意識の潜在能力についての実験と考察
1.はじめに シャーマニズムと超能力
今回の実験は,人類の歴史や文明の中に「シャーマニズム」という文明形態が実際に存在しているっぽいこと,そして,アメリカのCIAが多額の予算を投じて超能力の開発を実際に行ってたっぽいこと(MKウルトラ作戦),などから着想を得て,「人間には自身の記憶と,今現在生じている知覚・感覚以外の情報を取得する能力がある」という仮説の検証を目指したしたものです。
「シャーマニズム」とは,シャーマンを中心とした宗教形態のことです。シャーマンとは,トランス状態に入って別の領域と情報のやりとりをすることができる人のことです。
ネイティブアメリカンはペヨーテサボテンというサボテンの根っこに含まれるメスカリンという幻覚性物質を用いてトランスし,南米ペルーのシャーマンはアヤワスカのDMTでトランスし,古代メキシコのシャーマンはマジックマッシュルームに含まれるシロシビンでトランスし,みんな「別のどこか」にアクセスしていた形跡があります。
そうして得た情報で,予言を行ったり,病気を治したりといった神業を成し遂げていたようです。
シャーマンは人間ですから,上の情報が少しでも正しいならば,人間には,目には見えない世界を通じて情報をやりとりする能力があることになります。
目に見えない世界を通じて情報をやりとりと言えば,1900年代半ばにCIAが行ったMKウルトラ作戦が有名です。
透視や念力が使える能力者を国中から集めてサイケデリクスとアイソレーションタンクを使って莫大な資金を投じて10年以上行ったあの"胡散臭い洗脳実験"のことです。
実験の結果がどうだったのかは,私は詳しくは知りません。しかし,CIAが大真面目に超能力実験を行っていたことは確かなようです。
まあ詳しくはエハンさんの動画を見てください。
2.実験の目的・内容
今回の実験は,テレパシーが実際に可能なのかどうかを確かめて見たものです。
一人が紙に絵や文字を描いて,それを封筒の中に入れて,もう一人が中を見ずに何を描いたか当てるというやり方でテレパシーの実現を目指しました。
THCが強めの大麻でハイな状態でした。
3.実験結果
私が当てる側のとき,驚くべき結果が出ました。
ターゲットを意識しながら,直感に耳を傾けて,「うみ」「みなと」「青い」「尖ってる」「人がいる」「二人」「工場」などをサラサラと書きました。
ターゲットを実際に開けて見ると,海と尖ったヤシのきと、人が二人いるハワイの絵でした。
情報の的中率が70%くらいはありました。
あれから他の人にやってもらったり,自分でやったりしていますが,全く見当違いにはならないです。
4.結論
まだまだ検証が足りないとは思いますが、
「人間には自身の記憶と,今現在生じている知覚・感覚以外の情報を取得する能力がある」
という仮説を補強する結果が出ました。
5.考察
実際に見ていないターゲットを当てるのは,どのように可能になっているのか。
具体的なやり方としては,ターゲットを意識しながら,湧いてくる直感をそのまま紙に書くだけ,なのだが,この結果がなぜ的中するのか。
まだ,「人間には自身の記憶と,今現在生じている知覚・感覚以外の情報を取得する能力がある」という仮説が正しいと立証された訳ではないが,私はこの仮説が正しいとして,考察を先に進めることに関心がある。
人間が,記憶や現在の知覚・感覚以外の情報源にアクセスすることが可能なのだとすれば,それはどこへアクセスできるのか,アクセスしてどのような情報を取り出すことができるのか,どのようにしてアクセスできるのか。
記憶や現在の知覚・感覚とは「個人」に紐付く情報である。
それに対して,仮にそれ以外の情報源に,個々人の人間がアクセス可能なのだとすれば,その「情報源」のようなものは全ての精神に共通の場であるということになる。
と,なると,物質とは別の次元では(連関してるけど)人間は精神のネットワークで繋がった大きな何かであるということになる。
個でありながら全であるという新しい人間観を作り出す必要性が生まれてくる。
さらに,その共通の場のようなものに「繋がっている」のが人間だけなのかということも問題になる。
生命観や宇宙観も,これまでの常識が全て崩れてくる。
6.今後の課題
テレパシーとリモートビューイングの実験はまだまだ,仮説を認めるまでにはデータが足りないので,なんども実験を行う。どれくらいの確率で,どれくらいのサンプル数があれば偶然ではないと認めていいのかということを調べる。(わかる人は教えてください)