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【FFTCG】デッキ解説 火水氷t雷Ⅵ(L3)
はじめに
どうもこんにちは!
FFTCGプレイヤーのちょーぎょーじです!
それでは先日行われたL3Championshipで使用した火水氷t雷Ⅵの解説をしていきたいと思います。
デッキ作成の経緯
友人と調整会をしている際に、スタンダードのⅥデッキと対戦させて頂く機会があり、思ってたよりopus20のロック&セリス&セッツァーの動きが面白いなと思い、L3で組んでみようと思ったのが始まりです。
opus19環境で5コストのロックを使用したⅥ単デッキを使用していた経験があるので、バックアップが火氷のみでタッチで水(ストラゴス、モグ)、雷(ソーニョ)してもデッキが上手く回ることは立証済みでした。
なのでそれにあれこれ足して、バックも2枚置ければ充分かなーという想定で大分削ることにし、出来上がったデッキがこちらです。
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デッキを回してる内に感じた問題点は次のようなものでした。
・イドラは序盤に置くことが無い為、実質のバックアップは8枚となり、流石に事故りやすい
・ケフカはクリティカルな仕事をしてくれることはあるが、ブレイクゾーンに魔神、鬼神のどちらかしかない、もしくは両方無い場合が思ったより多かった。使用するなら女神も欲しい(が、そんなスロットはない)
・土風がメタの中心である為、対象にならないFWの対応がもう少し欲しい。また、ノクティスに対応できるカードも欲しい
以上の理由から下記のように入れ替えました。
out:マッシュ3、ケフカ2、魔人1、スエーニョ1、アルハナーレム1
in:ガウ3、ゴゴ2、レポリット3
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バックアップに関しては、火や氷の同色を2枚置く必要はあまり無い上、
状況に応じた取捨選択が出来るので水バックのレポリットを採用しました。ガウを採用したので少し水が濃くなったからということもあります。
採用カードの解説
ロック、ストラゴス、レポリット
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デッキの潤滑油的役割です。
4色を少ないバックアップで無理やり回してますが、それを可能にしているのもこれらのカードのおかげです。
状況に応じて、必要なバックアップを探したり、夢の三兄弟を揃えにいったりします。
ロックとストラゴスに関しては、ゼノスに除去されても、まだ被害の少ないカードである為、3コストでありながら早いターンでの先出しがし易い点も利点です。
アクスター、ヤ・シュトラ
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共にⅥのカードではありません。が、アクスターに関しては環境最強クラスと言って良い程の強力カードです。
L3championshipまでのL3環境として、ゼノスが活躍していた為、3コスト以下のFWの採用が減っていたこともあり、強いと言われていた土風、氷雷、水単なども4コスト以上のFWがメインとなっていました。
また、対象にならない効果を持っているユーリィ、ユフィに対してもダル凍結の効果を発揮する為、極悪に強いです。
Ⅵデッキにはいくつか形がありますが、安定感ありそうな水氷にしなかったのもアクスターの有無が大きな理由です。もし水氷で組むことにしても何とかタッチでアクスターを入れると思います。それくらいL3のⅥデッキには必須だと思っています。
Ⅵデッキを構成するFWのうち、多数が3コストなこともあり、ダメージを与える効果についても多くの場合9000ダメージ以上になります。対戦相手にとっては最も放置できないカードと言えるでしょう。
ヤ・シュトラに関しては雷バックアップを採用していない為、コストを払ってキャストすることはあまりありませんが、アクスターからの組み合わせで最も強いと思ったので採用しました。また、イドラのアビリティで場に出すことも可能です。
ただ、環境的に9000のFWが多い為、ヤ・シュトラでは少し物足りなく感じる場面もあります。
セッツァー
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アクスターがFWのエースだとしたら、セッツァーはバックアップのエースです。初手に欲しいカードNO1。
これを置けるか置けないかでデッキパワーが変わってくると言っても過言ではありません。初手にあれば必ずキープしましょう。ない場合はロック、ストラゴス、レポリットなどを総動員して探しに行きましょう。
セリス
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ロックを採用してますので脳死で3枚採用しました。
ちょくちょく、セリスがあれば勝てる・・!って場面もあるので採用に疑問はありませんでしたが、L3championshipで決勝トーナメントに残ったハリガイさんが作成した火氷雷Ⅵデッキにはなんと一枚も採用されていません。
確かに、強く使える場面は盤面や手札にロックがある時で、セリス単体ではそこまで・・ということなのかもしれません。
私も再度考えてみようと思います。こういう脳死で採用しそうなカードをもう一度見つめ直すのもめっちゃ大事です。さすがハリガイさんだなぁ。
レーヴ、ソーニョ、スエーニョ
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夢の三兄弟の強力さは前環境のL3でも証明されているので、説明を省かせて頂きますが、今環境ではさらにロック、セッツァーとの相性が良く、ロックの「4体以上のFFⅥのFWでパーティアタックしたとき」という条件を満たす一助にもなっています。
スエーニョに関しては、レーヴからサーチして場に出せる為、バックアップに雷を採用していなくても問題なく運用できるのが、構築の自由度をさらに広げています。火水氷タッチ雷なんて構築が成立したのもそのおかげと言えるでしょう。
ソーニョがブレイクゾーンにある状態でレーヴを出すと、サーチして場に出した効果でソーニョをブレイクゾーンから回収し、そのままコストを支払って場に出し、三兄弟が揃う、という破格の動きが出来ます。積極的に狙っていきたいですね。
ガウ
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バックアタックがありますので、召喚獣のようにいつでも使用する事ができるグッドカード。
パワーを上げることによって相手のダメージによる除去をかわす他にも、アタック時、ブロック時の両方に有用なので、戦闘中にも大活躍のカードです。
この環境でガウが特に効果的な理由として、環境の中心にいる土風デッキのユーリィやユフィなど対象にならないFWに対しての、除去になり得るという点があります。
ナンバー024
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カテゴリⅥ、コスト3、氷というだけで採用理由になるのですが、アビリティも有用です。ただ、アドバンテージを取るカードではない為、いきなり出してしまうとゼノスの除去された時に大きく損をするのが懸念点でしょうか。その為2枚に抑えています。
ただ、使用していて思ったよりも土風の対ユーリィとして優秀ですし、場持ちも良いです。また、火雷XIIIにはめっちゃ刺さるので環境次第で3枚にしても良いとは思います。
ウーマロ
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このデッキはカテゴリⅥのカードを38枚入れていますので、ブレイクゾーンから場に出す効果も容易に使用できます。
もともとは土風のノクティスを意識して後から採用したカードなのですが、ハリガイさんのⅥデッキとの対戦中に気付きました。ミラーで超強いです。
しつこいほどアビリティを使用して場に出しました。
土風やミラーでは先出しを意識すると良いと思います。
ガウを使用すればパワーを上げた状態で投げつけることが出来ることも覚えておきましょう。
今後このデッキを調整するなら、3枚にする可能性が非常に高いです。
魔人
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こちらはケフカを抜いたタイミングで一度全部抜いてたのですが、水単相手に若干不利なように感じ、対水単を意識して再び採用しました。
土風には、序盤に出すことはあまりありませんが、ハシュマリムをケアしたいタイミングに場に出すと効果的です。
ダメージ3、5の効果発動後はどのデッキに対しても有効なので後半で引いたら活躍することも多いです。ガウとの組み合わせもグッド。
鬼神
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環境初期に最も騒がせていたカードの一つではありますが、現在の環境では火属性のデッキがあまり無い為、お目にかかること自体大分少なくなってしまったのではないかと思います。
強力なのは間違いないのですが、7コストと重い上、バックアップの枚数も削っている為、今思えばケフカを抜いたタイミングで2枚に減らしておくのが正解だったように感じます。
イドラ
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アクスターがキーカードである為、それを再利用できる点が非常に良いです。他にもヤ・シュトラやレーヴなど、どれも盤面をひっくり返す可能性のあるカードを場に出せます。
また、7000ダメージも対ノクティスに活躍する場面が多かったです。
アクスターの再利用という点ではセルフィもありますが、EXバーストを踏まえたとしても個人的はイドラに軍配が上がると思っています。
イドラのおかげで、アクスター⇒ヤ・シュトラの最強ムーブができることも多いので、使い心地が最高です。
採用しなかったカード
ケフカ
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環境の中心が9000ラインのFWの為、クリティカルな働きをすることがちょくちょくあります。
環境的に、ケフカを場に出してからターン終了時まで除去される可能性が非常に低いことも追い風になっています。
最終的に不採用にしたものの、使用感は思ってたよりも良く、再び活躍の場はあるかもしれません。
マッシュ
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これはケフカとは逆に、思っていたよりも使用感がイマイチでした。
出すタイミングが非常に難しく、4コストの為アクスターとのシナジーもありません。
バックアップのエドガーのアビリティを使用すれば活躍も多少見込めますが、バックアップを削ってる為、エドガーをブレイクゾーンに置いてまで使用する価値があるかというとちょっと疑問でした。
もっと環境にパワー8000のFWが溢れていたら活躍の場がありそうです。
ユニコーン
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一度採用していましたが、魔人と入れ替えることにしました。
書いてあることは強いですし、ⅥのFWばかりですので、2つ選択することがほとんどだと思いますが、メタりたい相手である土風や水単にあまり効果がないように思いました。
最も効果がある相手としては氷雷ですが、そもそも氷雷には相性が良く、わざわざユニコーンを使用せずとも勝てそうということもあります。
後はミラーや火雷には強いと思いますので、これも環境次第で再び採用があり得る、と言ったところでしょうか。
セフィロス
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こちらはハリガイさんのⅥデッキに採用されていたカードです。
私のデッキでは雷はタッチ色ですし、アクスターやイドラなどの、コストを払う以外の方法で場に出すこともできません。
入れるとしたらもう少し雷の比率を増やす必要があるでしょう。
デッキ相性とプレイ上の注意
土風
基本的には相性が良い方です。相手のデッキに全除去がありませんので、可能な限り展開することを心がけます。
ノクティスが一番厄介なのでウーマロがあれば先出ししても良いと思います。アクスターがキーカードなので特に大事にします。
氷雷
相性は非常に良いと思います。
氷雷は基本的に単体除去なので、展開に除去が追い付きません。
手札を使い切るくらいの気持ちで展開しましょう。
水単
不利です。
神龍採用型がほとんどなので、並べすぎると一気に持っていかれます。
かといって悠長にプレイしていると、バックアップが揃った水単には敵わない為、水単とわかった瞬間にFWの展開を早めることを意識します。
バック1枚から三兄弟を揃えるムーブが理想の一つです。
ある程度、神龍ひかれたらしゃーないと割り切ってプレイするのも大事かもしれません。
火雷XIII
有利です。鬼神、ウーマロ、ナンバー024、三兄弟と、クリティカルなカードが多数ある為、ある程度余裕を持ってプレイできると思います。
カテゴリⅥデッキについて
カテゴリⅥデッキだからカテゴリⅥのカードをいっぱい採用しなきゃ!
それは正解ではありますが、ある種の思い込みでもあります。
スタンダードのⅥ単と言われるデッキは5コストのロックが中心となっていた為、ハズレを極力避けるためにデッキのほぼ全てをカテゴリⅥのカードで埋められていました。
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それに比べて現在のL3環境でカテゴリⅥの枚数に左右されるカードは以下のものです。
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一つ一つを見て行けば、そこまで過剰にカテゴリⅥを採用せずとも運用できるカードであることがわかると思います。
現に私が38枚採用したのに対して、ハリガイさんの火氷雷Ⅵデッキに採用されているⅥのカードは23枚と、大きな差があります。
セッツァーやウーマロを強く使うには、カテゴリⅥが多いに越したことがないのは確かですが、デッキのコンセプト次第では色々な形があるのではないでしょうか。
まだまだ調整の余地があるのは確かだと思います。
皆様も是非考えてみて下さい。カテゴリⅥはとても楽しいデッキですよ!
私もL3championshipを通じて色々な気付きを得ることができましたので、時に思い込みを見つめ直しながら、さらなる良い形を模索していきたいと思います。
まだ「日本選手権予選下関」、そして大舞台である「JAPAN CAP 2023」と、L3の環境が残されていますので、何かの参考になりましたら幸いです。
感想は常にめっちゃお待ちしています!質問もお気軽にどうぞ。
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近々L3championshipのレポートも更新予定です。
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それでは良いFFTCGライフを
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