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広告費を抑えて売上1億円!ECモールで勝つInstagram活用術

ECモールで売上を伸ばしたいと考えているものの、「広告費が高すぎて利益が残らない…」と悩んでいる事業者は多いのではないでしょうか? 一般的に、楽天やAmazonなどのECモールで集客するためには、リスティング広告やSNS広告に頼るのが定石とされています。しかし、広告費比率が20〜30%、場合によっては40%を超えるケースもあり、利益を圧迫してしまうのが課題です。

そんな中、 Instagramを活用しながらも広告費を抑え、1年で売上1億円・広告費比率10%以下を達成した事例 があります。ポイントは、Instagramから直接購入を促すのではなく、「ユーザーに検索させる仕組み」を作ること。これにより、ECモール内の検索アルゴリズムを有利に働かせ、売上を伸ばすことに成功しました。

本記事では、この成功事例をもとに、 Instagram×ECモールの相乗効果を最大化する方法 を詳しく解説します。広告費を抑えながら売上を伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてください!




1. Instagram経由の売上は全体の1割以下? それでも売れる理由

Instagramを活用してECモールの商品を販売する際、多くの人が「投稿や広告から直接購入されること」を目標にしがちです。しかし、実際の購買行動を分析すると、Instagramのリンクを経由して購入に至る割合は 全体の1割以下 にすぎません。では、残りの9割のユーザーはどこで購入しているのでしょうか?

答えは 「検索」や「口コミ」経由 です。多くのユーザーは、Instagramで気になる商品を見つけた後、すぐには購入せずに 一度検索し、評判やレビューを確認してから購入する という行動をとっています。これは、SNS上での情報だけでは購入の決め手にならず、より信頼できる情報源(楽天・Amazonのレビュー、比較サイト、ブログなど)を求めるためです。

こうした消費者行動を逆手に取り、 「Instagramで認知を高め → 検索を促す」 という戦略を取ることで、より多くのユーザーをECモールへ誘導し、売上アップにつなげることが可能になります。

・「〇〇で検索してね」と誘導するメリット

この戦略の具体的な手法のひとつが、Instagramの投稿やストーリーズで 「〇〇(商品名)で検索してね」 とユーザーに伝えることです。

この方法には以下のようなメリットがあります。

  1. 検索数が増え、SEO的に有利になる

    • 楽天やAmazon、Googleなどでの検索回数が増えると、検索エンジンのアルゴリズムが「人気のある商品」と認識し、検索結果の上位に表示されやすくなります。

  2. ECモール内の検索アルゴリズムが向上し、露出が増える

    • 楽天やAmazonの検索アルゴリズムは「検索回数」や「購入数」を重視するため、多くの人に検索されることで 関連ワード上位表示 につながります。

  3. ユーザーの購買意欲を高める

    • 自ら検索することで「この商品が気になる」という気持ちが強まり、自然と購入率が上がります。

つまり、Instagramを 「直接売る場」ではなく、「検索を促す場」として活用する ことで、広告費を抑えつつECモールの売上を伸ばすことができるのです。


2. SNS広告ゼロ!ECモール内広告×自然検索で売上を伸ばす方法

多くのEC事業者は、売上を伸ばすために Instagram広告やGoogle広告を活用 します。しかし、これらの広告はクリック単価が高騰しやすく、費用対効果が下がることも少なくありません。特に、楽天やAmazonのようなECモールでは、 広告費が売上の20〜30%を占める こともあり、利益を圧迫する大きな要因になっています。

そこで本事例では、SNS広告を一切使わず、 「モール内広告」と「自然検索」 のみを活用して売上を伸ばす戦略を取りました。これにより、広告費を抑えながら効率よく売上を拡大し、 広告費比率を10%以下に抑える ことに成功したのです。

・モール内広告の活用法

楽天やAmazonでは、モール内での広告出稿が可能です。InstagramやGoogleの外部広告と異なり、 購買意欲の高いユーザー に直接リーチできるのが特徴です。本事例では、以下のようなモール内広告を活用しました。

  1. Amazonスポンサープロダクト広告

    • 商品ページや検索結果に広告を表示

    • 指定したキーワードでの上位表示を狙い、検索流入を増加

  2. 楽天サーチ広告(検索連動型広告)

    • 楽天市場の検索結果に広告を表示

    • 「検索されるキーワード」に基づいて広告出稿するため、Instagram経由で検索行動を起こしたユーザーに的確にアプローチ可能

これらのモール内広告を、Instagramで誘導した検索ユーザーと連携させることで、検索→クリック→購入という流れを強化しました。

・自然検索の活用法

モール内広告と並行して 自然検索での流入 を増やすための施策も実施しました。

  1. 検索される回数を増やす

    • Instagram投稿で「〇〇(商品名)で検索してね」と促すことで、楽天・Amazon・Googleでの検索数を増加

    • 検索回数が増えると、モール内のアルゴリズムが「人気商品」と判断し、検索上位に表示されやすくなる

  2. 口コミ・レビューを増やす

    • 購入後のお客様にレビュー投稿を促進

    • 高評価レビューが増えると、検索結果でのクリック率や購入率が向上

この「検索を促す→モール内広告&自然検索でリーチする」流れを作ることで、SNS広告なしでも売上を大きく伸ばすことができました。


3. ユーザー行動を意識したInstagram運用戦略

Instagramを活用して売上を伸ばすためには、 ユーザーの購買行動を理解し、それに合わせた運用をすること が重要です。

多くの事業者は「Instagramで商品を見せて、すぐに買ってもらおう」と考えがちですが、実際の調査データによると SNSで商品を見つけた人のうち、すぐに購入するのはわずか5〜6% に過ぎません。

つまり、 大半のユーザーは一度検索をして、口コミや評判を確認した後に購入 するのです。これは、消費者が衝動買いよりも「安心して買いたい」と考える傾向が強いからです。

そこで、 Instagramを“売る場”ではなく、“ブランドの信頼を高める場”として活用する ことが鍵になります。

・アカウントをブランドの“ホームページ”にする

ユーザーがInstagramで商品を見つけたとき、 アカウントの雰囲気や投稿の統一感がないと、不信感を抱かれてしまい購入に至りにくい です。逆に、しっかりと作り込まれたアカウントであれば、「このブランドは信頼できそう」と感じ、指名検索や購入につながります。

アカウント運用で意識すべきポイント

  1. 世界観を統一する

    • ブランドのトンマナ(トーン&マナー)を決め、一貫したデザインや投稿を心がける

    • 投稿の雰囲気がバラバラだと、ブランドのイメージが定着しにくい

  2. 商品説明だけでなく、ストーリーを語る

    • 「なぜこの商品を作ったのか?」「どんな想いが込められているのか?」など、背景ストーリーを伝える

    • 感情に訴えるコンテンツは共感を生み、ブランドのファンを増やす

  3. 購入者の声を積極的に発信する

    • 実際のユーザーのレビューや使用感を投稿・ストーリーズで紹介

    • 「リアルな口コミ」が信頼につながり、検索&購入を促進

・ギフティングで口コミを増やす

Instagramの口コミを増やし、より多くのユーザーの検索行動を促すために、 インフルエンサーや一般ユーザーへのギフティング(商品提供) を活用しました。

  1. ターゲットに合ったインフルエンサーを選定

    • フォロワー数だけでなく、エンゲージメント(いいね・コメント)率の高いインフルエンサーを選ぶ

    • 小規模でも熱心なフォロワーを持つマイクロインフルエンサーが効果的

  2. ギフティング投稿を二次活用する

    • インフルエンサーが投稿した写真や動画を、自社のストーリーズやフィードでリポスト

    • 「○○さんも使っています!」と紹介することで、信頼感を高める

  3. 口コミの連鎖を作る

    • インフルエンサーの投稿を見た一般ユーザーが、自発的にレビューや購入報告を投稿する流れを作る

    • これにより、「Instagramで話題になっている→検索して購入」という流れが加速

このように、 アカウント運用+ギフティング戦略を組み合わせることで、指名検索や口コミ検索を増やし、ECモールの売上アップにつなげることが可能になります。


4. 事例:1年で売上1億円、広告費10%以下を達成した秘訣

ここまで紹介した 「Instagram×ECモール活用戦略」 を実践し、 1年間で売上1億円、広告費比率10%以下(約1000万円)を達成した事例 があります。多くのEC事業者が広告費を売上の20〜30%、場合によっては40%もかけている中、 低コストで高収益を実現したポイント を解説します。

① 検索流入を増やすInstagram運用

この事例では、Instagramでの直接購入を狙うのではなく、 「検索を促す仕組み」 を取り入れたことが成功のカギでした。

  • 投稿やストーリーズで「〇〇(商品名)で検索してね」と案内

  • 検索数が増えることで、楽天・Amazon・GoogleでのSEO効果が向上

  • モール内の検索アルゴリズムが向上し、関連ワードでも上位表示

Instagramの影響力を「検索トラフィックの増加」に変換し、モール内の自然検索経由での売上を大幅に伸ばしました。

② SNS広告ゼロ!モール内広告+自然検索で売上アップ

  • 楽天サーチ広告・Amazonスポンサープロダクト広告を活用

  • 検索流入したユーザーにピンポイントで広告を表示し、購入率を最大化

  • 広告費を最低限に抑えながら、売上につながる施策に集中

SNS広告を一切使わず、 「検索ユーザー×モール内広告」の組み合わせ で売上を拡大した点がポイントです。

③ Instagramアカウントのブランディング&ギフティング活用

  • 統一感のある投稿でブランドの信頼性を確保

  • インフルエンサーへのギフティングを活用し、口コミを増やす

  • ユーザー投稿をリポスト・ストーリーズで拡散し、二次拡散を狙う

Instagramの役割を「ブランドの信頼を築く場」とし、指名検索や口コミ検索を増やしたことで、ECモールでの売上につなげることができました。


成功事例のまとめ

この事例の成功ポイントを整理すると、以下の3つが挙げられます。

  1. 「Instagram→検索」の流れを作り、指名検索&口コミ検索を増やす

  2. SNS広告なしで、モール内広告+自然検索を活用し、広告費を抑える

  3. Instagramを「売る場」ではなく「ブランドの信頼を築く場」として運用

この手法を活用すれば、 広告費を抑えながらECモールでの売上を伸ばすことが可能 です。


まとめ:Instagramを“売る場”ではなく、“検索を促す場”にするのが鍵!

多くのEC事業者は、「Instagram経由で直接売ること」を目的にしがちですが、 本当に売上を伸ばすためには、“検索を促す仕組み”を作ることが重要 です。

本記事で紹介した 「Instagram×ECモール」戦略 では、広告費を抑えながら売上を伸ばすために、以下のポイントを実践しました。

  • Instagram投稿で「〇〇で検索してね」と促し、指名検索&口コミ検索を増やす

  • SNS広告を使わず、モール内広告+自然検索を活用して集客する

  • Instagramを「信頼を築く場」としてブランディングし、購入率を向上

これらの施策を組み合わせたことで、 1年で売上1億円・広告費比率10%以下 という高収益を実現しました。

Instagram運用のKPIを「売上の間接効果」まで広げよう

SNS運用のKPIを 「Instagram経由の直接売上」だけに限定すると、本当の効果を見落としてしまう 可能性があります。

👉 Instagramは、ユーザーに検索させ、ECモールへ誘導する起点となるメディア
👉 「指名検索」「口コミ検索」「ブランドの信頼構築」といった間接的な貢献も評価すべき

今後のEC運用では、 「Instagram=直接売る場」ではなく、「検索・口コミを促し、売上につなげる場」 という視点を持つことが、広告費を抑えて売上を伸ばすカギとなるでしょう。


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ゆう|EC特化エンジニア|現役店長
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