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【第6回】ルイン杖の真価とは?【マビノギ】
こんにちは、脳筋まいすたーです。
前回は無課金勢の私でもルイン杖が作れたよ、というお話でした。
今回はその続きとして、実際ルイン杖ってどうなの?という事を私の視点からお話ししていきたいと思います。
前回の続きとなりますのでぜひ第5回からご覧になってくださいね。
それでは、今回も私のたわごとにお付き合いください。
使ってみてどう思った?
強い。間違いなく強いです。
まぁそりゃそうですよね…最上級の武器ですから。実際強化が終わっておらず、魔法攻撃力が100以上低下した状態でさえデモリションルミナススタッフ使用時を上回る火力を出せていたあたり、この杖のポテンシャルの高さがうかがい知れます。
実用レベルまでの強化が完了してからはフェスピアダハード周回のタイムも短縮できていますので、やっぱりこの杖強いな…と感じます。
では、私が作れたんだからみんなもこの武器を作ろう!と、言えるかどうかといえば、それはまた別の話になってしまうのです。
つまりどういう事?
簡単に言ってしまうと、強いには強いが万人にお勧めできる武器ではないという事です。もちろんちゃんとした根拠もあってのことなので、その辺りについて話をさせてください。
まず単純に値段が高い。前回も話しましたが、ルイン杖の費用は作るだけでも10億を超えます。素材の費用でこれを確実に超える装備品は「破滅のローブ」かマビノギのオーパーツ「太陽と月の剣」くらいしか思い当たるものがありません。それくらいの高額装備です。
極端な話、メモリアルフラワー装備でも事足りるケースが結構あるマビノギの世界でいきなりそんな金額の装備、必要と感じるでしょうか?
もう一つは下位互換であるデモリションルミナススタッフとの性能差が実はそこまで大きくないという事。未完成の状態でもデモリ杖より火力が上回ってるのは間違いないのですが、それは劇的に上がったということではなく多少強くなってるな…と感じる程度のものです。火力が数倍に上がったとかそういうレベルの差はなく、1~2割程度向上したというレベルなのです。
そういう状況なので、デモリ杖を超える強化を施している私のルイン杖でも、そこまで劇的に火力が向上したか?というと、そうとは言い切れないわけです。
そして何よりもデモリ杖との価格差がえぐい。ルイン杖は作るだけで10億を超えると話しましたが、ならデモリションルミナススタッフはいくら掛かるのかというと…作るだけなら1億ちょっとで作れてしまうのです。
色々強化を施すとなるともっと費用は必要になりますが、それに関してはどの武器であっても結局は同じことですので…。
作るうえで必要な素材費用の総額で10倍以上の開きがある両者ではあるのですが、では価格差相応の性能差があるかと言われると…個人的には首を傾げざるを得ません。
また、私はルイン杖を普段から使い倒したいという観点から付与していませんが、ルイン杖専用エンチャントである「幻想」を付けた場合は、条件付きですがピアシングレベルを1上昇させることができます。つまり合計してピアシングレベルは3になります。(ちなみに、デモリは1。)
しかし、その代償として修理費が10倍に跳ね上がるという強烈なデメリットも存在します。
この部分だけ聞いてもちょっと現実味が湧かないかもしれませんね。
ちょっとランニングコストの話
では、ここで武器のランニングコストである修理費の話をしましょう。マビノギはエンチャントによって修理費が変わることがあり、原則としてはエンチャント効果が強いほど装備の修理費が上昇するというマイナス効果が付与されています。あと、数は少ないですが修理費が安くなるものもありますよ。
私がデモリ杖を使っていた時には「不可思議な」と「予知の」のエンチャントを付与して運用していました。それぞれの効果でー20%と+200%の補正が乗るので最終的な修理費の補正値は+180%。つまり修理費が通常の2.8倍になるという事です。
また、武器修理を行う際には耐久力上限を出来るだけ削りたくなかったので、通常の修理より高額になってしまいますが100%修理を行っています。それらを含めて耐久度を限界まで使い切って修理した場合、実際にいくらかかるかをお話しします。
無課金の場合、修理費2.8倍・耐久度40のデモリ杖を100%修理にかけると凡そ24万Gが修理費としてぶっ飛ぶことになります。これでも安くはないですよね。無課金で強い武器を使い倒すための代償と割り切ってはいますが。
うん?耐久度40はそうそう減らないだろう、って?そう思うならCC+4のダークメイジで中級魔法でもぶっ放しまくってみてください。祝福があってもすごい勢いで耐久度削れますので…。
さて、話を戻して…今度はルイン杖に「不可思議な+幻想」のエンチャントを施したと仮定します。そうした場合、修理費の補正値は+880%で修理費9.8倍になります。
修理費9.8倍・耐久度41のルイン杖にかかる100%修理費は単純計算でもデモリの約5倍…1回の修理で100万の大台を突破する計算です。
こんなの修理費無料になるプレシーズン中とかじゃないと、とてもじゃないけど普段使いできるもんじゃありません。
あ、プレミアムベーシックパッケージに課金している場合は修理費が半額になるので、課金してる場合は何とかなるかも?私はならんけど。
デモリとルイン、おススメするとしたら?
ここまで色々話しましたが、デモリとルインの性能とか運用コストについてご理解いただけたでしょうか?できなかったらその時はごめんなさい。
さて、ここまでの話を踏まえたうえで、この両者のうちどちらかをおススメに上げる事になったとしましょう。私はどちらを選ぶか…?
そうなった場合、私個人の回答としてはデモリションルミナススタッフがおススメという事になります。そう、ルインじゃないんです。
その理由についてお話しします。
先述したように、デモリも実用性は十分に備えている装備です。それでいて、ルインみたいに馬鹿げた費用も掛からない。とはいっても、デモリも作るだけで1億Gかかるので決してお安いものとは言えません。
しかし、デモリは繋ぎではなく最終装備として候補に挙がるレベルのものです。最終装備であれば1億という素材費用も人によっては許容範囲に入るんじゃないかな?私はそう考えています。
デモリもテフドゥインミッションのハード難度で得られる素材が必要ですが、素材個々の値段はルインより桁一つ、物によっては二つ少なくなります。仮にテフドゥインのハードを通えないと強さだとしても、他の金策を頑張れば十分賄える可能性があると考えています。
それに、何もソロでやれという訳ではないので、ソロが無理なら人を頼ってもいいと思います。幸い、テフドゥインの周回を参加型で企画している配信者の方とか結構いらっしゃいますので、それを活用したっていいのです。
それ以外の方法として、アルビやルンダといったハード上級ダンジョンで崩壊した魔力のエキスが出れば一発で費用を確保できる可能性があります。
そう考えれば、少なくともルインよりは現実的に目指せる目標と言えるのではないでしょうか。
これが私がデモリをお勧めする理由となります。もちろん、性能最優先でルインを選択するのも悪くありません。あなたにとって最良の選択を。
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脳筋が考える武器としての領域
さて、ここまでルインとデモリの比較を主軸に話をしてきました。実用性を取るならデモリで十分とも言いました。では、ルインという武器はどういう領域にある武器なのでしょうか?その辺りを少し話させてください。
個人的な考えとしてルイン装備というものは、必要なことをすべてやり終えてやる事がなくなった人が目指すかどうかを考える領域。
例えるなら、ルインというのは裏ボスに位置するものだと考えています。
最近の作品では倒すことが前提の裏ボスが増えましたが、私が言っている裏ボスとは倒すことが前提となっていない。進行するうえで倒す必要もないでたらめな強さのボスを指します。
極端なものだと怒首領蜂の火蜂だったり、第4次スーパーロボット大戦のネオ・グランゾンとかその辺りを想像してもらえばいいと思います。
ルインはそこまで極端なものではありませんが、その領域を目指しても目指さなくてもゲーム進行には影響がないという点は共通していると思います。
もっとも、太陽と月の剣という作ること自体がエンドコンテンツというデタラメな武器もマビノギには存在していたりしますが…。
2024年現在で、そんなデタラメな武器を作っちゃった人が12名も居るというのですから驚くほかありませんよね。私には想像もつかない世界ですよ。
ルインの真価とは?
ここまでルイン武器を作る必要がないかのように語ってきましたが、それはあくまで武器として使うことを前提とした話です。ルイン武器には確かな価値が存在しています。それもデモリとは比較にならないほどのものが。
私が思うに、ルイン武器の真価とはその強さではなく「ルインを手にする」という達成感にこそ存在するように思います。ルイン武器入手はいかなる手段を使ったとしても決して安易にできる事ではありません。
それに考えてみてください。普段使い目的でスーパーカーとかの超高級車なんて買う人はいないじゃないですか。誰もが羨むような富豪ならともかく、そうじゃない一般層はそもそもの話そんな選択ができないはずです。まず普通の乗用車を買う事になるでしょうし、それが当たり前だと思います。
もし仮に一般人が普段使い目的でスーパーカーなんて手に入れたとしても、それらは普段使いするには明らかにオーバースペックだし、取り回しも悪くランニングコストも段違いで高い…と、日常生活において重荷にしかならないものです。
そういうものは普段使いするからではなく、憧れとかそういう感情で買ったりするものですよね。そもそもの動機が違うって事です。
いわば持つこと自体が一種のステイタスのようなもの。実際問題、私もデモリを使っていた頃はルインじゃないと…みたいな強迫観念に近いものを抱いていました。でも今はわかります。違う、そうじゃないんだと。
実際に手にしたからわかるルインというものの存在意義。
ここまで装備自慢話のように聞こえたのならそれは謝ります。使ってみないとわからない事も世の中には多々ありますのでどうかご容赦を…。
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おわりに…
MMORPGの世界で装備の話は尽きないものです。しかし、それに依存しすぎるのは良くないと個人的には考えています。だって、そうじゃないですか。どんなに装備がよくてもその使い手が使いこなせないなら意味をなさないのですから。そういう人も残念ながら私は見てきましたし、私自身もそうならないように気を付けたいものです。
もちろん装備にこだわることが悪いことだ、なんて言いません。それも一つの向上心の現れです。でも仮に高性能な装備がなかろうと出来ることはいっぱいあるんじゃないかな?私はそう言いたいのです。
結論として、装備は好きにすればいい。でも、高級装備なんかなくてもほとんどの人は装備であなたを判断しない優しい世界だよ?
以上をもってこの話の締めとしたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
今回はスタッフ最強装備を手にして実際にわかった事などを主軸としたお話でした。次回はそうした装備を考える中でふと浮かんだ思いについてお話ししたいと思います。
それでは、また次回お会いいたしましょう。
…あ、そうそう。
装備自慢はほどほどにね?