かに待ち望んでいたジャイアンツタウンスタジアムがオープンしました。

ちなみにわたしは特にジャイアンツファンというわけではありません。にもかかわらず、楽しみにしていたのは、臨場感高く、快適にスポーツ観戦できるスタジアムが、家から行きやすいところにできることに期待していたからでした。

実際に訪れてみての感想ですが、ゆったりごはんを食べながら、間近でプロの選手のプレーが見れ、かつ安全で、夏場であっても炎天下の観戦も防げそうでいいなとの印象。週末の時間を家族でのんびり、快適に過ごす場所としてとてもいいのではないかと思いました。

東京のスタジアム事情

私の住むエリアには、サッカーであれば味の素スタジアムや国立競技場、野球であれば神宮球場や西武球場があります。

どこの席のチケットを購入するかにも当然変わりますが、えてして座席からピッチまでの距離が遠く、選手が小さくしか見えません。スタジアムの雰囲気を感じながらの観戦自体は楽しいものではありますが、もっと迫力を感じられるスタジアムがあればなと思っていました。

サッカーであれば、WEリーグ(女子サッカー)の試合観戦で、西が丘味の素フィールドにたまに行くことがあります。臨場感という意味ではここも最高にいいです。一方で座席が簡素で、屋根がない、トイレなどの施設も少なく古くさいなど、必ずしも快適な観戦ができる場所ではありません。

最近、設備の整った最新式のサッカー専用スタジアムが長崎や広島などの地方で多くできていますが、東京にもそういうのがあればいいなと、うらやましくて仕方ありませんでした。

ジャイアンツタウンスタジアムの特徴

ジャイアンツタウンスタジアムは、2025年3月に東京稲城市にオープンした巨人の2軍のスタジアムです。以前から読売ランドの横にジャイアンツ球場があったのですが(こちらの住所はどうやら川崎市らしい)、数百メートル東側、開発が進む稲城の南山地域に新設されました。数年先には球場のとなりに水族館ができる計画のようです。

このスタジアムの特徴のポイントのみ書きます。
(詳細はHP参照:https://tokyo-giants-town.yomiuriland.com/

収容人数は3,000席弱。こじんまりとしているので当然、座席とグランドの距離は近いです。

観戦の選択肢はざっくりいえば、椅子席の内野席か、立ち見か芝生に座る外野のどちらか。内野は、バックネット裏からベンチ裏付近の2階席、その上の3階席と、一塁・三塁ベース付近にせり出したエキサイトシートの3種類。
外野は、立ち見であるものの食べ物・飲み物がおけるカウンターつきのライト側と、レジャーシートを広げてゴロゴロできる芝生のレフト側の2種類。

見やすい座席、フード売店、グッズ売店、自販機、トイレ、駐車場など基本的なものを当たり前ですが、ひと通りそろっています。

バックネット裏からみる迫力ある攻防

良い点と感じた点

実際に利用してみて、私が感じた良い点は以下になります。

過ごす場所としての良さ

  • 必要なものがコンパクトにまとまっている

  • 安全・安心(内野2階席)

  • ごろごろ自由にすごせる(外野レフト側)

  • 夏でも日陰で快適に過ごせそうな席がある(内野2階席)

  • 車でさくっと行って帰ってこれる(子どもといきやすい)

野球観戦としての良さ

  • 迫力、臨場感(内野席)

  • 往年のスター選手にあえる(監督・コーチとして)

  • 2軍で調整中の選手を応援できる

  • 将来のスター選手を発掘できる

迫力や臨場感はコンパクトなので当然あります。最大の特徴は、2階内野席で、座席・売店・トイレなどが一体感のあるコンコースでつながっていて、これがなんとも言えないちょうどよいサイズ感、居心地の良さを醸し出しています。

1塁側2階席からの眺め

選手を間近で見ることができ、かつ売店もトイレもすぐ近くにある便利さ。そして、これは内野2階席のみですが、座席が屋根で覆われており、直射日光で暑い、眩しくて試合どころではないということもありません。
ただし、これは時間帯や座席の位置により事情は多少異なります。午後の試合の時間帯に直射日光を避けるという観点では、1塁側2階内野席の後方座席あたり(後方といっても前から3列目、4列目ですが!)が最適なのではないかと思います。

また、2階内野席の前は、ネットがほぼ全面に設置されています。ファールボール直撃の危険性もなく、至近距離でもあるにも関わらず、安心感があります。

スポーツ観戦をする目的は人ぞれぞれかと思います。好きなチームの試合を見に行く、応援を楽しむ、優勝がかかった試合で緊張でドキドキしながら試合を見守る。あるいは、たんに子供にスポーツの試合を見せたい、ただ楽しみたい、たまにはリアルで観戦でもしようか、というような軽い目的もあるかと思います。

このスタジアムはプロ野球の2軍の試合が主に行われるところなので、1軍との比較でいえば当然、プロ野球のトップレベルのプレーが見られるというものではありません。しかし、2軍であってもプロの選手の迫力ある動き、投げるボールのスピードの速さなどはさすがプロ野球選手だなと思います。
巨人で桑田監督、ヤクルトは池山監督と応援のスター選手が監督を務めており、子供に昔の話をするのも楽しさの一つです。

気になる点

  • お店が少ない

  • ビールの売り子さんが少なく購入に時間がかかる

  • 駐車場の台数がそこまで多くはない

スタジアムのコンコースにあのドムドムバーガー(!?)とラーメンの山頭火が入っています。また、訪れた日は球場外ですが、キッチンカーのお店がいくつかありました。バーガー、ポテト、カレー、焼きそば、から揚げ、ソーセージやラーメンなど、2軍のスタジアムとしてはひとまず申し分のないお店が入っていると思います。

しかし、訪れた日がオープン記念試合で、通常の2軍の試合より多少観客が多いということもあってか、お店には数十人の行列ができていました。Jリーグの試合を見に行っても、これくらい行列ができていることはよくあるので、そんなものかといえばそんなものではあります。

もし、この行列を避けたいのであれば、スタジアムから歩いて7-8分くらいのところにあるスーパーのヤオコーを利用するのがよいでしょう。ヤオコー稲城南山店は、中規模の大きさのスーパーですが、お惣菜コーナーがとても充実しています。今回わが家ではこのヤオコーでお昼ごはんを買っていきました。

スーパーのお惣菜で、おいしいと100%満足できるものはそこまで多くないかと思いますが、今回購入したものはどれもおいしく、スタジアムグルメではなく、ヤオコーグルメでもありだなと思いました。

駐車場の台数は120台で、多すぎず、少なすぎずという大きさです。前売りのチケット購入の際に駐車場のチケットもあわせて購入しようと思いましたが、今回は売り切れでした。スタジアムのすぐ近くに他に駐車場がないため、京王よみうりランド駅からバスを使用する、あるいは歩いてくるという方法もあり、それでも問題ないのですが、家族での移動を考えると、チケット発売開始時に駐車場もあわせて確保しておくべきでした。

まとめ

今回オープンにあわせて訪れたジャイアンツタウンスタジアムはとても好印象で、また行きたいと思うに十分な魅力がつまっていました。
試合開催の時期や季節によってもまた違う表情をみせてくれると思いますので、次に行くことがあれば、また感想を書こうかと思います。

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