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意識の潜在能力についての実験と考察2

1.はじめに

前回の実験では,同じ場所にいる人間同士のテレパシーが可能かどうか調べました。

記事中で,1度目でわたしが的中率70%を見せた,その後も全くの的外れはほとんどなかったという結果を公開しました。

そのことを根拠に,「人間は自身の記憶および現在肉体に生じている感覚・知覚以外の情報を取得する能力がある」という仮説を補強しました。

仮説の検証はみなさんに任せるとして,今回はさらに一歩奥に踏み込んだ実験を行いました。

2.実験の目的

距離的に近くにいなくてもテレパシーが可能かどうか調べること。

インターネットで繋がっていて,地理的には全く別々の地点にいるもの同士の間でも非物質的な情報交換が可能なのかどうかを検証する。

ちなみに,隣の部屋に入れられた二人の脳波に干渉が起きることは実験で確かめられてます。「テレパシー」のwikipediaに載ってます。

3.実験の内容

複数人のグループ通話が可能なアプリケーションで,3人が同時に接続する。

情報の送信者1人と受信者2人に別れる。

開始する前に3分ほど瞑想する

送信者は,赤青黄などの適当な3色を選び,それを受信者に電話口で伝える

例)「赤 青 黄にします」

受信者が情報のレパートリーを確認したら,送信者は送信開始の合図を電話口で行う

例)「それでは送ります」

受信者は送信者が3つの色のうちどの色のイメージを送信しているかを感知してメモする

答え合わせをする

4.実験の結果

3人参加の実験は3度行いました。1度目は,女性が送信者,2度目は,男性(僕)が送信者,3度目は男性(少年)が送信者になりました。

全て3択で行いました。

結果は,一度に二人ずつ参加できて,3回あるので6回の試行回数があるとして,6回中5回が的中しました。外れた1回も,送信者の思考の流れを振り返ると,大外れではありませんでした。

全くのランダムでこの結果が生じる確率は,何%ですか?計算できた人教えてください。

5.まとめ

インターネット経由で繋がった3人の間で,非物質的な通信が成立していた可能性が高い。

テレパシーに距離は関係ない可能性が高い。

6.考察

ここから先はテレパシー能力の実在を自明のものとして話を進めることとする。

前回の実験で,テレパシーが可能→人間は個人の経験・知覚以外の情報を取得することが可能→その情報場は全意識に共通(?)との流れで論を進めたが,その情報場が全意識に共通かどうかは現段階ではわからない。

というのも,テレパシーとは個人と個人の意識の干渉を意味するだけであり,その成立が即ち個の境界の崩壊とはならないからだ。

それは例えば,人間は同じ空気を吸っているから,空気を通して全員が繋がっている,だから人間は一つだといっているようなものだ。

意識の働きが,物質現実とは別の情報の場のような領域を横断するといった程度にしか,確実なことは言えない。

したがって,我々の意識が共有する場が物質現実以外に存在したのかもしれないが,そのことは個々の意識が集合する元のようなものが見つかったとまでは言えないのだ。

話は本題に移って,仮に今回の実験の結果を受け入れるならば,物質現実を超えた場における情報交換には距離が関係ないということになる。

参加した3人のうち,私以外の2人は日本,私はヨーロッパにいる。

その3人の間で共時的な情報交換が行われるというのはどういった意味なんだろうか?

ボイスチャットルームという一つの場が,物質現実のように,実際に存在しているということなのか?

それとも,「声を聴きながら存在を意識する」程度の働きで,距離が関係なく感応し合うような仕組みで我々は作られているということなのか?

テレパシーの直感はいったいどこからやってきているのか??

7.今後の課題

色のような簡単なターゲットからはじめて,徐々にターゲットの複雑度を上げていく形でトレーニングを続けていく。

送信者,受信者ともに独特の「コツ」のようなものが存在すると思われるので,できるだけ言語化を試みる。

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