VSやば社長 Final


会社の最終日、のはずの末日。。


そこに従業員の姿はなかった。


最終日の5日前、生産を別会社に依頼した社長は、

社長「みんな来週から来なくてもいいから。明日で最後にする」

と、これまた急なことだった。


何十年も勤めてきた方々にとっては、あまりにも納得できない、あっけない終わり方だった。。


創業当初からいた従業員の方は、やはり私以上にショックが大きく、「この30年頑張ってきたのは何だったんだ…」と毎日考えてしまい眠れないとのことだった。


でも、私は思う。


どんな辛い経験があったとしても必ず、「この経験があったからこそ!」と思える時がくるはずだと。


そして、嫌なことしかなかったかというとそんなことはない。


私は従業員さんたちといる時間は居心地の良いものだった。

昼休みはみんな一緒にご飯を食べた。他愛もない会話をしたり、眠くなったら寝たり。


自然体でいられる職場って、なかなか貴重なのではないか今となっては思う。


そんな皆さんがいたからこそ、いままでここで頑張ってこれた。

出会えてよかった。
みなさんありがとう。


会社が終わってから、半月。


私は事務処理が残ってることもあり、たまに何もなくなった会社に顔を出す。


やば社長はというと、私と言い合ったことなどすっかり忘れたように、穏やかに、普通のおじいちゃんになった。


以前にも増して、話が通じないことが増えた。


そっちの意味でやばい。


30年間、おつかれさまでした。。


さて、VSやば社長はこれにておしまい。


興味を持って読んでいただいた方々に感謝します。ありがとうございました。


私が会社のことで悩んでいた時、
「noteって知ってる?経験をアウトプットしてみたら?」と教えてくれたwさん。


アウトプットしたことで、冷静に考えることができ、それほど落ち込まずに過ごすことができたように思います。

ありがとうございました。


また何かアウトプットしたくなった時に書きたいと思います。





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