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【実質無料記事!】孫子と日本史:教え⑬「軍を縻す」石田三成はホントに戦下手? (孫子と忍城攻めの関連) 


こちらの投稿は、「大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の "Original の記事" を基本同じ内容で、記載している記事になります。Original の記事では、より多くの写真も含め記載しておりますので、併せてご参照頂けますと幸いです。




【はじめに:「軍を縻す(ぐんをびす)」のメッセージは?】

こちらのページでは、孫子の中に出てくる言葉で、「軍を縻す(ぐんをびす)」を、考えてみたいと思います。(本ブログの別記事で、個人的に選んだ、「孫子の教え一覧」も記載していますので、併せてご参照ください)

「軍を縻す」って、聞いたことありますか? よく取り上げられる程のフレーズではないと思うので、簡単に記載させて頂きますと、この言葉は、謀攻篇の中に出てくる言葉で、君主と将軍の関係性に付き記載している部分で出てきます。「軍隊は現場で動いており、進軍/退却、軍内部の統制、指示命令系統等、現場の指揮官が臨機応変に対応すべきものだが、現場にいない君主が、現場の状況を知らないのに口出しする事で、間違った作戦の実行や混乱、不信とういっ事象を招いしてしまうので『君主は余計な口出しをしてはいけない』」と言う事を言っているパートに出てくる言葉と認識しています。



”孫子”に関しては、Wikipedia の力を借りますと以下の様にあります。

”『孫子』(そんし)は、紀元前500年ごろの中国春秋時代の軍事思想家孫武の作とされる兵法書。武経七書の一つ。古今東西の兵法書のうち最も著名なものの一つである。紀元前5世紀中頃から紀元前4世紀中頃あたりに成立したと推定されている”

https://ja.wikipedia.org/wiki/孫子_(書物)

2500年も前の兵法書で、古典の中の古典と言う事でしょうか? 勿論、現代版のものしか、私には読む事は出来ませんが、「端的でシンプルな文章は、読む側の状況に応じて、理解し、考えを巡らせる為のベースとなる、原理原則が書かれた書物」、言った認識を個人的に持っております。



そして、「軍を縻す」とは、「軍隊を束縛する/拘束する/自由権を奪う」と言った意味になる認識で、またパート全体の意味は、「君主はしっかりとエンパワーメントを行って、現場が最善の策と行動を、遂行できるようにしなければならない」と言った内容と理解しています。言い換えれば、私にとって『「軍を縻す=船頭多くして船山に登る」様な事はしてはいけない』という理解につながってくる訳です(ちょっと違う切り口の、「君命に受けざる所あり」の言葉に関しても、別記事で紹介しています)

三成肖像画(Wikipediaより)
秀吉肖像画(Wikipediaより)

【「軍を縻す」の日本史における実例は?】

では、「軍を縻す=船頭多くして船山に登る」状態にしてしまったことにより、失敗してしまったケースや思い当たる事象が、何か日本史上で思い浮かびますでしょうか? 私が思いついたのは、、、



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