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月一トライアル

恐らく昨日の投稿で僕の好感度は失墜したと思う。

いや別に全ての人に好かれようとするから疲れるのであって、僕のことを本当に理解してもらえる人に分かってもらえればいい、そんなスタンスで筆をとった。

でも誤解を招くような内容だったし、ちょっと調子に乗りすぎたなと反省している。

そこで今日はちょっとだけいい思い出話をしよう。


今から10年以上前。
僕は札幌にある大学で学生だった。
新潟から縁もゆかりもない都会での暮らしは常に緊張していた。

今でこそ可愛い女の子がいたらナンパしている(自分で言うなよ…)ものの、その当時の僕は人見知りで自分から声をかけるようなことができず、何かに怯え、びくびくしていた。

また誰かと一緒にいると気疲れするから極力一人でいたかった。

そんなひねくれものの僕でも新入生歓迎コンパで声をかけて頂いたサークルに入り、それなりに大学生らしいことをしていた。

M先輩と初めて出会たのは確かサークルで「桜を見る会」をという名の大学構内での飲み会だった気がする。僕の通っていた大学のキャンバスは総合大学だったので広大な敷地面積をもち、当時は構内でのバーベキューも許されていた。

初対面にもかかわらずM先輩はフランクに話して下さり、大学生としてやるべきこと?(勉学以外)の指南をして頂いた。

ユニークなM先輩のトークに引き込まれ、サークル活動後の飲み会やご飯会でM先輩と一緒にいることが多かった。

上記のカラオケ動画のアドバイスを下さったのもM先輩だ(笑)

そんなM先輩から聞いた話で今でも心に残っているエピソードがある。
たしか僕の同期とM先輩他数名で札幌市内の某居酒屋で飲んでいた時、どうすれば彼女をゲットできるかという話題を話していたような気がする。

M先輩はめちゃくちゃモテていたので参考にしたいと誰かが言ったような…
(注)僕ではない。

M先輩は自信たっぷりに、

いいか、吉岡里帆風の可愛い女の子を彼女にしたければ待っていてもダメだ。
自分から動かないと。

本命をゲットするためには経験値が必要だ。
俺は大学構内で可愛い子を見かけたら必ず声をかけるようにしている。
そうだな闇雲に声をかけるのはハードルが高いし不審者だと通報されるリスクもあるから、とりあえず毎月1回。
素敵だなと思える女性が居たら毎月一人でいいから声をかけるんだ。
別に恋人にならなくてもいい。
ただ声をかけて女性へアプローチするトレーニングをするんだ。
ちなみに俺の今の彼女も構内で声をかけた人だよ。

たしかそんなことを仰っていたような気がする。
僕は月一トライアルを実施しなかったが先輩のアドバイスを参考にして、自分から想いを伝え、当時大好きだった彼女と付き合うことができた。

まぁその後、なんやかんやあって別れたけど。

ちょっと脱線してしまった。
M先輩のアドバイスの何が素晴らしいのかというと。

失敗しても良いからトライしてみるというマインド。

これに尽きる。
僕は人よりもたくさん失敗してきた。
でも失敗しないと分からない事もある。
そうだな、失敗して初めて分かることもある。

だから最初から成功しようとして頭の中でリスクを潰すシュミレーションをしては一人悩むくらいだたら、まずは動いてみてどうなるか試してみる。

これは恋愛に限らず他のことでも通じる。
例えば僕は現在、復興支援カラオケで様々な楽曲を歌っているのだが自分が得意な曲を歌ってもつまらない。

だから音程を外したり、歌詞を間違えたりしても自分が楽しく歌うことをモットーに歌ったことがない楽曲にも挑戦している。
別にプロのミュージシャンになるつもりは毛頭なく、あくまで趣味でやっていることの延長なので、誰の目を気にしようか。

上手く歌うことよりも楽しく歌うこと。
M先輩の月一トライアルの話を胸に今日も新しいことにトライする。

今日も皆様にとって、よい一日でありますように。
大丈夫、失敗しても死なないから。

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竹内康司
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