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リッスントゥーザミュージック

純粋なものが好き。
数学も音楽もアートも、朝カーテンを開けて差し込む日差しにも美しさ感じられるのは、なぜだろう。

僕は形而下を生きる人間だけどプラトンの言うことも分かるな。
ちなみに「プラトニック」の語源は哲学者プラトンからきている。

学生の頃、はじめてプラトンの「イデア=理想の天界」について知った時、正直胡散臭いとか思ったけど今、僕自身が天に理想を求めている…。

ピンとこない人もいるので簡単に説明しよう。

僕たちが生きる「可感界(見たり触ったりできる具象)」と永遠の生命をもつイデアが生きている「可想界(普遍的な事物の本質を示す抽象概念)」をプラトンは分けた。「可感界」において人は多様である。すなわち、大柄な人、小柄な人、臆病な人、勇敢な人、善人も悪人もいる。一方で「可想界」、イデアの世界においては一貫性、必然性、普遍性、恒久性なるものが存在する。モノの本質とは何か、真理を求めイデアの天界にあるものを想起しようとする。

僕の拙い文章より「哲学入門書」を手に取って頂いた方が理解しやすいかもしれないので興味のある人は、書店へどうぞ。
ちなみに上記はシャルル・ぺパン「フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者」(草思社文庫)を参照した。

本書でも書かれているから手前味噌で恐縮だが、本当に人が求めているものは単なる個人的な身体の美しさではなく、美の本質である。
つまり美しさの中に宿る均衡の真理に対して、人はイデア界を思い起こす。

したがって芸術にも音楽にも数学にも文学にも(人の手が加わらない)自然環境にも、僕は美しさを見出す。

QED

このイデア界という抽象的な概念で言語化できない「美の本質」を他者と共有できるのは、僕らは本来同じモノから構成されている存在だからだ。
量子力学的な話になるけど物質は粒子であり波である。

宇宙が誕生してわずかな間は同じ一つの存在だった、と仮定すると本質的なものは共通するのではないのかなと考える。

意味不明かもしれないし僕の思考回路と文章作成能力が追い付かないので将来、改めて書き直したいが、僕たち一人一人の中に本質的な美しさを求めるのはそういうこと。

何となく伝わるといいな。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。

だから僕は美しい人が好き。
もちろん心が。

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竹内康司
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