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犬にデンタルケアは必要?

愛犬のデンタルケアはできていますか?


犬は基本的に虫歯になることは少ないと言われているものの、成犬の約80%は歯周病になってしまうと言われています。

歯周病になってしまうと、歯の健康だけでなく全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

そうなる前に適切なデンタルケアが欠かせません。まずは歯磨きを習慣化することが大切です。
犬は人間よりも歯周病になりやすいといわれているため、愛犬の歯磨きは6~8週齢頃から毎日少しずつでも続けたい大切な生活習慣です。

そうはいっても歯磨きしようとするといつも逃げられてしまう、そもそも正しい方法がわからない、と悩む飼い主さんもいることでしょう。

そこで今回は、大切なワンちゃんの歯を守るための正しい磨き方やトレーニング方法、嫌がる時の対処法について紹介します。

犬も歯磨きが必要?


犬の健康を守るためには、毎日の歯磨きが重要です。
歯磨きを怠っていると、歯垢や歯石が溜まっていき口内環境が悪化して歯周病への進行を加速させてしまいます。
そうならないためには歯垢が溜まらないようにするために毎日の歯磨きが重要になってきます。
歯磨きを行うことで口腔内を清潔に保ち、結果的に歯周病の予防につながります。


歯磨きの頻度は?

では、犬の歯磨きはどのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか。
私たちも毎日歯磨きをすると思いますが、犬も同様に毎日の歯磨きが理想とされています。
歯磨きを嫌がる犬も多い中、毎日は難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
犬の歯垢が歯石に変わるタイミングが一般的に3日〜5日と言われているので、最低でも3日に1回は行うようにしましょう。


歯石がついてしまった場合

歯垢が細菌の繁殖を促進し、その細菌が歯の表面に蓄積して硬くなったものが歯石です。
歯石が歯に付着すると、歯肉炎や歯周病のリスクが高まります。進行すると歯茎の腫れや出血、歯の根元の破壊などが生じ、
最悪の場合、歯の抜け落ちや全身の健康への影響まで及ぶことがあります。
歯石の予防方法としては、毎日の歯磨きが一番効果的ですが、歯磨きを嫌がる犬には歯磨き以外のデンタルグッズを利用して歯のケアは怠らないようにしましょう。
すでに歯石がついてしまった場合には獣医師に相談となります。
専門的な歯石除去の処置が必要であり、麻酔をかけた上で歯石を取り除いてもらう必要があります。


歯ブラシの使い方

やみくもに歯磨きをすれば良いというわけでもありません。
できる限り愛犬に合わせた歯ブラシを選んでケアをすることが大切です。
大前提に歯ブラシは人間用のものでなく、犬用の歯ブラシを使用しましょう。
犬用の歯ブラシにはさまざまな種類があり、指サックのようなブラシや2つのブラシがついたもの、拭くタイプのものなどがあります。
まずは歯磨きに慣れることが大事なので、愛犬の口に合った使いやすいタイプのものを選ぶようにしましょう。

歯磨きの流れ

①愛犬の口元に触り、触られることに慣れさせる
(慣れてきたら歯や歯茎にも触れて慣れさせる)➁できたらほめたりご褒美をあげて楽しい時間だと覚えさせる③歯磨きペーストを付けた指や歯ブラシを口の中に入れて前歯から磨いていく
・45度の角度で歯と歯ぐきの境目にブラシをあてて優しく
・歯の表面を前後に動かすようにして


デンタルグッズ別の使い方


ジェル

ジェルタイプは指やガーゼ・歯ブラシに付けて歯磨きしても良いですが、
ジェルタイプは粘度のあるゼリー状になっているため歯に塗るだけ・ジェルを舐めるだけで
歯磨き効果が得られる優れものです。

リキッド

リキッドタイプは無味無臭のものが多く、いつも飲んでいる水に混ぜたり食事に混ぜたりするだけでいいので愛犬も違和感なく嫌がることもなく歯磨きをすることが可能です。

スプレー

スプレータイプは愛犬の口に噴射するだけで歯磨き効果が得られてお手軽に歯のケアができます。
スプレーだと怖がってしまう犬には前述のリキッドタイプ同様に水や食事に混ぜてもOKなものがあるので、
混ぜてもOKなスプレータイプを選べば2種類の使い方ができるので便利です。

おやつ


おやつタイプは食事感覚でデンタルケアができるグッズです。
おやつなので喜んで食べる犬も多いと思うので、デンタルケアの中で1番お手軽なグッズかもしれません。
ただしおやつの味や形状、硬さなどによって好みは分かれるかもしれません。
できればおやつだけでなく他のデンタルケアと一緒に行った方が良いものでもあります。

歯ブラシ

歯ブラシは犬種によってサイズを分けたものや指サックのような形のもの、
2つのヘッドがついていて360°ブラシになっているものなどいろんな種類があります。
慣れるまでは嫌がる犬が多いので、いかに愛犬に合った歯ブラシを選ぶかが重要になります。
慣れてしっかり歯磨きができればデンタルケアの中では1番歯周病予防の効果が高いケアグッズです。

犬の歯磨きのやり方
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