Zena図鑑開発日記 (6) 細分割曲面に頼らない3Dモデルの開発
細面分割は綺麗な曲面が簡単に得られますが, すごくポリゴン数が増えてしまいます. ある程度の頂点数に抑えつつ自然な曲面を得たいという話です.
そもそも細分割曲面法によるモデリングとは?
細分割曲面モディファイアを適応する場合, 元のモデルはシンプルで角ばっています. 成果物であるモデルのポリゴン数と四角面しか基本的には使えないという点を気にしなければ編集頂点は少なく済ませることができるので、効率的にモデルを作成できます.
細分割曲面法によらないモデリングとは?
スカルプト・ツールは細分割曲面法を使わないようです. 基本的に三角形で構成します. ただしモデルのポリゴン数が多くなるのとお後の工程で技量が必要になります.
あるいは必要な曲面を得るまで三角面を使うというやり方もあります.
任意の曲面を得るために適応的に三角形分割を行う方法です. とりあえず細分化法(refinement)とでも呼んでおきましょう. この手法は三角面を多用するので後から細分割曲面法を適用することができません. 必要かは微妙ですが, レンダリングなどで滑らかな絵が欲しい場合(イラストとして出力するなど)を想定すると四角面で埋めておきたいです.
ほかにもすべて三角形で構成する方法もあるようですがよくわかりませんでした・・・.
そこでできるだけ四角面で構成した滑らかな曲面を持つベースモデルを作ることにしました. 編集頂点が増える, トポロジーを考える必要がありますが基本は細分割曲面法の延長です. 必要なら細分割曲面法を適用してさらに滑らかにします.
とりあえず現状を貼っておきます.
参考文献
HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その9(スムーズ表示と細分割曲面)