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やさしい関係

今日(2024/5/27)の夜、新潟港から出港するフェリーで自家用車とともに出港する。

ここ最近、長岡でお世話になった方々への「お礼の会」ということで食事に出かけることがあった。

中にはT先生のように、はじめは顧客として知り合いになったものの、何度かお会いしているうちに親しくなり互いにプレゼントを交換し合うようになった方々がいる。

決して見返りを求めたり何らかの関係を求めるような下心があってプレゼントを渡すのではなく、純粋に下記の記事のように「いつもお世話になっている○○さんが喜んでくれるといいな」というスタンスである。

それになんと呼べばよいのか分からないけれど、僕はこのちょっと変わった関係性が好きだ。

恋人でもないし、かといって同僚や友人とも違う。

あるマッサージ店の店長さんと食事に行った際にこんなことを言われた。

近すぎる人に悩みや相談ごとを話すと心配されて、逆にこっちが申し訳なくなることがあるけど、普段の関係性とは離れた人の方が内情を知らない分、話しやすかったり、逆に自分の近しい人とは違った視点からのアドバイスをもらえたりするから新鮮かも。

まさしく僕が何となく感じていたことだった。
そうだ。「弱いつながり」だ。

僕は前職の仕事柄デスクワークで肩こりや首コリに悩まされていたので、マッサージ店を月イチで利用していた。マッサージの施術中に趣味の話やNPO活動、さらには仕事の悩みなども話しているうちに身体だけでなく心もほぐれた。

だからといってマッサージ店の店長さんと恋人関係になりたいわけではない。

また逆に飯豊まりえ風の美しい女性店員から自宅やホテルに誘われたとしても、
「…だが断る」
と岸辺露伴風にお断りするだろう、多分。


誰かのことを想って丁寧に事にあたることで、その思いはきっと伝わると思う。マッサージ店では客のコリをほぐすために落ち着いた空間でリラックスしてもらおうという、さり気ない気遣いのある雰囲気が好きだった。

ただ単に他者の話を聞くだけでも、それは雑談だからメインの仕事ではないのかもしれないけれど、少なくとも僕は癒されて元気になれた。

どんな仕事でも、どんなに些細な誰でもできるような仕事でも、そこにはその人となりや人格が反映される。だから僕も客だとしても、そのサービスを受けて本当に良かったということをリップサービスではなく何らかの形で伝えたいし、逆に喜んでもらえるにはどうすればいいかなと考えて食事に誘った。

繰り返しになるが決して下心があるわけではない。

僕よりも若い世代は理解しがたいかもしれないが、そのような名前のない「やさしい関係」は、たとえるなら月に一度の美容室に行くようなものだろうか。なじみの店で散髪してもらいながら何気ない会話を楽しむ。

カットが終わったころには気分も上がって自然と笑顔になれる。
共感して頂けるかな?

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

皆様に心からありがとう、とお伝えいたします。

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竹内康司
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