『ねないこだれだ』:365日後に育休復帰する父(152日目)
久々の絵本レビュー記事です。今回紹介するのは、多くの子どもたちにトラウマを植え付けたであろうホラー絵本、『ねないこだれだ』です。
○娘のリアクション
かく言う私も、かつては本書にトラウマを植え付けられた子どもの1人でした。
おばけの見た目はもちろんですが、おばけに連れて行かれて終わるというバッドエンドなのが、特に恐ろしかったように思います。救いがない話もあるという事を、本書で初めて知ったのではなかろうか。
なので娘に読み聞かせる時も、ホラー感たっぷりに読んであげますが、娘は怖がってくれません。むしろ「絵本何読む?」と聞いたら、嬉々としてこの本を引っ張り出してくる始末。
まだ話の中身を理解できる年齢ではないと思うので仕方がないですが、このまま読み聞かせし過ぎて、話の内容が理解できる年齢になっても怖がってくれなかったらどうしようかと思っています。まあそれはそれでいいのでしょうが。
○終わりに
本書と『しりっぽおばけ』、『くらっこ』が自分の中の3大トラウマ絵本とも言える存在。おばけももちろん怖いのですが、救いがないバッドエンドの物語に幼少期の自分は恐怖を感じたのでしょう。
そんなバッドエンド恐怖症だった自分も、今ではイヤミス好きのひねくれ者に成長しているので、人生わからないものですね。
楽しい物語も悲しい物語も心温まる物語も、たくさん読ませてあげたいなと思います。