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【実質無料記事!】孫子と日本史:教え⑦「囲師には必ずかく」を実践した大村益次郎 (孫子と上野戦争の関連) 


こちらの投稿は、「大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の "Original の記事" を基本同じ内容で、記載している記事になります。Original の記事では、より多くの写真も含め記載しておりますので、併せてご参照頂けますと幸いです。




【はじめに:「囲師には必ずかく」のメッセージは?】

本日は、孫子の中に出てくる言葉で、「囲師には必ずかく」を、考えてみたいと思います。(本ブログの別記事で、個人的に選んだ、「孫子の教え一覧」も記載していますので、併せてご参照ください)

「囲師には必ずかく」って、聞いたことありますか? 個人的な、理解を簡単にさせて頂きますと、「窮地に追い込まれた相手に対しては、包囲するのでなく、逃げ道を残しておきましょう」と言った意味と理解しています。「自軍がどんなに優勢であっても、敵軍を完全包囲し、敵軍の生きる道がなくなる様な事態にもっていってはならない」と言う事でしょうが、これはなぜでしょうか? 



”孫子”に関しては、Wikipedia の力を借りますと以下の様にあります。

”『孫子』(そんし)は、紀元前500年ごろの中国春秋時代の軍事思想家孫武の作とされる兵法書。武経七書の一つ。古今東西の兵法書のうち最も著名なものの一つである。紀元前5世紀中頃から紀元前4世紀中頃あたりに成立したと推定されている”

https://ja.wikipedia.org/wiki/孫子_(書物)

2500年も前の兵法書で、古典の中の古典と言う事でしょうか? 勿論、現代版のものしか、私には読む事は出来ませんが、「端的でシンプルな文章は、読む側の状況に応じて、理解し、考えを巡らせる為のベースとなる、原理原則が書かれた書物」、言った認識を個人的に持っております。



こんな状況に置かれたくはありませんが、もしその様な状況に置かれたら、戦の最中ですから「死を覚悟して、相手に一太刀でも浴びせよう」となってしまう事だとは、容易に推測されます。つまり、たとえ自軍が優勢であったとしても、「完全包囲する=こちらもそれなりの損害を受ける」と言う事になります。故に、たとえこちらが優勢の状況であったとしても、逃げ道を残しておくことで、被害を最小限に抑える事が出来ると言う事と理解します。

歌川 芳盛の「本能寺合戦之図」(タイトルは本能寺合戦之図も、上野戦争の様子:Wikipediaより)と現在の黒門跡付近の様子@上野公園黒門跡のMap

歌川 芳盛の「本能寺合戦之図」(タイトルは本能寺合戦之図も、上野戦争の様子:Wikipediaより)
現在の黒門跡付近の様子

これは、現代社会でもよく言われる事だと思います。例えば、近いところでは、会社で上司が部下を叱責する際、逃げ道を残しておかないと、部下は鬱になり、その責任を上司がとる羽目になると思います。少し大きく、歴史から考えてみると、政治が圧制を続ければ、一揆・反乱が起こり、鎮圧をしなくてはならなくなりますし、時にはそれが原因で、政府の転覆につながるなる事も、歴史上起こってきたことです。「自軍(自身)が有利な立場であったとしても、相手の事を考え、追い詰め過ぎないようにする事が重要」と言う、「戒め」の様なフレーズだと思った次第です


【「囲師には必ずかく」の 日本史における実例は?】

では、上記な様な理解の元、日本の歴史の中で、これを実践した例を何か思い浮かびますでしょうか? 私がすぐに思いついた事象が、、、



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