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【PODCAST書き起こし】谷さんの「観劇日記2021年7月」全3回(その1)
【PODCAST書き起こし】谷さんの「観劇日記2021年7月」全3回(その1)
【山下】皆さんこんにちは。みんなで語る小劇場演劇のお時間です。私はMCを務める東北新社の山下です。そしてポッドキャスターの……。
【谷】同じく東北新社の谷です。よろしくお願いいたします。
【山下】今月の谷さんの観劇日記ということで、今回は2021年7月をやっていきます。リストをお出ししますが、こんな感じですね。全部で13本。
【谷】13本ですけど。
【山下】1本観られなかったかな?
【谷】2本立てが。
【山下】ロロさんが2本立てだったから。
【谷】一応13本で数えております。
【山下】それで1本観られなかったものがあったということですね。
【谷】それはあとでお話いたします。
【山下】これから順番に話していきたいと思いますけれども。よろしくお願いします。
【谷】よろしくお願いします。
【山下】カメラが戻りまして。1つ目がパルコ・プロデュースの『目頭を押さえた』ですけれども。東京芸術劇場のシアターイーストで行われているんですけれども、これはいかがだったでしょうか?
【谷】これは山下さんもご覧になってると思うんですけれども。iakuの横山拓也さんの作品を今回は寺十吾さん……。
【山下】私もiakuの公演は観ました。「寺十吾」と書いて「じつなし」と読むんですね。これがチラシでございます。
【谷】これまた先月先々月に続いてになるのかもしれないですけど、乃木坂の筒井あやめさんという方と、乃木坂ではないんですけども秋田汐梨さん。
【山下】筒井あやめさんが乃木坂46と。
【谷】そのダブル主演で。林翔太さんという私も初めてなんですけどジャニーズの方が。
【山下】じゃあチケットがすぐ売り切れたんじゃないですか?
【谷】そうでもなくて。意外と、パルコ・プロデュースになってるからということでシアターイーストにしてはちょっと高めの設定だと。
【山下】高いのか。8800円……むちゃくちゃ高くはないけど。6月4日から7月4日まで1カ月公演だったんですね。
【谷】それで名古屋のほうに移ってということですね。
【山下】これはどんな話なんですか?
【谷】過去、iakuの横山さんが2012年にやられて、そのあと小松台東の松本さんが宮崎弁で演出したそうなんですけど。話としては畿央……近畿の畿に真ん中。畿央地域の山間部の衰退していく人見村というところの。
【山下】奈良とか和歌山とかそういうところですかね?
【谷】そうですね、イメージとしては多分奈良、和歌山の県境辺りなんじゃないかなと思うんですけど。
【山下】三重とかね。
【谷】あえて特定はされてませんでしたけど。そこでの林業と古くから行われてきた葬儀のやり方ですね。喪中の喪に屋根の屋で喪屋という2つの伝統の狭間を描いた作品で。
筒井さんと秋田さんというのが同じ高校の大親友なんですけど、あることからちょっと離れちゃうんですね。
【山下】葛藤が起きるわけですね。仲が悪くなると。
【谷】僕も最初どういう話か全然分からなくて行ったんですけども。『目頭を押えた』って涙が出ちゃうから押さえるのかな? と思っていたら。お父さん役が梶原善さんなんですけれども、ネタバレになっちゃいますけども言ってみれば林業で木に登る役をして落っこちると目が飛び出るんですって。それでさっき言った喪屋で跡取りが目を出ないように押さえるというのが『目頭を押さえた』という、そこからきているらしいんですよね。
【山下】林業でそんなのが……。
【谷】そういう風習というか……。先程の筒井あやめさんのお父さん役が梶原善さんの妹の旦那なんですよ。その妹はもう亡くなっちゃってるんですね。義理の弟の山中崇さんなんですけれども、山中さんがある意味葬祭のコンサルタントになって畿央地区に入って来たんです。
【山下】外からね。
【谷】葛藤もあるわけですよ。
【山下】村社会ですからね。そういうところって、閉じられた空間だから。
【谷】伝統の葬儀と葬祭コンサルタントというところの違いとか。ハレとケじゃないですけどそういったものとか地域特有の風習って言うんですか?
【山下】地域に根ざしたものですよね。昔からある、そういった……。
【谷】伝統行事とか、そういうことを描いた作品でしたね。すごくさっぱりした。
【山下】さっぱりってどういうことですか?
【谷】上手くまとまってた。
【山下】割とテーマとしては重いじゃないですか?
【谷】重いですけど最後はカレーが出てくるんですけど。
【山下】カレーライス?
【谷】お母さんがよくiakuで出てくる枝元萌さんなんですね。
【山下】枝元さんいいですよね。
【谷】あの人が言ってみれば関西のおばちゃんなんですけど「カレーカレー、カレーカレー」言うんですけれども、最後に本当に匂いがしてきました。
【山下】「カレー食べて行きやー」言うて。
【谷】僕も前のほうで観てたんで、多分現物が出てきて。やっぱり話がしっかりできてるいい作品でしたね。
【山下】横山さんは話の構築の仕方が本当に素晴らしいと思います。
【谷】といった作品でございました。
【山下】地方の中で割とある意味おどろおどろとしたものとかが、表面的には見えないじゃないですか?
【谷】あることをきっかけに。
【山下】露呈して。
【谷】カメラの関係なんですけどね。この子が先程の妹さんの遺品の一眼レフで地域の住民を撮った作品が学生全国1位を取ったということで、いろんなことが始まり……。
【山下】閉じられたものが外に開かれていくということですね。
【谷】その先生がさっき言ったジャニーズの方で、要は高校の乙女と先生の関係とかそういったところを上手く横山さんは描いていたということですね。
【山下】このキャストでまた違う見え方がしたんですけど。
【谷】そうでしょうね。前はどこでやったんですか? アゴラとかですかね?
【山下】もしかしたら三鷹で観たかな? 僕、初演は観てるんですよ。小屋の中の話で。
【谷】それが喪屋ですね。
【山下】その喪屋というのは出産もやるみたいな。だから穢れをかくまうような場所ということで。それは地方特有のあれだなと思って、そういう印象が。
【谷】今回はどちらかと言うと喪屋の中は映さずに、逆にリビングというか和室の……。
【山下】普通の和室ですね。それは初演もそうでした。
【谷】それがメインのところで喪屋が奥にあって、喪屋に人が入ってくという感じですね。
【山下】だから喪屋は見えないんですよ。何が起こるんだろう? って想像する、というのは同じですね。
いいのがご覧になれて良かったです。男子トイレは混んでましたか?
【谷】そんなことないです。大丈夫です。
【山下】乃木坂にもいろんなあれがあるんですね。私は分からないんですけど。
【谷】私も分からないです。
【山下】続いてですね、2−1と2−2なんですけど。ロロ『いつ高』シリーズというですね。吉祥寺シアターで2本立て? 同じ日に観たんですか?
【谷】同じ日で2本立てなんですけれども。
【山下】チラシがこんなのですね。
【谷】これが1本目で、これが2本目。
【山下】チラシが違うんだ。裏表?
【谷】違うんじゃないんです。裏表で。
【山下】なるほど、贅沢。ロロってこういうチラシとかの作りがすごいおしゃれですよね。
【谷】登場人物の相関図もありまして。
【山下】イラストで可愛いですよね。
【谷】西村ツチカさんというイラストレーターで有名な方なんです。すごくいい作品を描いてる方なんですけどね。
【山下】『いつ高』シリーズと。
【谷】これがですね『いつ高』というのは前も申し上げましたけど『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校』というのが『いつ高』なんですけれども、なんとこれの群像劇のファイナル公演なんですよ。
【山下】これ、vol.9とvol.10と書いてあるのは9作目と10作目ということ?
【谷】9作目と10作目でファイナル。
【山下】じゃあ『いつ高』シリーズは全部で10個あるんだ。すごいですね。
【谷】2015年から10本やってます。学校の教室だとか下駄箱とか屋上、図書館、学校のあらゆるところに視点を当てて物語にしてきたと。
シリーズ全部登場人物は決まっていて、その何人かが出るということで、1人の人が違う役をやるってことはないんですね。その「まなざし」というか視点がつながってシリーズになって今回完結したと。
【山下】ということは出演者は同じ人が出てるのかな?
【谷】同じ人です。でも出演者を数えると結構いるんですよ。
役が同じ役をやると。
【山下】同じ役をやる人は同じ俳優がやったと。
【谷】だから今回なんかは、板橋駿谷さんは両方とも出てますし亀島一徳さんも同じ役で出てます。あとは9と10は違う方が出てます。
【山下】これ、1本はそんなに長くないんですか? 60分くらいなんですか?
【谷】50分かな。
【山下】いつも『いつ高』シリーズは少し短めの話ですよね。
【谷】前にもお話しましたけれども作・演出は三浦直之さん。
【山下】ロロのね。
【谷】高校演劇の審査員をやってたんですね。その感銘を受けたのが上演に対する準備とか……。
【山下】高校演劇は60分以内に終わらないといけないからね。
【谷】ほとんどの高校にとってはたった1回で終わっちゃうわけじゃないですか? それを成功させるための準備だとか空間を作ったり物語を始める準備だとか、その立ち上げていく準備だとか。要は三浦さんいわく「演劇ってほとんどが準備なんだな」って。
【山下】撮影もそうですよね。確かに。
【谷】それを教わったと。で、その手伝いをしたいというふうに思うようになったと。
【山下】それが『いつ高』を始めたきっかけ?
【谷】そう。それで準備の手数を少しでも楽にしてあげたいと。
【山下】それは本を書くことを、これを使うことによって……。
【谷】そうです。それで60分弱の戯曲を書いてみるということにした。
【山下】そうすると尺がまずありきだったんですね。
【谷】そうです。10作結果的に作ったわけですけれども一応ルールが決まっていまして。
テーマは「まなざし」で、全作品全国高等学校演劇コンクールの出場ルールを守るということ、作品時間は60分以内、10分間で行われる舞台美術の仕込みを公開する。それと高校生の観劇料を無料にしていると。戯曲はすべて無料公開。部員数に合わせて二次創作は歓迎。
【山下】二次創作を許す文化ってすごくいいですよね。
【谷】そうですね。なかなかないですよね。やっぱり著作者人格権を考えると。
【山下】そうですね。でも二次創作を許すのって実はコミケの世界がすごくて。それは漫画の作家さんもコミケから出てきてる人がすごく多いから。
里中満智子先生とかでも「二次創作いいじゃん、コミケでどんどんやってください、そこから未来の漫画家が出てくるといいよね」というふうに言っていて。それは漫画の世界と演劇の世界とちょっと似てるんですよね。
演劇の劇作家も割と二次創作とか「この戯曲、申請だけしてくれれば別にお金なくてもいいですよ」というところがすごく多くて。商業臭に染まっていないところの中から新しい表現が出てくるじゃないですか。だから漫画とか演劇って「こんな表現があるんだ」という新しいものが出てくるんじゃないかなという気がしていて。
決して「二次創作はダメよ」と言っていることが長い目に渡っていいかどうかがちょっと分からない。というのが私の意見なんですけどね。
【谷】そうですね。ただ劇ってやっぱり場当たり的なところもありますから、いろんな変化は当然あるわけで。
【山下】俳優によっても変わってくるし。
【谷】だからそれはあって。もちろんいくばくかの著作料とかいうのはあってしかるべきだと思いますし。
【山下】もちろんそれもありだと思います。
【谷】あんまり同一保持とか言ってると……。
【山下】同一性保持権ですね。
【谷】面白いものは……。それが個性であったりしますから。作品の個性よりも役者の個性が強い場合もありますから、それはなかなか難しいところですよね。
【山下】原作を借りて「好きにしていいよ」というふうにして、ある程度変えても「よくできてるね」というふうに言ってくれると嬉しいですよね。
そういうのが日本の風土にあるような気がして。法律で極端に権利を主張するというのがないことの良さというのがあるんじゃないかなって、すごく思いました。
【谷】それでロロはこれでおしまいなんですけれども。良かったのはチケット買った人には過去の作品をYouTubeで無料配信してくれたんで。僕も観られてなかった作品がいくつかあったんですけど一応全部。
【山下】コンプリート。
【谷】10本観ることができました。
【山下】谷さんはね、必ずコンプリートしていらっしゃるところがすごいですね。
【谷】いや、そんなことはないですけれども。
【山下】たぶんスマホゲームしたらコンプガチャにはまる人だと思います。
【谷】だから僕はスマホゲームはしないようにしてます。
【山下】するとたぶん身上をつぶす……。
【谷】たぶん電車は確実に乗り越すでしょうね。
【山下】危ないね。
【谷】ただでさえ、本読んでても乗り越しちゃうのに。危ないです。
だからロロはたぶんこれもまたいずれかどこかで何らかのかたちで観せてくれると思います。
【山下】ロロはこれ以外の『いつ高』のシリーズじゃないやつもやってますもんね?
【谷】あります。それは来年またあるようなので。予告しておりましたので。
【山下】いつもロロを観るとなんかしゃれた感じがして。なんでこんなおしゃれな、演劇っておしゃれでもいいんだなっていうのを感じます。
【谷】やっぱり三浦さんの……。
【山下】センスかな? チラシも含めてね。でもやっぱりなんとなくセンスがチラシとかに出てきますよね。しゃれた感じのね、これ。
はい、ヨリですね。これもう1個、私が並べて、こんな感じ。はい、おしゃれですね。こんなのなかなかできないですよね。
ということで2−1、2−2のロロ『いつ高』シリーズでした。
3番目はですね、メジャーなNODA・MAP『フェイクスピア』というやつですね。これはいかがでしたでしょうか?
【谷】これは東京芸術劇場のプレイハウスですね。いつもおなじみ野田秀樹さんが芸術監督をやっているところで。作・演出:野田秀樹、美術が堀尾幸男さん、照明が服部基さんで衣装がひびのこづえさん。
今回は高橋一生さんが久しぶりに……久しぶりでもないのかな? 舞台に出られて。
【山下】高橋一生のベロがビョーと出てますけど、これですね。
【谷】本来は大倉孝二さんが出る予定だったんですけど、伊原剛志さんに交代したんですね。
【山下】大倉孝二さんの代わりに伊原さんが出たんだ。
【谷】あと川平慈英さんと前田敦子さん。
【山下】まえあつ。
【谷】村岡希美さん、白石加代子さん、野田秀樹さんと、なんと橋爪功さん。という豪華なキャストでやったと。
【山下】年齢の幅もすごいですね。
【谷】でもなんかなんとなくね、野田さんと橋爪さんがちょっと……。
【山下】かぶってきてる? 野田さんも60代ですからね。
【谷】そうですね。橋爪さんなんてもういい歳ですよね。
【山下】そうですね。橋爪さんはよくあの動きができたなって思って感激してますけど。
【谷】白石さんも同い年くらいですよね。
【山下】そうですね。白石さんも年配の大先輩ですもんね。
【谷】話はいろいろ複雑なんですけども『フェイクスピア』という名前でお分かりのとおりの『シェイクスピア』をもじって『フェイクスピア』なんですけども。恐山のイタコから始まるんですね。
【山下】そうですね。
【谷】話をするといくらでもできちゃうんであれですけれども。monoという名前が高橋一生で、彼が抱えてる箱の秘密なんですね、結局は。それが最後に出てくるわけですけど。
虚と実、『シェイクスピア』と『フェイクスピア』。あとはサン=テグジュペリが出てくるんですけど。
【山下】『星の王子さま』『夜間飛行』。
【谷】サン=テグジュペリって『夜間飛行』があって。そこが最後のほうと、言ってみれば言葉としてはつながってるということですね。
【山下】サン=テグジュペリ自身が飛行機乗りでしたからね。彼は飛行機に乗っていて行方不明になっちゃったんですもんね。
【谷】そうです。だからそこが最後の……みんな「ネタバレになるから絶対言わないで」ってSNSでは緘口令が敷かれていて。
僕も観て「ラストのネタバレ禁止というのはこれなんだ」って。改めて野田さんがここの中で書かれている内容ですね。この事案ですけど「コトバの一群」ということを書いていますけども、その意味を納得したということでした。
【山下】ある種の鎮魂歌でもありますよね。
【谷】そうですね。本来なかなか触っちゃいけない部分……演劇とかで触りにくいと思うんですよ、本当に。
【山下】だってイタコも死者を弔うためのね。だからそれで魂を呼んでくるという話なので。ちゃんとつながってますよね。
【谷】野田さんの芝居っていつもはすごい長いんですけど、たぶんコロナのこともかんがみて今回は2時間5分だったのですごい観やすかったですね。
【山下】休憩が……。
【谷】なかったですね。美術がすごく良くて。傾斜の舞台で。
【山下】手前に下がってるんですよね。
【谷】倒れてるやつです。
【山下】あれ俳優さん演じるの大変ですよね。
【谷】そうですね。また動きが速いですからね。なかなか素晴らしい作品です。
【山下】これはでも本当にエンディングのあのシーンは、観たら絶対印象に残って忘れられないと。
【谷】忘れられないですね。いずれたぶんWOWOWとかでやることになると思いますけど。
【山下】エンディングのところの音楽が素晴らしいじゃないですか?
【谷】そうでしたっけ?
【山下】そう。このね、原摩利彦さんっていう人が今やってるんですけど。この人「情熱大陸」に出てて、まだ僕は録画したやつを取ってるんですけど。この人のセンチメンタルな曲が入るとなんかすごく情緒的になっていくっていう……。
【谷】あんまり僕ちょっとそこ意識してなかったんで。
【山下】この人はね、すごい要チェックなんです。
【谷】そうですか。
【山下】そうなんですよ。という『フェイクスピア』という。これ再演したらエンディングをぜひ「こんな演出なんだ」ってね。演出が素晴らしかったですよね。身体だけを使ってこういう表現をするというのは。お盆にふさわしい鎮魂のお話でございました。
【谷】山下さんは、すごい早めに観られてるんですよね?
【山下】はいそうです。僕は当日引換券というのがたまたま取れたんです。
【谷】5月の24日からやっていて私が観たのがたぶん7月何日かなので。
【山下】そうですね、7月の頭のほうかな。3本目だから。
【谷】3日ですね。
【山下】7月3日に観たんですね。とても印象的な……。
【谷】東京が7月の11日までやって、そのあと大阪に行くという、ちょっとそれもまた意味深な流れなんですけど。
【山下】これはちょっとネタバレになるので……なぜこれがネタバレになるのかは再演をお楽しみにください。
【谷】観た人はお分かりだと思います。
テキスト起こし@ブラインドライターズ
(http://blindwriters.co.jp/)
---- 担当: ブラインドライターズ 角川より子 ----
この度もご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。
今回も谷さんの観劇された3作品を通じて未知の世界を旅させていただくように拝聴いたしました。
私は田舎育ちですので『目頭を押さえた』の雰囲気に共感いたしました。現在のコロナ禍においても都会と田舎での捉え方はずいぶん違うのではないかと感じております。このような都会の世界を見せていただけることは内外の壁がなくなるようでとても嬉しいです。
次回はどのような作家さん、俳優さん、そして作品に出会えるのかを楽しみにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。