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第20回後半_ある人物の類型_拝跪願望_2024.5.30

片倉洸一の耽楽的音声記録
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1:親父の身辺整理
・膨大なレコードコレクション―死後20年でようやく知る音楽の趣味
・幼少期の音楽の記憶がない片倉―しかし結局遅れて出てくる何か

2:帰省の際に気にかかる人物の類型―拝跪願望型の3例
・共通点1―学校(高校以前)で要求される能力は高いが、結局何も手に着かずフラフラしてる
・共通点2―何かに従いたい欲望が強い

例1:先日の誕生会で居合わせた男
・参加者にいた、東南アジアの部族の仲間入りしたりした変わり者のファンらしいが、当人からはあまり見向きもされず
・片倉にも話しかけて勝手な解釈を披露して気味悪がられる

例2:川越氏
・初対面の日からやたらと話して身の上を聞く―高校時代に家計を助けるために鬼バイト、弟達の進学のために自分は就職。その後自分も大学へ
・尊敬する「師匠」の話から怪しくなり…―カリスマ溢れる武勇伝に惚れ惚れ。「将来の計画」に備えて鍛錬の日々
・3年前の年始の誘い―「軽井沢に行きませんか?」
・別荘地の集会―やっぱりそれ系の集会でした。天下国家天下国家連呼
・数年経っても「師匠の事業」は進展していない模様
・その後―知り合いの知り合いの女性達に気持ち悪がられていた模様
・能力が高いが故に反論を受け流せてしまう

例3:同窓生の荻原
・小学生の頃から背も飛び抜けて高く、勉強もスポーツもできたエリート
・高校も一人だけ遠い進学校へ進学。その後の詳細は不明だが結局現在に至るまで実家住まいのフリーター
・荻原の家庭環境、周囲との齟齬―何でもできた故に周囲に合う人間もおらず、距離があったのではないか
・高校以前に要求される能力とそれ以降に必要な能力の齟齬―高校以前に何でもできた人間の方がその後却って狭く深く要求される場面で挫折しやすいのかも
・成功体験が多い故に自分の不遇を認めてくれる陰謀論、カルト宗教、詐欺師にハマりやすそう。その上自分が状況を正当化する詭弁にも長ける。
・「能力が高い」が、その還元先を見つけられていないのが最大の欠点なのでは。彼らが必要とするのは強力な指導者。それがたとえ詐欺師であろうとも彼らは自分の献身を信じる。

第8回耽楽的楽曲紹介
Scott Mattews「The Lantern Flower」(『Home Part2』(2016))
https://scottmatthews.bandcamp.com/track/the-lantern-flower
歌詞はこちらhttps://note.com/brainy_azalea673/n/nb2f3c7411261
・ロマン溢れる「二人だけの光景」
・拝跪願望型の彼らのような人達は素朴にこんな光景を求めているのでは―しかし、そこにも必ず生じるであろう齟齬を彼らが認められるとは思わないが…

早速この後飛行機を予約しました。身元保証書という非常に面倒な書類に苦労しそうでございます。

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