「ものがわかるということ」養老孟司
ネットのニュースで度々、この本の広告で養老孟司さんの対談や抜粋記事をよく目にしていて。
その内容が面白かったので図書館で予約し、ついに読むことができました🙌✨ついに、というのはこの本予約した時に何十人待ちだったので、手元に届くまでに半年ぐらいかかったのよね…
印象に残ったことをいくつか。
「社会の常識や人間の心を読むのは苦手だ、わからない」
と言い切っていたこと。自分は常識もないし、人と関わることも苦手だし…と思っていたら養老孟司先生と同じだったとは!そもそも他人が考えていることなんてわかるはずない、と言われたことで、そうだよね、わからなくていいんだ、と思えた。
「人間の個性とは身体のこと。内面は変化する」
これも本書の中で繰り返し出てくる言葉。個性って内面や性格のことと思いがちだけど、実際何かをきっかけに考え方がガラリと変わることだってある。変わらずにいるのは自分の皮膚であり流れている血であり…それが個性だと。
解剖学者ならではの視点もありなるほどと思った。とてもユニークな考え。
養老孟司先生の本を読むとホッとする。