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射鵰英雄伝~血沸き肉踊ります

何でもアリの中国武侠小説の完全ドラマ化。
原作は云わずと知れた中華圏の国民的作家、贔屓の金庸センセイ。
はっきり言って、メチャクチャ面白い。

時は南宋末期。
登場人物は主人公の他に、「江南七怪」やら「東邪」やら「西毒」やら「南帝」やら「北丐」やら「老頑童」やらと、 全員、個性的な奇人変人妖人怪人ばかり。
で、この面々がまた、滅法魅力的なのです。(特に老頑童と洪七公が抜群!)

これら登場人物全員が、中国大陸(広いんだね)縦横無尽に、飛ぶわ、跳ねるわ、クルクルするわ・・・
荒唐無稽で、ご都合主義のストーリー展開と知りながら、ワクワクドキドキしてしまう。

出て来る人みんな、誤解、曲解、思い込みで、すぐに斬り合いをはじめ、
「九陰真経」だの「降龍十八掌」だの「打狗棒法」などの、 四文字・五文字熟語の中華料理のメニューみたいな技を連発し合うのです。
それがまた、スゴイのなんのって・・・

でもって、これまた贔屓の、主役の郭靖役の李亜鵬(この人アジアの歌姫、フェイ・ウォンの旦那)が、 不細工だけどボケーっとしたキャラで、いいのです。
思わず、画面に声かけ、叱咤激励しながら、成長温かく見守っちゃいたくなる。
(実際彼の成長過程が、ストーリーの横糸になっています。)
タイトルバックの主題歌が、また気分を高揚させます。

見始めると、中毒になるシリーズです。
金庸作品色々見ましたが、これが一番の贔屓です。

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