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神谷美恵子「生きがいについて」(みすゞ書房) 書店や図書館で手に取った本の中で心に刺さる一文を見つけた時、生きていてよかったなと感じる。 本書はそんな一冊だ。 結局、人間の心のほんとうの幸福を知っているひとは、世にときめいているひとや、いわゆる幸福な人種ではない。かえって不幸なひと、悩んでいるひと、貧しいひとのほうが、人間らしい、そぼくな心を持ち、人間の持ちうる、朽ちぬよろこびを知っていることが多いのだ。 人間の存在意義は、その利用価値や有用性によるものではない。 野
先日、Instagramに投稿した通りアート・ミックス・ジャパン2024を見るべく新潟市民芸術文化会館、りゅーとぴあを訪ねた。 僕は法相宗大本山 薬師寺の「修二会花会式」を見たくて事前にチケットを購入していた。 花会式とは、意識・無意識のうちに犯している過ちを僧侶が国民に代わって懺悔し、国家繁栄・万民豊楽・天下泰平・風雨順次・五穀豊穣・病気平癒を薬師三尊様に祈願する、8世紀から続く日本の重要な法会である。 御本尊に10種類の造花を供えることから花会式と呼ばれる。 開演
明けましておめでとうございます。 昨年は僕の拙い文章をご覧いただきありがとうございました。 おかげさまで昨日までに4,000以上の「スキ」を頂きました。 今年も継続してユニークな記事を投稿できるよう精進してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 さて、かつて新潟は「裏日本」と呼ばれていました。 その意味を分からず初めて裏日本という言葉を聞いた時の僕は、 日本を裏側から支える。 新潟は最高じゃないか。 と勝手に興奮しました。 コシヒカリをはじめとした米などの