見出し画像

#30 アムステルダム旅行

1月末に職場を退職し1週間ほど経ってから、このワーホリでの最後の旅行に出かけた。
行き先はアムステルダムと、コペンハーゲン。三泊四日のいつもどおりのプランだ。
みんなが帰国前にするような何週間もかけていろいろ周るプランじゃなかったのは、またヨーロッパ帰ってこようと思っていたから。


まず向かったのはアムステルダム
職場の同僚や友人のなかには、アムステルダムがとても好き、という人が多い。
それはつまり、葉っぱを合法で吸えるからだと解釈している。
なので、期待値はそこまで高くなかった。

オランダ語というのがどういった言語なのかわからないため、聞き取れないという理由もあるだろうが、アムステルダムのまちなかは英語で喋っている人たちばかりだった。
ホテルはもちろんカフェやレストラン、美術館なんかも、スタッフが基本的に英語で会話することに慣れているし、嫌な顔をされない。
それがオランダという国にとってよいのか悪いのかはさておき、いち旅行者としてはありがたい。

オサレなコーヒースタンドにてラテを買う


アムステルダムへの滞在は一日のみ。日中はホテルに荷物を預けたのち、カフェで一息ついてから、アムステルダム国立美術館へ。

日本人的にはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」やレンブラントの「夜警」なんかが有名な美術館で、収蔵数もものすごく、細かく見ようとすると一日がかりになりそうだった。

人だかりがすごく、正面から観ることができない
大きさは正義

個人的にいちばんよかったのは、Willem van de Velde(父)の海洋画。おもに海戦や艦隊の絵を描いているらしい。
そうだ、オランダは海洋国家なのか、とごく当たり前のことを思い出した。
写真にすると伝わらないのだけど、それぞれかなり大きさがあり、さらに書き込みが非常に細かく緻密で、しかも何枚もあるので本当に圧倒される。
さすが当時芸術の最先端だったオランダ、こういう国家オフィシャル絵画でもって殴りつけてくるのがすごい。

美術館はつごう3時間ほど滞在したが、船の模型や銃などの展示がある部分は時間がなく回ることができなかったのが心残りだった。


さて、美術館をあとにした後向かったのはDeLaMar劇場。
アムステルダム旅行の最大の目的である、オランダ人演出家Ivo Van Hove演出によるJesus Christ Superstarの観劇に向かった。
上演が決まってから、ワーホリ滞在中にやりたいことのひとつだったので、ようやく!という気持ち。

舞台上にも客席(スーパースターシート、だった気がする)がある仕様。
脇の通路を演者が通り抜けたり、演出の一部でパンやワインが配られたりする。

私が買ったのは安い席だったので、手すりで上手側は見切れていた

オランダでの上演ではあるけれど、曲はオランダ語に翻訳されているわけでなく、すべて原曲どおりの英語。
この国においてどれほどミュージカルが普及しているのか想像できてなかったけど、舞台上の席の人を見る限り、それなりに熱心なミュージカル/JCSファンはいるらしく、口パクで歌ったりノリノリの方もけっこう見かけた。

セリフなし全編歌のミュージカルだけど、かなり生っぽい芝居感も感じられたのが面白かった。あと、ほかのプロダクションのことはわからないけど、けっこう後ろノリだったのも面白かった。


夜ご飯は、観劇前にスーパーで買った巻き寿司やチーズをホテルのラウンジで食べた。写真を消してしまったのが惜しいが、どれもおいしかった。
巻き寿司はサラダ手巻き寿司みたいなやつで、日本のコンビニみたいな味で安心感があった。
チーズはパックに入った一口大のトラフルチーズ。オランダのチーズは間違いないなと感じた。

スーパーのチーズコーナー

北ヨーロッパの食事だし全然期待してなかったけど、アイルランドのスーパーで買うお惣菜より美味しかった。

それから、ホテルに小さいバーが付いていたので、ビールを一杯いただいた。疲れすぎていたので味を覚えていない。

今回泊まったのはBunkというホテル。中心部からは少し離れている。
教会を改装した宿泊施設で、カプセル(pods)と個室がいくつか。アムステルダムはどこもホテルが高く、カプセルのため少し安く済んだのでよかった。
ホテルの内装はリノベされておしゃれな雰囲気。真ん中のラウンジは吹き抜けになっていて解放感があった。

イベントスペースにもなる図書室(?)


翌日は予定もなく、コペンハーゲンへの移動日だったため、スーパーで軽くお土産を買った後は特に目的もなく、街中をぶらぶら。

Hummingbird Amsterdamにてラテ


ストロープワッフルは絶対に食べたかった。チーズ屋に寄った帰りに見かけたお店にて、焼き立てで販売しているのを知り飛び込んでみた。

7ユーロと高かったけれど、おいしかった。
なにより、注文が入ったら目の前で店員さんが焼いてくれて熱々のうちに食べられるのがよかった。

ほかほかのストロープワッフル

お店もかわいいのでとってもおすすめ。

さくっと切り上げて夕方からはコペンハーゲンへ向かう。

いいなと思ったら応援しよう!

Hal
無職の私によろしければサポートお願いします!ありがとうございます!