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【FFTCG】雷単カオスアークを通じて、自分のデッキを「知る」ということ
はじめに
どうもこんにちわ!
FFTCGプレイヤーのちょーぎょーじです。
名人戦、ファンフェアが終わり、今環境がひと段落したところで
私が今環境、大変お世話になった雷単カオスアークの解説を書いてみようかなと思います。
ただし、今回はいつもと視点を変えて、構築ではなくどのようにプレイするか、をメインに書いていきます。
デッキ内容
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大会の度に微調整はしていましたが、最終的にこの形になりました。
概要や、採用理由などに関してはたるほさんのインタビュー記事に纏められていますので、そちらをご覧ください。
プレイング
バックアップについて
このデッキに限らず、プレイする上で、まず考えることが一つあります。
「このデッキは何枚バックアップを並べたら仕掛け始めるのが適正か」
です。
当然、バックアップを5枚並べた方が、マナも潤沢で、1ターンの行動回数も増え、強いムーブもできるでしょう。
ただ、それは相手も同じです。
自分が5枚並べるということは相手も5枚並べると思って下さい。
お互いに5枚並んで手札が5枚ずつある状態で展開し始めて、
それでも勝てるようなデッキであれば5枚並べることを目指しましょう。
そうでなければ、ある程度バックアップを置いたら仕掛け始めなければいけません。
例えば4コストが多いデッキであれば、2枚置いた方が引いてきてそのまま使うことができますし、3コストや5コストが多いのであれば、1枚置けば仕掛け始めてもいいかもしれません。
では雷単カオスアークはどうかというと、「4枚もしくは5枚」です。
まずはそこを目指してプレイします。
また、バックアップを5枚置くということは、その後に引くバックアップは基本的に全てコスト用になるということです。ですので、マナを多く使用するが、その分強い動きができるギミックが複数あることが望ましいですね。
雷単でいうと、アリゼーやグラハティアがそれにあたります。
他にも状況によっては9コストでアークを撃ったり、7~9コストでカオスを出したりすることもあるでしょう。
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・アリゼー⇒アルフィノ
・グラハティア⇒アルフィノ
・アリゼー⇒グラハティア⇒アルフィノ
上記のいずれかにより好きなキャラクターカードをサーチすることができますし、状況によってはそのまま場に出すこともあります。
とても強い動きですが、その分コストもかかりますので、余剰のバックアップカードが無駄になりません。
バックアップが5枚並んだ状態で強い動きをしても、環境にある他のデッキがもっと強い動きをしてくれば負けてしまいます。
特に多色デッキは滅茶苦茶してきますので、通常の単色デッキであれば出力に差がありすぎて太刀打ちできません。
その点、カオスアークは特殊で、盤面を制圧しながら相手の手札を捨てさせることができますので、圧倒的に差をつけつつ、すぐさまビックムーブでの反撃に合うこともあまりないといえるでしょう。
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プレイ上の注意
序盤の目標はただ一つです。
バックアップを3ターン以内で、4,5枚並べる
もちろん相手が仕掛けてきたりすればそれに対応する必要はありますが、基本的には上記を目指しましょう。
カオス+アークをするための下地作りです。
序盤にアルフィノ、アリゼーが揃っていれば、出してアタックしながらバックアップ並べた方が良さそうな気もしますが、それはバックアップが手札に足りなかった場合の次善策です。
この環境では、アリゼーアルフィノスタートをして押し切れることも確かにありますが、多くの場合裏目になることが多いです。理由は各デッキの対応で後述します。
揃っていた場合でも、アルフィノはコストにして、アリゼーを残しつつバックアップを4枚まで延ばし、4バックからアリゼーを出してアルフィノをブレイクゾーンから出すのが理想です。
せっかく好きなキャラクターカードをサーチできるのですから、先出ししてアタックに行くよりも、相手や場の状況に応じて相応しいカードを持ってきた方が強いです。
バックアップが4枚まで届かなそうな時は、アリゼー⇒アルフィノや、グラハ⇒アルフィノなどでバックアップを探してきましょう。
唯一バックアップが4枚になる前にやっていいこととしては、バックアップ3枚からのアーヴァインです。
相手のブレイクゾーンを早めに除外し始めることにより、回収を防ぎます。このタイミングであればクーシーやクルルがEXバーストで捲れても何も起きないことが多くあります。
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置きたいバックアップの優先順位の一番高いものは
アレシア・アルラシアです。
アークをサーチしてくれるので、カオスアークが揃いやすく、さらに追加のアークも持ってこれるので、中盤から後半に超強力です。
手札にきたら最優先で出しましょう。
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マリガン基準
基本的にはバックアップが2枚あればキープで、1枚以下ならマリガンです。リーブ1枚で他に闇カードが無ければキープしてもいいでしょう。
必要なカードはサーチや、リーブ&グナース族&リチャードで探すことができることが多いのでバックアップ基準で構いません。
開始前から対面が火雷13や14のようなアグロってわかってる場合のみ、バックアップ以外のカードが基準になります。黒衣の男があればベストです。
各デッキの対応
光の戦士
基本的には有利です。
アーヴァインをメインに動き、ブレイクゾーンを出来るだけ除外します。
アーヴァインがくっそ強く感じるマッチです。
3点与えてしまうと、ファリス⇒レフィアと動かれてしまいますので、
3点目を与えるかどうかの見極めはしっかりしましょう。
少なくともこちらの場と手札がある程度出来上がってからです。
かといって焦ってバック1枚からアーヴァインを出すのは悪手です。
分かってる相手だと、序盤にウネから仕掛けてきますので
バックアップが4枚になるまで他になにも出さないのが望ましいです。
バックアップ+FW1体戻されると痛みが激しいので、特にバックアップの少ない内はそうならないようにしましょう。
ダメージを与えたくない点でもウネの点でもアリゼー+アルフィノの先出しは悪手です。
相手のウネを放置すると負けてしまうので、もしウネが出てきたら暁の血盟2体+ヤシュトラで-12000するか、高コストだろうともカオスかアークをしましょう。
なければアーヴァインでとりあえず召喚獣を除外して凌ぎましょう。
アーヴァインが除去されたり、引けなかった場合は睨み合いになることが多いですが、大抵相手はジタンを投下してきます。
その際にカオスアークが揃っていたり、アークやカオスが2枚持っている状態だと纏めて抜かれてしまいますので、対応してジタンを除去できる召喚獣を打てる状態を維持するように心がけましょう。
4コストWOL
こちらも上記の光の戦士と基本的には同様ですが、
さらにジタンとアーヴァインを巡る駆け引きになります。
ファリス⇒レフィアの脅威も無い為、仕掛け始めたらある程度並べても問題ありません。相手が耐えきれずシャントットしてきたら喜びましょう。
その後のカオスが0コストになるのでやりたい放題になります。
7コストWOL
有利です。
相手の仕掛けが早い為、バックアップをゆっくり延ばしてる暇はあまりありませんが、基本的にカオスが3コストで出せる為、早めにカオス+アークを決めやすいです。
アルフィノでカオスを先に持ってきておいてもいいでしょう。
アークや3コストラムウの使い回しが期待できるため、黒衣の男が活躍します。
ヤシュトラのSアビを狙うのもいいですね。
風単
めっちゃ不利です。
試行回数がほぼ無いので、ある程度は推測になりますが、
バック5枚お互い並べてから、FWを一気に並べないように注意しながら
カオスアークの機を伺う、くらいでしょうか。
このマッチだと、先手アルフィノアリゼーは有りな気がします。
その場合、3体目を並べると神龍が出てきちゃうので、ケアしながら戦いましょう。
土水カオスアーク
有利です。
バックを並べつつ、アーヴァインや黒衣の男など、バリューの高いカード1枚のみでアタックし続けます。
アルフィノアリゼーは悪手です。
2体以上並べてしまうと、カオスで1体奪われた上、アークも打たれて手札も減ってしまします。アルフィノアリゼーだと、アルフィノが火ですので、相手のカオスのコストが7コストになってしまい、なお悪いです。
1体だけだと、相手はカオスを9コストで出すことになり、アークを撃たずに握ったままターンが返ってくることになります。
その場合、こちらは土水雷闇の4色でカオスを3コストで出すことになり、
お互いのカオスにアークを撃つことが発生しますが、カオスに使用したコスト差分、こちらの手札が残り、最初に奪われたFWも帰ってくるので盤面が大幅に傾きます。
上記の理由により、アーヴァインや黒衣の男など、相手が放置できないようなFW1体のみで攻めて、相手に先にカオスを使わせることが正着です。
火雷13
ちょい有利くらいでしょうか。
黒衣の男+召喚獣が回り始めれば盤石です。
アーヴァインの出番はほぼありません。
ヤシュトラの除去や黒衣の男を中心になんとかしましょう。
火雷14
不利です。
お互いに血盟を並べることになりますので3コスト雷ヤシュトラのSアビがお互いにあまり刺さりません。
また、火雷13と違い、光闇の採用があまり無い為、カオスを7コストで出す必要がある上、FWの種類が被っている為、対消滅してあまり特にならない場面もあります。
1ターン目に出てきた相手のゼノスを処理しにくいのも辛いですね。
終わりに
今回の記事を通して初級者、中級者の方に特に伝えたいことは
「自分のデッキを良く知ること」です。
まず
①どういう動きをするのが強いのか、どういうことをされると辛いのかを知ること。
次に、
②環境にある色んなデッキに対して、どういう動きを目指し、どのカードが強くてどのカードがあまり刺さらないかを知ること。
最後に、
③相手がとってくるプランについて対策を考えることです。
当然、相手は自分の嫌がることをしてきます。それをされた時にどう対応するか?を予め考えておくことも重要です。プレイだけで何ともならない場合は構築を見つめ直す必要も出てくるでしょう。
よく、FFTCGはプレイングと構築がセットという話を聞きます。
大会で結果を出したデッキをコピーして使うだけではなかなか勝てない、というのは上記の①や、それ以前で止まってることが多いのかもしれません。
1から構築せずとも、②や③を考慮しつつ自分なりにチューンナップすることが重要なのではないでしょうか。
と、いうわけで今回は雷単カオスアークを使ってて、色々考えていたこと、感じたことを吐き出してみました。間違ってることももちろんあると思いますが、こういう考え方もあるよ、くらいで思って頂ければ幸いです。
それでは、こらからも良いFFTCGライフを。