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僕の宝もの

一時期、ひどい自己嫌悪に陥って、3日に1回くらいの頻度で人間をやめて猫になりたいと切に願っていた。

外出することも億劫で鬱々とふさぎ込む日が続く中、部屋の整理をしていると古いアルバムが出てきた。

大学生の頃、地域の子どもたちのための学習支援ボランティアに4年間携わり卒業する時にプレゼントされた手作りのアルバムだ。

遊んだり、勉強を教えたりした子どもたちからのメッセージカードが写真と共に添えられていた。

僕は、そのままの僕でいいんだ。
子どもたちの素直な言葉に救われた思いがした。

嫌なことがあった時や心が疲れた時、ふとあのアルバムを思い出すと、もう少しだけ頑張ってみようかなと思える。

ボランティアとして過ごした時間は、かけがえのない僕の宝ものだ。
きっとこのnoteを読んでいただいた方にも、その人にしかない宝物がある。

宝ものは誰の心の中にもきっとあるから、それを心の灯にしていこう。

今日も皆様にとってよい一日でありますように。


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竹内康司
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