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日々徒然の詩シリーズ「ヨイノウタ〜果報の一雫〜」

僕は挫けることが多い。挫けない日はないと言っても過言ではないだろう。

佇まいを直すなら、ムキになっても仕方がない。

ありのままの正直な僕を見て、十割の人が幻滅するだろう。

人が理想を見たがるのは当然のこと。

パーソナリティに障害を抱えると一目惚れもしやすくなるらしい…。

みんな知らんぷりするくらいダイキライだけど、燃え上がる心の熱は、冷ややかで甘いアイスのような女性に向けられる。

熱に浮かされた人は、解けかけたアイスクリームのような人にもなる。それはいっそう甘く、艶めかしく。その一匙は人を虜にする。

だからだろうね。女の人が魅力的なのは。

たぶん僕はその一匙を掬いたいのだろう。

生命の原型の理想の異性(アニマとアニムス)。簡単に言うと“穢れなき愛の面影の像“を人は求めるのだろう。

蜜のある果実や穀物が発酵してお酒(アルコール)になるとき、酵母や酵素が入り乱れて醸成される一雫がある。

果実が甘露の一匙になる匂いは、脳髄がとろけてしまいそうなほど蠱惑的で、魅力的で、甘美で、くらくらもしてしまう。ひとことで言うと雰囲気に酔ってもしまうのです……。

人が理想を見たがるのは当然のこと。

理想に着かず離れずの醸成された一雫に酔いしれるのもまた自然なこと。

絶妙な不出来さの緩急が、より一層の深みとまろやかさを創り出すのです。

果報もまた応報である。

自然の摂理からなる果実酒は、その匂いで人を引き寄せた、一種の果報なのです。


※最近情緒を掻き乱す魅力的な作品をnoteで
見ることが多いです(*´ー`*) 。鼻血が……。
エロくないけど雰囲気がエロい詩を書きたくて書きました。後悔はしていない……。作者がよくわからないのもありましたが作品に性別はないっ!と思います٩( 'ω' )و

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ほづみわたる
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