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僕の考える一流とは

昨日(2024/4/27)、長岡駅前にあるカラオケまねきねこで歌った後、桜塘庵のT先生を訪ねた。

ちょっとした北海道土産を渡したら大変喜んで下さり嬉しかった。
新しい仕事が見つかったので来月、ニセコに引っ越すことを報告したら

良い方向に流れているみたいで竹内さんは北海道に呼ばれているんですよ~

とさりげなくエールを頂いた。

T先生の書かれた般若心経。精緻で美しい。

僕はT先生のことを一流の人だと敬愛している。
もっと言えば天才だと思う。

でも先生はいつも謙虚で、僕の話に耳を傾けてくれる稀有な存在だ。

本当の一流はオーラを出さない。
世の中で才能をもてはやされる人だけが素晴らしいわけじゃない。

世の中の多くの人々は光の当たらないところでも自分の職務を全うし社会を支えている。

職業に貴賤はなく、どんな仕事だろうと皆、矜持をもって日々働く。

自分の利益を最大化するのではなく、シンプルに誰かのために、仕事を通じて誰かを笑顔にするために、自分の持てる技能を遺憾なく発揮し日々自己研鑽を重ねる人々は、たとえ日の目を見ないとしても数多く存在する。

そうした目に見えない人々のおかげで社会は保たれていると僕は信じている。

まさにミエナイチカラだ。


高学歴でも、大企業で勤務していても、年収が数百万円以上でも社会人として基本的なことができていない人はいる。

誰に対しても分け隔てなく挨拶すること。
「ありがとうございます」、「すみません」、「助かりました」などお礼や相手に配慮した言動ができること。

そうした基本的なことを日々続ける。
年齢や地位が上がっても礼儀作法を学んだ初心を忘れずに自分を律し続ける。

社会的地位が高まったからといって例外的に軽視して良いわけではないものの、「偉くなる」ということを勘違いしている人が多い。

当たり前のことを軽視し、キレイごとをメディアの前で並べて滔々と語る人間を見ると虫唾が走る。また実力が伴わないのに、変にプライドが高い人々は他者からのアドバイスや忠告を素直に受け入れない。

以前の僕は何とかして理解してもらおうと言葉を尽くしたが結局、時間や労力を費やすことはサンクコストだと思う。

つまりバカは死ぬまで治らない、と思って相手にしない方が得策だと考え直した。所詮三流以下の人間はそれ以上成長しないから残念だな、と憐れんでフェードアウトした方がお互いにとって望ましい。

他人は変えられないから自分自身が変わっていくだけ。
些細なことに拘泥せずに自分の信じる方向に目と足を向ける、それだけだ。

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

どんな時も、誰に対しても素直な心で人と接したい。

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竹内康司
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