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365日後に育休復帰する父(47日目):『しましまぐるぐる』

 久々の絵本レビューシリーズ。今回はみんな大好き、動かしたり引っ張ったりできるしかけ絵本、『しましまぐるぐる』です。

○仕掛けとコミュニケーション

 この絵本の仕掛けは大きく分けて3つ。

 1つ目は「回す」です。穴が空いた部分に指を入れて、昔懐かしの黒電話の様に回します。

 2つ目は「スライド」。窓のようになっている部分を、手で押さえてスライドします。

 3つ目は、「引っ張る」。絵本の横の部分を引っ張るとどんどん伸びていく仕掛けになっています。

 仕掛けを解くと何かが出てくるようになっており、「わー!〇〇が出てきたね!」と褒めたり、「〇〇を探してみよう!」と声をかけたりするなど、絵本を読みながらも親子のコミュニケーションが取りやすい1冊となっています。

 これまでに紹介した『いっしょいっしょ』や『もいもい』は、お話の中に親子がぎゅっとする場面を入れることで身体コミュニケーションを図っていましたが、このようなやり方もあるのかと感心するばかりです。

 絵本って訓育的な物語や言葉や数の概念などを習得させるをイメージでしたが、親子間のコミュニケーションを意図しているものもあるんですね。奥が深い。

 仕掛けを解くと何が出てくるかは、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

○驚くべき成長

 このしかけ絵本、今日が初読ではなくこれまでに何回か読んでました。

 最初に読んだ時は、自分が仕掛けを動かしてしまっていましたが、2回目からは娘の手を取り仕掛けを動かさせるようにしました。

 そんな風にして読んでいたら今日、この本を読み終わった後に娘からのアンコールが。

 「しょうがないなあ」と言いながらもう1回最初から読み始めると、自分で仕掛けを動かし始めるではありませんか。

 何度か見た仕掛けとはいえ4ヶ月の月齢で仕掛けを動かすとは…。我が娘は天才なのでしょうか。それとも他の子も動かすのでしょうか。

○終わりに

 仕掛け絵本、自分も子どもの頃とても鋤だった記憶があります。というかこの年でもちょっとワクワクしますよね。

 仕掛け絵本の楽しみとは、①どこが動くのか、②どうやったら動くのか、③何がでてくるのか、という1粒で3度楽しめるものなのだなあと。

 自分が子どもの頃は特に②のどうやったら動くのかというところに惹かれてた気がします。こういうのが好きな子って、物の仕組みとかに興味もちそうですね。

 また新しい絵本を読んだらレビューしていきたいと思います。

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