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サブストリームを流れるままに

先日、ある勉強会に参加した際、面白い話を聞いた。
世の中で何か革新的なことをなした人々は若い頃、主流ではなく傍流(ぼうりゅう)と言われる日の当たらない分野を歩んできた人が多い。傍流では前例がなく「お手本」となるものが存在しないので、自分で考えながら新しい道を切り拓く。したがって自分の実力以上の役割をこなそうと努力することで鍛えられるそうだ。

なるほど。
僕の人生は現在進行形で傍流そのものだ。

人の行く 裏に道あり 花の山

気が付けば裏道ばかりを選んできたような気がする。
でもそれでいい。
というよりそっちの方が性に合っている。

子どもの頃から人と同じことをやるのは面白くないと思っていた。
もちろん、かなり逸脱することをやると叱られるので子供心ながら許容範囲を見計らって、その中で工夫したりちょっとした「遊び」を取り入れたりした。

僕は基本的に「こうした方がよい」というアドバイスは素直に受け入れる。
ただ実際にやってみて合わなかったり、もっといい方法があれば自己流を優先する。だから師匠の教えを一挙一動守るような分野では到底務まらないし、大企業のような組織では異端扱いされるから働けないと思う。

でもそれがいいのだ。

自分を押し殺してまで高給取りになりたくない。
小さな会社でも、小さな町で暮らしても、人を呼ぶのが憚られる壁の薄いアパートに住んでいても明日に希望をもてるなら十分だ。

故郷の長岡から離れて一人暮らしをするのは寂しいけれど、毎日羊蹄山を眺めては、今日一日を精一杯生きようと胸に誓う。

羊蹄山

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

サラリーマンのドラマ
君と見てはいけないのかい
ちっぽけな目立たない夢が
ずっと ずっと 続く このドラマが始まる

 

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竹内康司
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