比較
「あの人より頭がいい」
「あの人より容姿がいい」
「あの人より結果を出している」
人は他人と比較する傾向にある。
生まれてきてしばらくは自分に精一杯であり、起こる出来事全てが新鮮で新しく、他人との比較を考えている余裕なんてない。
しかし、大人になるにつれて周りと比較して自分の価値を確かめようとする。
その結果、他人との比較で優越感に浸ったり、相手を貶めて自分の立場を守ろうとすることが起こる。
果たしてそれは本来の人間のあるべき姿なのか。
近年、サッカーの中でもサポーターなどからの人種差別行為がネットニュースに取り上げられることを目にする機会が増えている。
僕は幼少期のころ差別で苦しんだことはなかったが、ハーフという差別される立場にいる者としてこのようなニュースには過敏に反応してしまう。
人種差別行為も比較から始まっている。
比較や差別は自分に集中できてない人がする行為だ。
自分自身が周りより優れてる、劣っていると感じ、比べる。
人生での幸せ、高揚感を感じる対象が他人との比較になってしまっている。
しかし僕はそのような生き方をして満足感を得ようとは思わない。
自分に集中して生き、同じ考えの仲間と成長をしたり、感性豊な人と出会い、いい刺激をもらいながら自然と楽しい方向に人生を進めていきたい。
そんなこと考えたクリスマス。
サンタクロースが差別や他人との比較をなくす魔法をプレゼントしてくれますように。