ハロー、バートウォッチャーズ、そして鳥たち
ようこそ
双眼鏡を手に取ったみなさま。
その地点からなにか見えますか?なにを見ていますか?
どうか、よくよくピントを合わせて。
鳥たちは多種多様な姿と色をしていて、すばしっこく動き、くちばしに枝葉を咥えてはそれらを編み込み芸術的な巣を作ります。
そして季節を飛び回る。
ここでは
大山が見える部屋から生み出される日々や、日々の中で生まれる葛藤と変遷を書き残していく予定。
そもそも、暮らしや生活から“人生”を見つめたいと思い、鳥取にやってきた〈わたし〉が、
たまたま【地域おこし協力隊】という制度を知り、人とご縁を手繰って暮らしている。
何にピントを合わせて生き、その中でどう【地域おこし協力隊】の制度を活用していくのか。
自由度の高い活動となるからこそ、「こんな活動があってもいいじゃないか」の一つとして、
また、個々人のパーソナリティが存分に発揮できる制度だからこそ、「こんな人間がいてもいいじゃないか」の一人として、
このnoteを残していこうかと思います。
2023年6月から活動開始なので、しばらくお付き合いください。(…続いていれば。ふふふ)
「こんなの考えてるんだけど一緒にどう?」の呼びかけに賛同してくれた、個性溢れる鳥たちのさえずりが、バードウォッチングのマガジン機能で集まっていきます。
是非に、その双眼鏡は首から下げたまま、いつでも覗けるようにお願いします~∂∂∂∂∂∂
わたし
木村佳奈は三重県出身。もっか とか KK とか きむー(まーしー命名) とか呼ばれるあだ名もあります。が大体は名前で呼ばれます♭
鳥取南部町の現役協力隊で、若者による地域づくり振興担当として人権社会教育委員会事務局を研修先とし活動をしています。
三重で高校を卒業した後は、東京や地方芸術祭でオルタナティブスペースやゲストハウスの運営やお手伝いに関わり、場づくりを経験。
この経験は結果としてコミュニティ形成のおもしろさを体感することにつながっています。
その後、現代美術の世界でプレーヤーとして勉強したくてアイスランド芸術大学のFine Art学科に飛び込みます。いろんなことをしますが、そこで学んだのは、コミュニケーションや教育に現代美術の視点からアプローチしていくアイデアや、話し合いへの飽くなき工夫。
「楽しい」の先を見る力と「楽しい」を信じきるパワーを培養してきたと思います。
卒業パーリーで学長が言いました。
「私たちは、学校やいわゆる組織を作っているわけではなく、エコシステム(生態系)を作っているんだよ」と。
その言葉に私は感涙し、ずっと泣いてました。
あ、そうか。どんな環境(社会・職場・人間関係)にいても、自分が居心地良い関係性つくりの要素にもなれるし、私が居心地良くそこに存在していることが誰かにとって必要なのかもしれない
と、これまで空気を読みすぎるなどの集団的空気感に悩まされてきた私にとっては、肯定的一言でした。
なのでもう無理もしないし、まるで楽しそうに振る舞いもしなくなりました。
山や森のように、たくさんの生き物が平等に生を持ち、蠢き、生きる環境の中、ワークショップや対集団であったとしても、一人一人と向き合い可能な限り対話するという姿勢を大切にしている環境作りに毎度感銘を受けていました。
それがきっかけとなり、自分の作品も鑑賞者の参加や対話、コミュニケーションを意識した作品傾向が強くなっていきました。
そして継続的なコミュニティ運営の必要性を感じ、緩やかなコミュニティを形成し、マガジンをコミュニケーションの空間・場として捉えた活動もしています。
最近制作ができていないけど、山陰にたくさんいる面白い鳥たちと出会って、意欲が高まっています。ワナワナ
〆〼
まあそんな背景があって去年の秋にアイスランドから帰国し、こういった活動が緩やかに継続できそうな場所と、大山が見える家を探していたら、家より先に南部町で協力隊としての話が舞い込んで、これまでの活動が活かせる土の匂いを感じ、ここで自分の種を植えて育ててみたいなと思った。という流れで、協力隊としての職を得たわけです。
ここに来て6ヶ月目に入って、おいしい水と美味しい食べ物と、ふとしたときに見る景色や環境が気に入っています。なにしろグッドモーニング大山ができる家に今住んでいるので。今日の大山は雪が降ってそう。ここの空気も冷たいです。
協力隊としてのアレやコレやは、また次回書いていこうと思います。
まずは長ーーーーい自己紹介となりました。
どうかお手元の双眼鏡はそのままに。
アデュー