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「砂とシュラ王・4」

″あなたには、数多の選択肢がある。″

″咎められることはない。″

″素直であることは良いことだ。″


他者を認めるとは、難しいようで簡単だ。

ただあるが如く、ただあるがまま。

必ずしも傲岸不遜である必要性もなければ、

自分や何かに依存した考えをしなくても良い。

誰の言うことも聞かず、ただひとり、孤独である時を選んでもいい。

豪奢でも、清貧でも良い。

時には何かを諦め、手放してもいい。

法やモラルにそぐわないときは、居場所を変えて気ままに過ごすのも良い。

もちろん縁結びしても、仲直りしても良い。

自分には、自分に収まることしかできない。

神のように自由に思考し、

王のように寛大で慈悲深く、

賢者のように日々に学び、生きることを楽しんでよい。

時の大海に続く大河には、すべてを忘れ去り、赦すのに充分な流れがある。

カルマとは、もしかしたらそのエントロピーの在り方を示すだけなのかもしれないね。

迷った時には天を仰ぎなさい。
人の身は希望に根差しているのだから。

心の光を拝むことも、背に戴くことも、安息の陰ができることも、すべてがあなたの助けである。

             砂とシュラ王・4
             〜枕元の詩篇〜


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