2024年2月18日FP1級実技試験パート2
はじめに
※面接の実録であり、私の回答が正解とは限りません。こんな質問がされるのか~や面接の雰囲気など、私がnoteで先輩方の記事に大変お世話になったので、公開します。
試験問題はきんざいのHPをご参照ください。
面接室に入るまで
最初がパート1がいい!と思っていた私は本当にパート1の、しかも一番手での面接だったのでひとまずほっとしました。
勉強していた事業承継税制の特例や認定医療法人、農地法などでなく個人の遺言についての内容だったので少し拍子抜けもしました。
そして、むしろということはパート2の不動産がかなり難しいだろうと思い、待っている間ノートを見返していました。
試験一週間ほど前に、待ち時間に勉強できるものはペーパーベースのみと知り(当たり前のことなのに遅い(笑))、アプリ中心に訓練していた私は、やっぱりアプリを見返したくなったので、みなさんもペーパーで確認できるようにするのをおすすめします。
あと1分後に呼びますという紙を提示され、呼ばれてから、後方にある壁に向かい合うように設置されている机に座って15分間設問を読みます。
まずは、いつものAさんに聞くこと、自分で調べることをずらっと書く。
(無償返還に関する届出書は、評価が20%減になるからかな)←間違いだと面接で気づきます。。。
(費用を抑える。。何かの特例が使えるものに建て替えるとか?等価交換とか。。?)
全然答えがまとまらず立体買い換えの特例の中身を書いているうちに、時間になってしまい慌てる私。
えっ!専門家何にも書いてない。。
毎回ここはそんな間違える感じのとこじゃないからなんとかなる。。、と思うしかない!
noteの先輩方が言ってた!
試験管は落とそうとしてるんじゃない。試験管の質問にそれないように、簡潔に答えて自分で変なところに話がいかないようにだけしよう!!
面接の内容
私「fullmoonと申します。よろしくお願いします」
面「はい、よろしくお願いします。今日は私の方から質問させてもらいますね。」
60代くらいの男性で、圧迫面接ではなさそうな雰囲気。
面「設問をよく読んだと思いますが、これだけでは相談にのれませんね。Aさんに他にどんなことを聞きますか」
私「相続で引き継いだ不動産の取得費や取得日がわかる書類があるかどうか、土地は実測か、Aさんの資産内容を聞きます」
面「そうですね。他にも家族構成なども聞いた方がよいかもしれませんね」
私「そうですね!ありがとうございます」
面「ではあなた自身が調べるのはどんなことですか」
私「法務局で権利関係や公図を確認し、現地確認でその相違点や、インフラ状況、交通量や騒音などの住環境、地元の不動産屋やネットから賃料などの妥当性」
面「この土地が実測かどうかってどうしたらわかりますか?」
私「(これ、noteで聞かれてる先輩がいた!!)地積測量図を見ればわかります。」
面「そうですね。地積測量図があれば実測されてそうです。では、」
(えっ、まだ他にも公法上の制限とか税務関係とか不動産会社の評判とかいっぱい言えてないのに終わっちゃった。。)
面「土地の無償返還に関する届出書をだしたのはどんな意味がありますか」
私「20%の評価減を受けられるからです」
面「公租公課代くらいの地代では20%の評価減を受けられないね。それなりのお金を貰ってないと。。いくらくらいかわかりますか?」
私「6%です」
(YouTubeのほんださん!学科の為の動画視聴だったけど具体的にどれだけ高いか印象に残る動画をありがとうございます!)
面「そうだね。それくらいは貰わないと。じゃあ、他に何のためが考えられるかな」
私「!(突如思い出す初歩的な知識)法人が認定課税されないためです!贈与税の」
面「法人には贈与税はないけど、そうですね。認定課税されないためですね」
私、いらんこと言うな~!何税とか!
面「じゃあ、これ兄弟2人の持ち分になってるけど、このままでいいかな。弟さんにお子さんとかいるかもしれないね」
(的外れなことばっかり言ってるからめっちゃヒントくれてるのだろうか。。)
私「はい。このままだと相続が発生する度に権利関係が複雑になっていくので、今のうちに文筆した方がいいと思います」
面「うん、文筆は方法だね。そういうのを何ていうかな」
私「文筆。。分割。。分。。」
ぶんぶん言ってる~。。汗
面「分割ですね。分割の方法が文筆ですね」
私「はい、ありがとうございます」
面「では、Aさん希望の金額にするにはどんな方法がありますか」
私「はい。不動産会社は2階建ての建物を提案していますが、もっと高くたてられるのであれば、立体買い換えの特例が使えます」
面「そうだね。そういう考え方もあるかもしれないね。ところで、この土地の建蔽率や容積率はどうかな。。?」
(はっ!問題文ばっかり読んでちゃんと図見てなかった!)
私「高い建物はたてられなさそうです。」
面「そうだね。ここ、売れやすい土地の形が書いてあるよね。100㎡程度の整形地なら需要があるみたいだから、一部土地を売却してお金を作るのもいいね」
私「ありがとうございます」
面「私にありがとうと言われても。。」
嫌味な感じではなく(笑)言われました
私「すみません!」
面「では最後に関係する専門家の名前だけ教えてください」
私「はい。不動産鑑定士、土地家屋調査士、測量士、税理士、司法書士、一級建築士です」
面「そうですね。あとは弁護士もいたらいいですね」
私「はい」
面「FPの資格もってるくらいだから、とてもよく勉強したと思うんだけど、お客さんから税金の計算してほしいって言われたらどうしますか」
私「一般的な説明にとどめ、税理士を紹介します。」
面「どうして?」
私「税理士法に抵触するからです」
面「じゃあ、お金を貰わないで税金の計算をしてくださいって言われたら」
私「同じように、お答えします」
面「はい、私からの質問は以上です」
私「ありがとうございました。」
ひとこと。。
パート1の方が海外の不動産の相続や、ストックオプションを行使した場合、事業承継の税制の特例などパターンがいっぱいあったので、やりこんでいたこともあり、不動産こんな感じになっていました。
この助け船だらけの面接で、パート1で合格を確信していた私の自信はかなりなくなりました。
が、受かっていました!!
思えば、面接試験は学科で学んだ知識をいかに活かせるかを実感させてもらえるとても貴重な機会でした。
もちろん、学科ほど大変ではありませんでしたが、過去問初見で「あれ。。全然わからへん。。あんな勉強したのに?!」となり、解けることと、説明できることの間に大きな差があることを実感したのは事実です。
知らない知識もたくさんあり、学科試験のためにたくさん勉強したと思っていたけれど、FP1級を名乗るにはまだまだ今後も勉強していかなくてはいけないと気づかされました。まさに、FP自身が能力の啓発に努めるですね。
でも、みなさんご安心ください。
こんな私の面接でも合格できたので、努力して訓練を重ねれば、どんな難しい問題が出ても合格率が変わらないところを見ると、80%くらいは受かるように頑張ってヒントをくださるので、それに勉強してきた日々の中から答を見つけだしていけば必ず受かります!
学科まで合格された方たちなので、あとは当日の体調に気をつけて、万全の状態で受けられるようお祈りしています。
こんなに長いテキストを読んで下さって、ありがとうございました。
また、面接の勉強の仕方もアップできればと思います!
おやすみなさい。。。
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