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久しぶりに命の危険を感じた話…【前編】

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、学習発表会が終わり、代休がありました。しかも、妻と子どもたちは義母と温泉旅行へ…。久しぶりの一人時間!どう過ごすかを考えた結果、やはり仲間と大好きなサーフィンをしに行くことに決めました。いや~、久しぶり!楽しみすぎて、この日のためにニューボードまで買ってしまいました!

当日、海は大荒れ…

サーフィンでは、波の大きさを体の部位で表現します。
「スネ~ヒザ」…本当に小さな波。今日は波ないなぁ…という感じ。
「ヒザ~モモ」…小さな波。とりあえず波に乗って終わり…くらい。
「モモ~コシ」「コシ~ハラ」…ちょうどいいサイズ!初級者にもおすすめ
「ハラ~ムネ」…けっこう大きめ。初級者だとけっこう気合いがいる。
「アタマ」「アタマオーバー」…大きい波。上級者向け。

私がいつも行くポイントは、だいたい「スネ~モモ」くらいのことが多いんです。波が小さいと、穏やかでいいのですが、板を押し出す力が弱くなり、私のような定期的に行くことができないパドル力(水をかく力)がない人には、波に乗りづらいコンディション。そこで、そんなパドル力がなくても乗れる、浮力のある板を買ったんです!「さあ、いざ!ニューボードの初乗りだ!」と思ったのですが、当日は「アタマ」くらいある波がバンバン入る上級者向けのコンディション…。ニューボードが登場するようなコンディションではありませんでした…。

でも、この日を逃せば次にサーフィンをできるのは来年?しかも、風や波の情報を見ると、この後一気に波が落ち着いてくる予報…。そこで、1時間ほど様子を見ていると、確かに波が落ち着いてきました。「これはいける!」ということで、海に入ることにしたんです…。それが、恐怖の始まりでした…。

堤防沿いの離岸流を使って沖へ

海水浴でよく人が流されてしまう事故がありますよね。その多くは、岸から沖への流れである離岸流が原因です。サーフィンの場合、波が大きくて沖に出づらいコンディションの時は、それを利用して沖へと出ていったりするんです。今回は、波が大きすぎてそこを突っ切って沖に出るのは厳しく、堤防沿いの流れを利用して沖に出ることにしました。でも、その日のコンディションは、そんなに甘くなかった…。堤防沿いでさえ、どんどん大きな波がザバンザバンと押し寄せるコンディション…。サーフィンでは、波の下をくぐってやりすごすドルフィンスルーという技でやりすごします。波の下をくぐって、自ら顔を出した瞬間にはもう次の波が…。また、ドルフィンスルー…。顔を上げるとまた次の波が…。全然前に進めません。そうこうしているうちに、また、大きな波が…。大きな波のドルフィンスルーは体力を使うので、どんどん苦しくなって、波をもろにくらうことに。そうこうしているうちに、どんどん堤防沿いのテトラポットの方に追いやられていきました…。

テトラポットに打ち付けられれば、大けがに…

テトラポットの近辺って危険なんですよね。コンクリートだし、凹凸があるし…。身体が打ち付けられれば大けがです。しかも、波の力って、思っている以上に強いです。私の180cm、80㎏以上の体でも、波の力にかかればひとたまりもありません。しかも、大きな波ならなおさら。人の意志で波に抗おうなんて、全くできません。もし、波の力をまともに受けて、テトラポットに打ち付けられたら…。本当に大けがではすまないかも…。でも、まさに自分がその状況に…

*あまりに長くなりすぎてしまったので、続きは【後編】で…

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