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涼宮ハルヒ(CV.平野綾)「God knows...」

今日の曲は、涼宮ハルヒ(CV.平野綾)の「God knows...」。

作詞は畑亜貴。作曲・編曲は神前暁。

「God knows…」は、『涼宮ハルヒの憂鬱』第12話「ライブアライブ」において、涼宮ハルヒが劇中にて実際に歌うという形で「Lost my music」とともに使用された。劇中では本来文化祭である北高祭で歌うはずだったENOZのボーカルとギタリストが怪我・病気で出演できなくなったためハルヒが代わりに歌っているという設定であり、劇中ではハルヒのソロだが、CDではコーラスが入っている。第12話の放送前に本アルバムの宣伝をしてしまうと第12話の内容が視聴者にわかってしまうことから、「God knows…」は第12話の放送まで一切情報を出さないという方針がとられており、本アルバム発売までは「恋のミクル伝説」を中心にした宣伝が行われた。

「ライブアライブ」放送直後にこのCDが発売された結果、オリコンなどのチャートで上位になるきっかけとなった。「ライブアライブ」の脚本を務めた山本寛は、作曲家の神前暁に「当時人気だったZONEの楽曲風にしてほしい」という発注を出した。後に黄金タッグと言われる畑亜貴×神前暁コンビはこの曲で結成された。正統派ガールズ・ロック曲で、ZONEっぽい曲というオーダーを無視して自分が思うJ-POP、J-ROCKを作ったとのことで、アニメで流れたときには度肝を抜かれた視聴者さんも多かった。

それから、西川進(ギター)、種子田健(ベース)、小田原豊(ドラムス)がその曲を演奏している様子を撮影し、さらにその映像のキャプチャ画像をプリントしたものを上からなぞり、ロトスコープによる演奏シーンが完成した。また、ハルヒの表情がアップになるシーンは平野が歌う映像を基に作られた。

西川はリットーミュージックとのインタビューの中で、「レコーディング時アニメの劇中歌であることを伝えられ、『超絶テクニックを持った女子高校生のように演奏してほしい』という指示を受け、考えた末に『ちょっと隙のある完璧じゃない感じが良い』と思って演奏した。」と振り返っている。

YouTubeにアップロードされた「God knows…」の演奏シーン視聴回数は1億回を超えている。その動画からさらにアニメを知る人も続出している。この現象は、角川グループがYouTube上に公式ページ「角川アニメチャンネル」を開設するきっかけにもなった。西川は当時の反響について「撮影から1 - 2年くらい後になって、ドラムの小田原豊さんから『ずっと前に収録した曲がすごい売れているらしい』と聞いて驚いた」とリットーミュージックとのインタビューの中で振り返っている。

fhánaのリーダーである佐藤純一は、文化祭の場面について「物語の中で感動する場面であると同時に、演奏シーン単体だけでも人目を惹く」とCINRA.NETとのインタビューの中で述べ、「『涼宮ハルヒの憂鬱』のもつそれぞれの要素が融合することにより大きな相乗効果を引き出した」とヒットの理由について推測している。

同じくfhánaのボーカルであるtowanaは、前述のインタビューの中で特に印象に残っている曲として「God knows…」を挙げており、「放送当時はこのアニメのすごさはよくわからなかったが、文化祭のシーンは何度も見た」と述べている。

2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において編曲賞(2000年 - 2009年)に選出された。

カラオケで歌うのに1番丁度いい曲。アニメも最高!!

今日の写真は青春の1ページ。

エモすぎて泣く😭

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